欲しがる唇 (ビーボーイスラッシュノベルズ) (B-BOY SLASH NOVELS)
- リブレ (2011年9月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799710074
感想・レビュー・書評
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大学受験を控える甥っ子と、塾講師を務める叔父のお話し。
甥っ子は18→19歳ですが、言動が大人っぽくてとてもそうは見えない…と思いきや、両思いになってからはたまに年相応なところがあるかな?
あらすじからシリアスでエロエロなイメージだったんですが、思ったよりサクサク進んでしまったので、受の過去の相手とか、さらに塾に追い掛けてきた子とか、攻も巻き込んでもうちょいドロドロしても良かったかなぁ〜?
とはいえラストの剃毛からの鏡プレイはエロかった^^
そしてその数日後の描写もね。
綺麗な終わり方でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ここでの評価は低いようですが、私は好きな作品でした。
好きな人に告白しようと思ったら、まさかの姉との結婚にへこんだ誠。その先で出会った海渡。
そして海渡の不器用な愛情と、執念に萌えました。
かわいかったし、脇役の外岡と副島も好きでした。
この後、彼らが出会って何かあったら面白い。ないでしょうけど(笑)。 -
雑誌掲載時にも感想書きましたが、書下ろしもついていたので購入して再読しました。
脅迫されて体を奪われて、という好物な王道モノです。
年下攻。塾講師の誠は10も年下の18才の甥に秘密を暴かれ、無理矢理体まで奪われてしまいます。甥と言っても血の繋がりはないので禁忌感は薄く、どちらかと言うとそんな若造にいいように体を弄ばれてしまう誠の心の揺れやオトナの男としての矜持がどうなるのか見極めたくなるストーリーです。
年下の海渡の方がガタイがよくてリードするだけのテクもあって、そんな相手に喘がされて快楽を感じてしまい、誠は屈辱感を味わいます。でも、体から始まった関係なのに誠はだんだん海渡に情を感じてしまうようになるのです…
海渡の強気で傲慢な態度とか、Sな言葉責めに煽られます。憎んでるんじゃなくて愛しているというのが丸わかりなところがかわいい。
やっぱり18らしく幼いところや甘えん坊なところも見えてくすぐられます。
全体的にくせがなくて、二人の心情の移り変わりも納得して読み進められます。
書き下ろしは誠の昔の男が登場。追いかけてきた高校生も絡んでハラハラさせる展開です。当然、海渡の嫉妬と怒りもハンパなく誠はお仕置きを受けるハメに!剃毛萌え。エロかった…
小山田あみセンセの大胆なエロさ炸裂のイラストにも萌え。キスのイラストが何度見てもいいです。 -
甥×叔父。
姉のダンナに結婚前から惚れていた誠。
しかし自分の想いが届かないと悟ったとき、全てを見透かしていたような海渡。
18歳になった海渡と同居することになった塾講師となった誠。
しかし、やってきた当日に自分の気持ちを暴かれ、黙っていて欲しかったら言うことを聞けと脅され犯されて・・・。
ま、王道ストーリーです。誠は海渡が自分を気持ち悪いとか赦せないと思ってるわけですが、海渡は自分を見て欲しくてやっちゃうって言うね・・・。
でもまー、読みやすくてそこそこでしょうかね。 -
叔父と甥っ子物です。BBNさんのツイートを読んでいてそのままずるずると購入しましたが、いい作品でした。
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攻め:矢作海渡
受け:永瀬誠
塾講師をしている誠は姉が再婚して甥になった海渡を受験の為に自宅に預かることになり、翌日からに備えて最後の男遊びに二丁目に来ていた。
誠は姉と結婚してしまった義理の兄・邦彦に恋していたが姉と結婚したことでその思いは出すことなく今に至っていた。そんな好きな相手の息子と同居することに戸惑いもあるが、ラブアフェアを海渡に見られた事で脅され肉体関係を強要されて…。
まあ、いわゆる身体から入るパターンの典型です。嫌なんだけどどんどん身体が開発されて溺れていく。海渡が嫌なヤツならいいのに二度目からは抱き方も優しくなるし、普段は共同生活自体新鮮だし。で、気持ちが傾いていく。
前半は雑誌へ掲載されたものなのでノベルズの半分で話を終えなきゃいけない関係で畳みかけるように終盤に持っていかれた。誠が海渡を好きと認識して伝えるまでが早い。
そういえば、最初に海渡はなぜ誠の居るバーに来たのかな?そういう細かいところも書いていないのが不満と言えば不満だけど、しょせんリブレのBLだから(笑)
書き下ろしはラブラブな二人に誠の昔の男登場。だけど性格が悪くて当て馬にはならず。
剃毛プレイで頑張ってました(笑) -
あーBLですね。べたな王道。甘いけど砂吐く程突き抜けてるわけでもなく、微妙にほんのちょい現実寄りな感じのライトでした。本編はそこそこ楽しみました。王道は安心して読めるからいいですね。攻が受を好きってあからさまだしね!判ってないのは受だけっていう。あからさまだからこそ強引でも脅迫でもあんまり不快感がないんだろうなーと思います。この手の話って。攻の気持ちが、どうせ好きなんでしょ?とは思っても判りにくかったら多分読んでて楽しくないんだと思う。
脅迫されて雪崩れ込んで、初回からすぐ受け入れちゃったのが、あーまたかーて残念に思ったら心理的にはまだそんなに受け入れてなかったのでぎり良かったです。あそこですぐ無理矢理なのに気持ちいいとかだったら多分げんなりしてたと思います。まぁ近いものはあったけど。生理反応だよね、今まで他の人としてきた処理と変わんないじゃんってのだったのでまだ。
結局はお決まりの情に絆されて的な話でした。この手のはどれも、あ、好きなんだって自覚する部分が物足りないというかあんまり納得いかないというか、目新しさもなく。テンプレで済まされてしまう感じ。結局絆されたのねってのしかないよね。まぁ他にないけどさ!なんかもうちょい欲しいなと思います。そんでダメだ許されない、からそれよりも好きな気持ちのが大事、への気持ちの変化が雑すぎて、えぇぇってなった。こんな数行で済ますなら初めから許されないて描写要らなかったんじゃ。数行内で許されないて出てきて消えていきました。その数行要らない(笑)これは続編でも出てくるけど義理の叔父甥だし許されない感がいまいちなくて、なにが?ていう。まぁ19で未成年だからダメだけど。でも切迫感とか悲壮感とか全く出てこない状態でそれ出されてもなぁと。成人するまで禁止とかの描写があるならまだしも。そのファクター要らないんじゃないかなと思いました。
続編、どうでもいいいきなり出てきた脇役の恋愛模様出されてほんとどうでもよかったです。その分攻出してくれ。しかも普通に感じ悪い人間だったし。相手の事を思って拒否してるって描写貫けば良かったのにただの自己中にする必要がどこにあったのやら。読後感が悪くなっただけなんですけど…。なんだかなぁ。あと受が普通に大人げなくていくつだよって思いました。ちゃんと聞く耳持った頭の良い子なんだからきちんと考え述べて話し合えばいいのに、勝手に勘違いして逆上したり。それを躱し、なだめる19歳。どっちが年上だよ(笑)!なんだか攻が不憫でした。
それにしても小山田さん。当たる度言ってるけどどうしてこうなっちゃったんだろうなぁ…。一時期よりはいっちゃった目じゃなくなったので元に戻ったけど。もっさりもさいごつい。綺麗な絵だっただけに残念です。最後の絵とかかなりぷにってました。