男の花道―Don’t Worry Mamaシリーズ (ビーボーイノベルズ) (B-BOY NOVELS Don’t Worry Mamaシリーズ)

著者 :
  • リブレ
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本棚登録 : 299
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799710623

感想・レビュー・書評

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  • 楽し~!お笑い系。
    面白かった。

  • いつもよりも文章が読みにくいなぁなんでだろうと思ったら一話は同人誌時代のものだったんですね。納得。でもそんなちょっとした部分なんて気にならないほど面白かったです。普段は手に取らないような設定や登場人物の話でも夢中になれるBL本はやっぱり木原さんのぐらいかも。

  • オネエ攻めは初めて読みましたが、全然違和感なく、するする読めました。痛くない木原さんやっぱり大好きです。切ないけれど、やっぱりどこかおかしくて面白かったー。この二人には今後もどろどろに甘く幸せに暮らして欲しいなぁ。

  • 本人たち真剣だけど、シリアスでもあるけど、基本ギャグで軽く読みやすくておもしろかったです。
    このシリーズは「好きすぎて胸が苦しい!死んじゃう!」はあっても、「絶望で心停止しそう。むしろ殺して欲しい」ってのはないので安心して読める作品です。

  • ワロタ、笑った。いーぞ友晴!

  • このシリーズはギャグ路線だと思っていたので、まさかの切なさに涙腺崩壊・・・友晴が松尾を大切に大切に思って空回ってしまうのも、つまり「愛は恥ずかしい。愛はみっともない」という事なんだろうなと思った。

  • Don't Worry Mamaスピンオフ第2弾。
    オネエのゲイ友晴×粘着質オタク松尾。
    このシリーズはホント毎回笑わせてくれますw
    シリーズ当初からイイ脇役だったノンケに恋する乙女なバリタチのオネエ友晴が可笑しくも愛おしいww
    逃亡でマタギで…ってどんだけですか⁉木原先生ww
    今作はエロもありだけどコメディ色が強かったかな?

  • Don't worry mamaシリーズが大好きなので、シリーズの主要キャラ総出なのが嬉しかったです。とくに、ちょくちょく出てくる『脱がない男』で主役だった甲斐谷の空気の読めなさがおもしろくてかわいいです。

    本編も2も面白かったですが、きちんとした友晴と松尾の初夜が書かれるExtraは、初々しい2人が可愛くて萌えるのに会話がおかしくて噴き出してしまいました。あの会話は笑うしない。
    木原先生の書くシリアスも大好きだけどコメディはもっと好きなので、笑ったり萌えたりとても楽しめました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ゲイバーのマスター友晴は男らしい見かけと違いバリバリなオカマ口調の男。
    ひょんなことから万引き犯に間違われたオタク男・松尾の潔白を証明してやった。
    漢らしく啖呵をきって助けてくれた友晴に松尾は感動して、
    自分も男らしく変えてくれと懇願してくる。
    あまりの熱心さに友晴は絆されてオネエな口調を隠し、松尾に付き合うが…。
    BL界の話題をさらった、あのシリーズが帰ってきた。ついに最新刊登場。

    このあらすじの様な展開に間違いありません!!(笑)

    高身長・細マッチョ・お顔も整ってるが
    オネエ系ゲイでバリタチのゲイバーのマスター友晴と
    パッと見、ホワイトアスパラガスでロリの巨乳好き!!
    フィギュア大好きのオタクオーラダダ漏れの会社員、松尾。
    まったく接点のない二人なんだけど…

    結婚式の帰りに寄った本屋で万引きの濡れ衣を着せられ
    泣いているオタクを助けた友晴
    オタクの松尾の目にはその友晴が
    昔見たアニメのヒーローの様にキラキラとカッコ良く見えた(〃∇〃v)

    今までのダメダメな自分を変えたい!!とその時強く思った松尾は
    その後、友晴と連絡を取り、純粋に『兄貴になって下さい!!』と(*0*;)☆
    ただしこの兄貴発言は自分の師匠になって下さいの意味(笑)

    それから、このダメダメオタクちゃんと
    お友達として人生の先輩として付き合いが始まる…が!!
    松尾はいかにもオタクなんだけど友晴がノリノリで改造計画を立て
    垢抜けていくんだよね(〃艸〃)ムフッ
    ノンケの男には惚れない!!って言ってた友晴も
    純粋に慕ってくれる松尾に
    あぁ〜いけない!!相手はノンケの男の子と身悶えるんだけど(笑)


    そう簡単にはくっつかないよ!(¬w¬*)ウププ

  • 萌えと笑いのツボを一挙に突かれまくり!まれに見るBLの傑作(怪作?)です。
    オネエ攻という友晴のキャラにやられます。見かけとのギャップ感ある乙女な語り口&行き届いた心遣い。でも、バリタチだったりするところがモロ好み。
    万引きの冤罪を晴らし助けてあげた超ダサくてオタクな松尾に懐かれて、彼のためにゲイである事を隠し友情を育むことになるのですが。

    オネエなゲイとキモオタという組み合わせが面白いし、それがいかにもな感じで描かれていて、よく観察しているなと思うと同時に二人をとても身近な存在に感じることができます。友晴の思いやりあふれる優しさや、女子より気が利いてデリケートなところなどは頷けるものがあるし、おとなしそうな松尾が実はしつこくて裕一が辟易するあたりも本当にリアル。

    ゲイバーをそつなく切り盛りして、酸いも甘いも噛み分けたような友晴が、松尾への恋心をどうする事もできなくて悶々としている場面では切なくさせられたり。いざとなれば男らしさで乗り切るのに、心がどうしようもなく乙女なところにキュンキュンさせられます。
    挙句の果てに逃亡してマタギって展開には大爆笑!木原センセのその発想がすごすぎます。

    笑えるコメディ仕立てなのですが、決してゲイやオタクをバカにした話ではなく、情に訴えてくるものがあるのがちゃんとあるのがいい。読むうちに友晴のことがより一層好きになるし、松尾との仲も応援したくなってしまうのです。
    恋に真剣なあまり、やることなすことかっこ悪く滑稽に見えてしまったりするのが、とても純粋に感じられて愛しく思えるんですよね。
    笑えるんだけどホロリとさせられたりもして、二人を通して恋愛の真髄というものにしっかり向き合わされた気がします。

    それにしてもオネエ言葉で描かれた友晴の心情が真に迫っていてスゴイですよね…男らしいイラストとのギャップ感が素晴らしいです。白目むいてる挿絵にも噴いた。「ステーキとささみ」フレーズも「理想はマッチョの囲み髭」も忘れられない…
    Don't Worry mamaシリーズ のcpが登場するのもうれしいです。シリーズ作品読んでいなくても大丈夫ですが、読んでると面白さ倍増だと思います。特に裕一は受難ばかりだったけどすごく笑わせてもらいました。

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著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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