AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2021年8月20日発売)


- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784799327760
感想・レビュー・書評
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3.9
読みやすく、ポイントが太字になっているし、難しい表現を使わずに伝えようとしてくれているので、サラサラと読めて頭に入ってきたように感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
具体例も多く、すぐに取り入れられるものが多いのが印象的でした。
アンサーは目次にも書いているので目次読みはありかも。 -
真新しいものは少なかったが、意外とやってしまうことがあるので、良い振り返りになった。
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リーダーとしての心構えについて書かれた本。
AI分析で分かったことというものの、
そんなに真新しい視点は少なかったとは思う。
正直なところ、
上に上がれば上がるほど、何が正しいとかは
分からないまま進めていきつつメンバーにも動機づけ
する必要が出てくるので、如何に致命傷を負わないか?
が大切になってくるというのは普通のこととは思う。
要するにリスク回避のためにどれから策を打っているか
に尽きるし、これが出来ないとリーダーとしては
まだまだかなあとは思う。
【勉強になったこと】
・会議では参加者の役割まで決めたほうが効果的。
・とにかくやらない決断をする、受けない決断をする
ことのほうが大切。
・失敗例をもとに発生原因を追求し、同じミスを
起こさないように失敗確率を下げること。
成功例を真似しても、前提条件が色々異なるため、
参考にはなっても、ほぼほぼ適用出来ない。
・1週間の稼働のうち、43%の時間が社内会議に
費やされており、そのうちの60%が情報共有会。
→私もただの定例会は意味が無いと思います。
・成果を出すメンバーの弱みを理解して、
弱み部分を他のメンバーで補完していくような
タスク割を心掛けるほうがチームワークも上がる。
そのためにも、得意領域だけでなく苦手領域も
把握することがリーダーにとっては大切。
・ペイオフマトリクス
実現可能性とインパクトで整理するマトリクス。
整理することで、
実現可能性もインパクトも低いモノを撤廃
実現可能性は高いがインパクトの低いものを止める
といった決断が出来るようになる。
・1on1ミーティングでは小さな実験を提案し、
かつ実践したかどうか?実践した結果、どんな
感情を持ったか?を聞くことが大事。
その結果、「意外とよかった」と回答が来れば、
意識が変わったサインと見て良い。 -
『感想』
〇まずリーダーって、立場にふんぞり返っていてはいけない。できるから(それは仕事の能力だけでなく、人間性もあるから)その立場にあると部下に感じてもらわなければいけない。そうでなければ、チームとしてのまとまりとか実行力とかが高くならない。
〇リーダーはやることを決めてトップダウンで指示を出し、それができたかだけを検証する立場ではない。チームをまとめることが第一で、やる概要を達成するための詳細をチームの中で練ることができる環境を整備したい。
〇会議というのはチームで情報共有のみならず、感情共有まで行う場。それができていればよい決定や結果が生まれてきて、それをさらに上へその情熱を載せて伝えることがリーダーの役目。
〇会議をつまらない場、時間の無駄だと参加者に思わせちゃいけない。もちろん辛い決定だってある。でもそこに参加者の意見が入った上での決定だと分かれば納得もできるし、結果を出すための行動に気持ちを切り替えることもできる。そこまでもっていくのがリーダーの力量だ。
〇決定事項に沿った行動をしてもらうためにも、このリーダーのためにならやってみるかと思ってもらえるようになりたい。納得があれば、それが仕事を楽しむことにもつながっていく。
〇人は変化を嫌う。でも変化する行動をしないと新しいものは生まれない。そこには苦労がつきものだが、頼れるリーダーを含む仲間がいれば、楽しくできる。もし失敗しても、それを教訓として自分の成長に変えることができる。
〇うがった見方をすれば、結論を実証するために調査をしているようにも感じる。でもその意見はその通りだと感じる。
『フレーズ』
・そもそも、リーダーはメンバーより偉いわけではありません。階層が上とか下とかいう問題ではなく、役割と責任範囲が異なるだけです。(p.56)
・チーム全体で成果を出し続けるためには、心理的要因も重要であることを5%リーダーは理解しています。(略)感情共有とは、相手の感情に寄り添うことです。(略)そうした本人の感情に寄り添いながら、問題発生のメカニズムを一緒に考えていこうとしました。そうすることで、不平不満・愚痴が論理思考へと転化し、ネガティブなサイクルから抜け出そうとしていたのです。(p.66)
・リーダーのコミュニケーションの特徴を端的に表現すると、「伝える」ではなく、「伝わる」を目指している、です。(略)話を聞いてくれたかどうかではなく、中身を理解して行動してくれたかどうかが成功指標となっているのです。(p.122)
・一般的な管理職に1on1ミーティングの目的を聞くと、「コミュニケーションをとるため」という回答が最も多く、「関係をよくするため」という回答が第2位でした。一方5%リーダーは、「相手の行動を促すため」という回答が最多でした。(p.171)
・リーダーが行っていた「1on1における5ルール」(p.210)
①自分が話すのではなく、メンバーに7割話させてしっかり聴く
②「なぜ?」の連続質問は禁止に
③間違いや失敗を指摘するのではなく、その発生原因を一緒に考える
④一緒に内省し、自分も行動実験を行う
⑤行動実験後は、一緒に内省する
・会議こそチームのエネルギー源、会議こそ一体感の醸成の場。(p.228)
・会議でドライな情報共有からホットな感情共有までできるようになると、会議自体の雰囲気は大きく変わりました。(p.229)
・行動なくして変化なし、変化なくして幸福なし。(p.253) -
何点か刺激受けた部分と考えたことを以下に。
・効率思考で社内外のステークホルダー(抑えとくべきツボ)との関係強化を
→なるほど。デキる人間で廻してしまうのが効率がいいのはごもっとも。
262の法則が言われるように、人によって仕事に取り組む温度差があるのは当然のこと。
特に多様性が叫ばれるイマにあっては、それを強く感じざるをえない…
下のレベルが追いつくのを待っていては、変化の早いイマにあっては遅過ぎるのである。
デキるものが引っ張り上げる気概がないとダメなのだろう。
・会議の種別で「アイデア出し」と「意思決定」を明確に分けること
→なるほど、やばい。
我ながら結論を急ぎ過ぎることがあると反省。
目的があやふやな会議ほど、生産性が低いものはないし、意思決定を急ぐと跳ねたアイデアも出ない。
以降、気をつけよう。 -
働き方改革支援を行なうクロスリバー社が、クライアント企業で特に優秀な「トップ5%リーダー」を様々な方法で分析し、明らかになった彼らに共通する行動と考え方が述べられています。
「感情」を共有したり異質を歓迎するなど心に余裕があったり、積極的に出会いの場を増やしチャンスを引き寄せにいくなど前向きな人が多いのだと思いました。積極的に実践していきたいです。 -
SE11年目
フラットな関係作り、メンバーへ裁量を与えるは意識的に行えていたご、こまかいところで試してみようと思う内容も多々あり勉強になった。
自分的な要点
①メンバーに自由と責任を与える
②相手が話し終わった後一拍おく
③失敗確率を下げる方が成功に近づく
著者プロフィール
越川慎司の作品






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