- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799710777
感想・レビュー・書評
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じれったい。
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サガンの意固地な自虐癖のせいで、橘高から若者カプへと捩れが連動してしまい…こんな連動企画嫌だ~と思った新刊だった(笑)漫画の方で橘高に疑問を感じたのだけど大人カプサイドの事情を小説で読めたので彼の心情は補完できた。できたんだけど、でも、やっぱり、新しいステージに進むために英と…って部分は納得できないかな。ラストはサガンもやっと重い石から手を離す気になりそうで、少し展望が開ける予感があるようなないような。いや、そんなにすんなりいかないか。だって、サガンだもんな…。すごくモヤモヤしてるので早く続きが読みたい!
小説と漫画で時系列がこんがらがっちゃって、両方を手に照らし合わせて読んでみたんだけど、漫画の方が先に進んでるんですよね?橘高が英のアパートまで行くエピは小説はまだですよね?←自信がないwww -
アダルト組が本当に大人気なくて、後ろ向きで、どうしたいの?と突っ込みを入れたくなったけど、それでも読み応えあって面白さ抜群でした。
大人はやっぱり、しがらみやこだわりがありすぎて、どうも素直じゃありません。愛してる、なんてかゆいことストレートに言えなくなってるところはリアルです。
いいオトナなので、口に出して愛を語れないけど、それでも人を愛する気持ちが無くなることはないのです。
サガンの屈折した心理が切なかったです。誰も好きにならないと自分に罰を科しておきながら、その誓約を破ってしまうサガンです。
その恋心にはっきり気付いていながら、無理矢理封印しようと努力してしまうところが悲しい。
不器用ですね。素直じゃない。でも、そうしなくてはいけないと思い込んでいます。
さらに、何かとまずい対応をしている橘高。何というか大人気ないだけじゃなくて、めんどくさいオトコ。
愛とまともに向き合っていないし、限定サガンで不器用な対応。らしくないです。
そして軽井沢を境に、平行して進んでいた4人の人生が、ややこしく交錯するように。
何かと理由付けして本心から遠ざかっていくアダルト組に、歯がゆい思いをさせられました。
「クリスマスキャロルの頃には」では、学生時代の橘高と、サガンのめちゃくちゃ切ない話が読めます。胸が痛くなった。でも、橘高がカッコいいし、本編では殆ど皆無なHシーンがあって、すごく煽られました。 -
橘高とサガンの関係がまた拗れます。
サガンのペシミスティックさには脱帽。
幸せになりたいと思わないと幸せはやってこないのに。
英と淳平の仲も誤解によって上手くいかなくて。
みんな少しずつ釦を掛け違ってしまっている感じです。
サガンの昔の不倫相手の存在が気になります。
狡い男が全てを失ってヒモの様にサガンに纏わりつきます。
全体的にもどかしかった。
次巻で靄が晴れてくれればと☆