内向的な人のための スタンフォード流 ピンポイント人脈術 (ハフポストブックス)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.46
  • (4)
  • (10)
  • (8)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 248
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799324585

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 流行のMBTIで言う内向型の話ではなく,日本語としてのいわゆる「内向的な人」に向けた人脈本。人脈モンスターを目指す旧来の人脈術に馴染めない著者ならではの人脈術。スタンフォード流と付けたことが良かったのかどうかは不明。

    人脈術
    ①まずは7人の「好きな人」を見つける
    ②「うん,でもね」「そうは言っても」を口にする人は相手にしない
    ③名刺交換せずに会話をはじめる
    ④自分だけの「ビジネスコーチ」をつける
    ⑤抽象的な話で会話と思考の幅を広げる
    ⑥「紙とペン」を使って引きつける
    ⑦不良が活躍する時代,「小さな変革者」を探す

    苦手な人に対して「無関心でいる勇気」をもって接する
    =「電車の駅の自動改札」だと思う。

    好きかどうかはサンドイッチの具を選ぶ直感で決める

    Cf. 楠木健『「好き嫌い」と経営』

    スモールトークのコツ
    ①仕事や研究テーマについて
     ・何に最も情熱を傾けているか
    ②食べ物について
     ・お気に入りの店,看板メニュー,特徴
    ③自分が相手に聞きたいこと
     ・少なくとも3つ以上
     ・「子どもの悩み」は鉄板
    A41枚に英語でまとめておく

    ホワイトハウスの悩みとカフェの悩み
    ホワイトハウスの悩みはホワイトハウスに入ってから考える。カフェの悩みは友人とカフェで解決する。

    具体的なことは多様性を損なう

    破壊願望

    地図よりもコンパス

    越境者

    熱量

    キラークエスチョン
    ・AIであなたの仕事や人生はどう変わるか?
    ・最近,1万円を何に使ったか?

    自分を好きになってもらう3つの方法
    ①キラークエスチョンを自分に向ける
    ②発信し続ける
    ③アルコールに頼らない

    「人脈爆発期」をつくる

    「どうしてもつながってしまう」

    分断にすらならない個人や小さなグループが無数にあるような社会。
    分断ではなくアトム化とでも呼ぶか?

    勉強ができる人は「文字」,不良は「会話」で戦っている。

  •  SNSの時代、組織対組織より、個人対個人のつながりが、ますます増えてきて、リーダーシップやマネジメントのあり方も変わってくるだろう。
     こういうときこそ、「人脈モンスター」より、自分の内面と向き合える「内向的」人間が、「ピンポイント人脈」を活かしていけると、著者は言う。
     そのためには、役職に左右されない「自分の強み」を確立していくことが大切だと思った。

  • 竹下さんのワーディングセンスの良さは神。
    内向的=消極的という概念を覆す一冊。



  • 終始「どこが内向的やねん!」というツッコミが止まらない一冊でした。経歴から経験までキラッキラでシャイ&根暗が真似するには致死量レベルのダメージを受けなければならないなーと。

    そこで思ったのがこの『内向的』という言葉。

    どうやら人によって解釈が違うように思います。都合よく解釈されて、一人歩きしているというか…

    また内向性に関する著書で有名なスーザン・ケインさんの本でもエビデンスに乏しく、

    『内向的な性格と外交的な性格』の二項対立で考えることの危うさや弊害も意識しておかないといけないな、というキッカケにはなりました。

  • NoでもYesでも意見は出る。Yes, butが最悪。
    抽象的な議論が多様性を呼ぶ。
    キラークエスチョン 一万円、あなたの仕事はAIでどうなる

  • 内向的な人のためのスタンフォード流 ピンポイント人脈術
    著:竹下隆一郎

    時代は大きく変化し、「人脈モンスター」になるよりも、大事な少人数の個人と、熱量がある「深い関係」を結んでいた方が、仕事も生活も楽しめて、結果を出せる時代になった。

    人づき合いが苦手でも良い。誰ともつながれるSNSが広まったからといって、みんなとつながらなくてもいい。「人脈」という、得体のしれないものをおいかけるよりも、自分の内面とじっくり向き合ったほうがいい。限られた好きな人たちとピンポイントで付き合っていくだけで、うまくいくと確信している。

    本書の構成は以下の4章から成る。
    ①内向的な人が活躍できる「ピンポイント人脈」の時代
    ②内向的な人のためのスタンフォード流7つの人脈術
    ③ピンポイント人脈がもたらす3つのメリット
    ④ピンポイント人脈でチームをつくる3ステップ

    答えを得るよりも自分が気づいていなかった視点から新たな課題を浮き彫りにしてくれた一冊。軽快な読ませる文章とそれだけはない読みやすいものの心の奥を揺さぶる組み立て。

    人に何かを押し付けるのではなく、気づかせてくれるきっかけを与えてくれている一冊。内省を重ねながら到達した境地の片鱗を触れされていただいた。

    タイトルは偏りがありそうなテーマではあるものの絶妙に今の時代・今後の時代の変化を捉えた、バランスを意識して書かれており、ためになるターゲットも幅広くなっている。

    人脈+未来への自己成長
    を考えさせてくれた。

  • 32冊目(3-7)

  • 1回でOK

  • 内向的人間の人間関係における強み、ピンポイントな人脈構築のメリットについて多く書かれてあり、よく分かった。具体的方法に関する記載が期待より少なく、物足りなかった。また、実生活に取り入れやすい内容とも思えなかった。

  • ピンポイント人脈術とは、自分が好きな人とだけ深く熱くつながればいい、という考え方。そのために自分自身の様々な感情と向き合うことが大事。何が好きで何が嫌いなのかを考え、自分の"好き"に敏感になって、その感情が重なる相手と付き合っていくという、とても前向きで楽しい発想だと思いました。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

竹下 隆一郎(たけした・りゅういちろう) 1979年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2002年に朝日新聞社に入社。民間企業や経済官庁を取材する経済部記者、デジタルメディアの新規事業を担う「メディアラボ」を経て、2014~15年にスタンフォード大学客員研究員。朝日新聞社を退職し、2016年からハフィントンポスト日本版編集長。21年にハフポストを退職し、東洋経済オンラインやNewsPicksの編集長を務めた佐々木紀彦氏らとともに経済コンテンツサービス(2021年中に開設予定)の創業メンバーに。世界経済フォーラム(ダボス会議)・メディアリーダー、ネット空間における倫理研究会委員、TBS系『サンデーモーニング』コメンテーター。

「2021年 『SDGsがひらくビジネス新時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹下隆一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×