オスロ警察殺人捜査課特別班 フクロウの囁き

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 153
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (603ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799324530

感想・レビュー・書評

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  • 前作同様、ブクログから頂いた本。
    前作の「I'm traveling alone」もなかなか衝撃的だったけど
    こちらもなかなか衝撃的。
    ラストまで本当に分からん、なんも分からんからこその
    忍び寄る影が怖い
    あとやっぱり舞台が欧州(ノルウェー)なので暗い雰囲気
    サスペンスが過ぎる!
    次作は買おうと思う。

  • 読みやすく、内容も面白かった。どんどん引き込まれるように読み進めた。ただ最後の終わり方が、えっ?えっ?えっ?という感じで、展開スピードについていけなかった。あっけなかった感じ。
    他の作品も是非読んでみたい

  •  コミックや劇画ばりの面白さ。でも、あまり面白すぎるストーリーは、かえって逆効果を招くことがある。偶然性に頼り過ぎることで、必然性が薄くなることだってある。面白くしようと工夫を凝らせば凝らすほど、実は物語はあり得ない方向へ向かい、可能性の薄い道筋を辿り始め、やがて真実味や現実性から逃げてゆく。

     面白さと、作品の現実的重さとは、互いに牽制し合うものだと思う。そのバランスを危ういところで取りながら、サムエル・ビョルクは、シリーズを進めてゆかねばならない。面白くなくては読まれない。面白過ぎると現実味が薄れるので、これまた与太話扱いされ読まれない。しかし今のところ、本書はオランダの書評サイトで最優秀スリラー賞受賞や自国ノルウェイ国内でも書店対象ノミネートなど、社会的評価を受けている。際どいところで踏みとどまりつつ、なおかつ面白いという分岐点でバランスを取っているのだ。

     本書は前作で派手な花火を打ち上げた警察シリーズ第二弾。前作を継承して、奇妙な死体を用意したセンセーショナルな殺人事件。前作よりも数歩踏み込んできた感のある刑事たちそれぞれに課せられた現時点のサブストーリー。新人が入隊し、レギュラーが去ってゆく気配を見せたり、シリーズならではのロングスパンでの物語の方もおそろかにせず、またもや凝りに凝ったプロットと、独特のハイ・テンポ感で、前作を凌ぐタイトさを見せつつ事件は疾走し、個性的なキャラクター群像も見せてくる。

     思わせぶりな人物や、奇妙な自白など、ミスリードの仕掛けが多く、生真面目な読者にはこの辺りはまた批判の礫にさらされそうだ。同時に伏線も多く用意され、謎解きの魅力や、自殺願望の癒えないヒロイン、ミアのスリリングな日常生活に変化球が投げられつつあるのを感じる。

     そして前作で孫娘が狙われたムンクは、またも家族の一員を試練に巻き込む運命に翻弄されるが、チーム力で救い合うストーリーの流れはいささかも緩まず、誰もが独りで生きているのではない、誰もが誰かに救済され、そして救済し続けている、という社会のポイントを抑えているゆえに、陰惨な事件や病的な憎悪に対比される友情や家族愛もまたフューチャーされるのだ。

     本書は、気になるラストシーンで締め括られる。次作への助走路が用意され、シリーズとしての期待感も抱かさせる。意味深なエンディングだ。

  • サムエル・ビョルク『オスロ警察殺人捜査課特別班 フクロウの囁き』ディスカヴァー文庫。

    第2作も600ページのボリュームながら、最後まで退屈することなく、非常に面白い。奇怪な事件とそれを捜査する個性的なオスロ警察殺人課特別班の面々。

    前作に描かれた連続誘拐殺人事件から半年、女性捜査官ミア・クリューゲルは再び休職し、アルコールとドラックにまみれた苦悩の日々を過ごしていた。そして、新たに発生した奇怪な殺人事件……ミアは復帰し、ムンクと共に奇怪な殺人事件の深淵に足を踏み入れる。

    本国ではシリーズ第3作まで上梓されているようだ。

    本体価格1,500円
    ★★★★★

  • 中々に辛い結末。

  • うーん… とても楽しみに読み始めたのだけれど、精神が崩壊したカルト的な犯人だったり、最終的に近親者がターゲットになったりと、前作と少し似すぎている気がした。そして、一番気になったのは、警察官としての彼らの仕事の詰めの甘さというか緩さ。「そこ手がかりなんじゃないの?」というところを詰めていかなかったり、「なんでまた危険かもしれない場所に一人でノコノコ行っちゃうの?しかもどこに行くとも誰にも言わないで?」というスタンドプレーだったり、電話は基本何回もかけ続けないとお互い繋がらないし、みんながバラバラに好き勝手に、偶然と勘で動いている。緻密に一つ一つの手がかりを潰して犯人にたどりついていく知的カタルシスみたいなものはあまり感じられなかった。読んでいて、普段ヨーロッパの人と仕事をしていて感じる、表面的にはやってる風・出来る風だけど、実は全然できてないよね!という苛立ちを感じてしまった。

  • オスロ警察殺人捜査課特別班第二弾。

    ミア刑事、いや暫定刑事かな?はいまだに本調子ではない様子。
    飾られたような少女の死体が発見される。
    しかも少女には酷い扱いを受けたような跡が。

    特別班の中でもいろいろ問題が。
    カリーは賭博に金をつぎ込み、酒浸りになりかけ、
    キムは結婚して田舎へ異動、
    ガーブリエルは昔の友達が接触してきて疑われることに。

    前作に引き続きムンク班長の家族が巻き込まれるが、
    ちょっと娘のミリアムは軽率だったとはいえ可哀想。

    何に、とははっきり言えないけど、ちょっと期待外れだった。

  • ミアの鋭い勘を期待して読んでたけどいまいち鈍くてすっきりしない。最後になってやっと一番真相に近づく。
    もっと謎を解いていってほしかったな。
    ジギーらの他の活動家は二人が居なくなって騒がないの?
    犯人は大掛かりな装置どうやって作ったの?その捜査は?
    触れられてない点がちょこちょこあってうーん。

    文章は区切りも多く読みやすかった。

    • ことぶきジローさん
      フォローありがとうございます。hitoさんの本棚を拝見したところ、自分の興味とかぶる本が多く、嬉しく思いました。
      フォローありがとうございます。hitoさんの本棚を拝見したところ、自分の興味とかぶる本が多く、嬉しく思いました。
      2020/08/27
    • hitoさん
      いいねありがとうございます。
      いいねありがとうございます。
      2020/08/27
  • 一作目の「アイムトラベリング・アローン」の後に起こった事件。
    登場人物にまだ、思い入れがあったから読めたが、前作ほどの興奮が感じられない。

  • 面白かった。が、班のみんなの(特にミアとムンクの)個人的な鬱々感が少し邪魔かなー。また、標的が家族に向くのも今回で最後にして欲しい。最後はずるい気が・・

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