loveholic~恋愛中毒~ (ビーボーイコミックス)

著者 :
  • リブレ出版
3.80
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本棚登録 : 114
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799711408

感想・レビュー・書評

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  • 広告代理店の営業マン×カメラマン。大人な雰囲気に似合わずタトゥーなぞ入ってる営業マンの切ない過去の短編も同時収録されております。意地っ張りなカメラマンが素直になってる甘いところを見たいのに朝チュンとか…!生殺しか!

  • 絵柄は確かに古いですが、面白かったです!すらすら読んじゃいました。
    ストーリーは馬の合わなかった二人が喧嘩しながら実は両想い(*^^*)みたいな、カッコいい攻×強気な可愛い受という王道ラブコメです。主人公を女の子にすれば、まんま月9でやれそうな感じ!?意地悪な同僚とか車のシートベルトを嵌めてもらってドキ!とかちょっと古い演出はありますが、今でもドラマでありますからね(^^;;
    特に派手な展開は無いのに読ませる力や萌えポイントをつくのがお上手だな〜と思いました。
    ちょっと志水ゆきさんの漫画を思わせるような…絵柄かな?

  • 2001年に刊行されたコミックスの新装版。なので、絵柄が最初のうちは古いですが、ストーリーは現在でもツボど真ん中なんですよね。不思議ですが、多分この話の持つテーマ(恋愛することでの痛み、相手を思いやるやさしさ、仕事とプライベートのジレンマ)の持つ普遍性のせいなんでしょうね。
    そのあたりの描き方がとても秀でている作家さんだと思います。

    大手広告代理店のやり手営業マンの松川と、関西弁の意地っ張り若手カメラマンの西岡。
    松川が包容力あるオトナの男でカッコいいし、西岡は冗談でごまかしちゃう照れ屋でかわいくて、二人のキャラがはっきりしていて魅力的です。
    仕事を介して、時にケンカしながら時に協力しながらいいものを作り上げていく二人の関係がステキなんですよね。うらやましいかんじ。
    松川は押しが強いし、仕事優先するタイプなのですが、西岡が絡むとかなーり私情が混じってることまちがいなし。西岡も自分の仕事に信念を持っているので、意見を曲げたりすることは大嫌いなのに、松川のためなら一肌脱いじゃうんですよね。そこらへんが微笑ましい。
    仕事を通して相手への信頼が深まっていく様子が丁寧に描かれていて、とても共感しました。

    いつも明るくて弱さを見せない西岡が、一人床に横たわって写真を見つめるシーンにはドキっとさせられます。
    何かがダダ漏れ…
    松川にしても、西岡にしても、ドタバタの中に突然ふわっと色香あふれる場面があって、不意討ち食らいます。
    あと、大ちゃんて呼んでるのも気安そうでいて、そこはかとなく愛を感じられていいですよね。
    久美ちゃんの存在感も自然で好感が持てます。

    そしてありがちかもしれないけど、そんな二人それぞれが抱える暗い過去が心に響きました。一昔前の匂いを確実に感じてしまうエピではありますが、やはりこれなくしては面白味がなくなるし、話がただの薄っぺらなロマコメになってしまう気がします。

    特に、「冷たい人」は松川の過去の恋が切なすぎて、ベタだとわかっていても泣けました。
    本当の恋に気付くには若すぎた松川です。周囲の全てに反抗してやさぐれていた彼をやさしく体で受けとめてくれていたのに、それに気付けなかった未熟さが悲しいです。
    そういう後悔の痛みが、松川を大人の男にしたんだなと理解できて、感慨深くなりました。

    描き下ろしは、ワーカホリックで、ラブホリックな二人のラブラブを見ることができて安心。

    松川さんのストイックな丁寧語が、突然タメ口になるところがドキっとします。♂を感じる。

  • どんな話だったっけ…とか言ってすいませんでしたー!ちゃんと覚えてましたー!w そうでしたね。意地っ張りカメラマンとやり手サラリーマン。
    それぞれに過去があって、今の自分があって、そんな二人が恋をする話。すごい丁寧に描かれてるんだなぁてなことを思いました。
    過去の出来事のせいで臆病になった西岡がああいう風に肩肘張るのもわかるなぁとか、松川は過去の恋を踏まえてのあの西岡への接し方なんだなーとか。松川が西岡に恋に落ちるきっかけとか。西岡が自分の気持ちに気づく瞬間とか。ちゃんと全部に意味があるのが、当たり前だけど、丁寧だなぁ、と。
    絵はね、ご本人もそういえば言ってたなw と思いつつ、でも引き込まれて行きますよね。その昔この方の他の漫画を表紙買いしたのは自分ですがw
    面白かったな~。

  • すきや。

  • 懐かしいですね!最初読んだ時絵にすごく衝撃受けた記憶が残ってたのですが、今読んでみたら思ったよりどうもありませんでした。拙いのは拙いけど。色々読んで免疫できたのかしら。
    話はこういうのいいですよねー。改めて読むといいなぁと。最近は中々こういう雰囲気のBL漫画って少なくなってしまった気がします。小説ではあるけど。お仕事ものだけどちゃんとらぶもあって、その配分が絶妙だなーと。そして重過ぎず軽過ぎず。ラブコメなんだけど読みやすいくらいのライトさで、仕事とかプライドとかきっちり。なんかとにかく色んなバランスが絶妙だなと思いました。
    こういうのって98〜03年辺りのBLだなぁと思います。個人的に。恋愛以外の描写にもそこそこ割いてるの。だから、バランスですよね。どっちにも行き過ぎない。他の描写があるからキャラや話に厚みがあって、でもラブコメで読みやすくて良い意味で90年代だなと、良い90年代の空気を感じて良かったです。この頃の空気はやっぱその時代の作品にしか出せないのかもですね。今は完全に恋愛メイン!ちょうメイン!他の部分はまぁそこそこでいいよ!みたいなのか、シリアスはシリアスでも生い立ちとか環境とか、恋愛周りのみでの心理描写とか、そういうのが多い気がするので。らぶなので当たり前なんだけど配分が一色に近い感じ。それはそれで好きですけどこういうのも楽しいので、最近はBL漫画も文庫化し始めてますが、新装版でも文庫化でもいいので昔のも今また買える状態にどんどんなるといいなーと思いました。そうでなくても絶版早いですしね。色々難しいんでしょうけど。
    そんなわけで新装版なわけですが、描き下ろしが思ったよりありました。やっぱり今の絵と並ぶと違いがすごいですね(笑)
    あと。冷たいひと。攻の過去の話なんですが、こういうのも最近は見なくなったなぁと思います。がっつり別の人との悲しい恋愛話。確か本編ではちらりとも出てこなかったし語られなかったと。読者だけが知っている。どうやって今の人格が形作られたのか。1本丸々使ってしっかり描くのって最近は見ない気がします。今は何気にお約束多いですよね。
    久美ちゃんかわいいです。BLに出てくる女の子キャラで好きなの珍しい。
    主人公は関西弁なんですが、方言キャラって苦手なんだけど、この主人公は気にならない不思議。仕事人間で、プライド持ってて、ぎゃーぎゃー騒いで前向きで元気なのに、恋愛では純情。かわいいです。

  • 10年以上前のコミックスの新装版。 最初は絵柄が随分違う。 でも改めて、仕事に対して負けず嫌いな男性を描かせたら川唯さんは抜群に上手いと思った(上からでゴメンナサイ)

    受けのカメラマンが純情で可愛いなぁ♪ 「大阪弁は俺にとって戦闘服やから」って台詞が切ない…。
    攻めの番外編も反則的に切なかったよー(泣) 過去の苦い思い出を知った事で、エリートサラリーマンに親近感と愛着が湧いた。 上手いなぁ、川唯さん(ホント上からで略)

    新装版ってたまに買うの悩むけど、描きおろしはやっぱり嬉しい! これは買って良かった(*´▽`)♪

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