- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799711156
作品紹介・あらすじ
遊郭で人気の雅は、10年前、華族に引き取られた異父弟で、実業家の忍と再会する。そこで雅の贔屓客が実は忍の祖父だと知らされ、自分達を騙し引き離したことへの復讐を強要される。もう誰にも渡さないと、傲慢な忍に辱められ、翻弄される雅。実の兄弟なのに淫らな行為に耽るほど、燃え上がる甘美な背徳。蜜のような禁忌に犯され、妖しく開花する雅の躰は、心と裏腹に貪欲に忍の×××を求めてしまう!しかも禁断の妄執愛には、秘密があって…。
感想・レビュー・書評
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雅と忍の関係。そして中瀬の立場。すべてがドラマチックで読みごたえのある一冊でした。
忍の思惑と中瀬の雅への想いが凄く濃くてドキドキハラハラしておりました。
中瀬はいったいどう思って雅を見ていたのだろうか。凄く背徳的でそれを咎める人がいない状態の彼はどういう時を過ごしたのか。SSとかで読んでみたかったです。
ただ、椿はイイ奴だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★3.0。執着攻好きとしては弟の執着っぷりも変態チックなエロもダークな最後も非常ーに好みだったんですが、執着の理由も過程もわからないため萌え半減。生き別れた兄弟の執着愛なのに、離別前の二人の描写がほとんどないから、再会した途端兄を凌辱した弟の執着が唐突過ぎて話に入れませんでした。話の筋書や理屈もわかるようなわからないような、結局何がどうなってたんだっけ?という読後感。エロに萌えたので最後まで読めました。
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スラッシュノベルズらしい感じの1冊
雅と忍の入れ替わりのところがよくわからなかった・・・あの中津あらため北小路のところも。北小路(雅ラブ)はすべてを知っていたけど、雅がええーっとなるのは、本当の家族なのに・・・!というところなのか、すべて知っていて黙っていたなんて・・・!というところなのかどちらでもないの?
読み込み不足なのかしら・・・。大事なページを読み飛ばしたとか。
そのストーリーはおいといて、10年も働いていながらいまだに恥じらいを忘れない雅お兄ちゃんが可愛らしかったので、星4つ。
忍の腹黒さ加減は中途半端だったので、星なし。
最後の、閉じた世界風のまとめもなんだか余計な感じだったので、星マイナス1つ。
カタギの分際は面白かったのにな・・・と少し残念なお話でした。これが、sラッシュ風味なのかな!