ライバル×キッチン (ビーボーイノベルズ) (B-BOY NOVELS)
- リブレ出版 (2012年10月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799712054
作品紹介・あらすじ
堅物でまじめな悟は、調子が良くてデリカシーのない色男・青山のことが大嫌い。そんな青山と「営業成績で負けたら何でも言うことを聞く」という約束で勝負をしたら、悟がまさかの敗北!けれど青山の要求は手作り弁当を作ってほしいという意外なもので!?さらに一緒に仕事をするうちに、青山の気取らない優しさと剛気で情熱的な姿に、心地よさを感じ始める悟。そんな矢先、青山から「お前はかわいい」と熱いキスと告白で迫られて-。
感想・レビュー・書評
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くっついてからの二話目がよかった。
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良かった!!
リーマンラブやっぱ好き。
2話とおまけ。
1話はくっつくまでだけど、青山(攻)の最初はかなりビミョー。出来る営業だけど悟をからかう姿はちょっとガキくさい。
でも、読み進めるうちに青山の恋心暴走w
悟も認めて丸く収まって良かった!
そこからはもう青山も悟も愛情だだ漏れで甘い〜、けど、2話目は悟が本社に異動したけど周りのエリートだけだ質の悪い部署からの冷遇に追い詰められるのに、そんな時に青山は一ヶ月のハワイ出張。
一人で頑張る悟もギリギリに。
留守番に入れたメッセージから悟の隠された辛さを汲み取った青山が僅かな休みを利用して一時帰国。
もう、青山の愛、半端ない!
良かったね、悟ー!
同棲話も進み、すれ違ってたのは賃貸だと思ってた悟と、分譲を買う気の青山。
青山の真剣で深い愛情に悟も安心して飛び込めて良かった。
なんか、もう甘くて可愛くてかっこ良くて気持ち良く読めたー(*^^*) -
ライバル、ツンデレ。悟かわいい。
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真面目で優秀な営業の悟は、直観力で要領よく仕事をこなしてしまう色男の青山をライバル視していたのですが、ある日営業トップの座を彼に奪われてしまった上に「ご奉仕」しなければならなくなって…
という、リーマンもの。ケンカップルです。
なので、悟は大嫌いな青山にツンツンしまくり。男としての矜持や仕事に対する負けん気がかなり前面に出ていて、両想いになったのが不思議なくらいでした。やれやれ、というかんじ。
大変だったのは青山だと思いますが、仕事では直感だけで要領よく立ち回る男が、悟にたいしてはどうしてあんなに粘り強かったのか不思議でした。まぁきっと、そこまでベタ惚れだったんですね~
勤め先が業務用システムキッチンを扱う会社ということで、悟や青山が料理をする場面があちこちに登場して、物語のキーポイントになっていました。料理シーンは、うまくストーリーにからんでいて盛り上げに一役買っています。リーマンの男子弁当っていいですね。
一緒に仕事をすることによって、ライバル心とともに愛も育めたので安堵しましたw逃げて避ける相手を辛抱強くからめとった青山の粘り勝ちです。
書き下ろし「スイート×キッチン」では、両想いになったものの仕事のせいですれ違いばかりになってしまった二人のその後が描かれています。
仕事で疲弊している悟には、好きな青山だけが拠り所なんですが、肝心な時に彼は海外へ一ヶ月の出張で不在です。ライバルでもある青山には弱みを見せられないと、悟は寂しいくせに意地っ張りなんですよね。
仕事で辛い思いをしていることを言わずに我慢して、頑張ろうとします。
そんな悟の様子を察して青山のとった行動が、ほっとさせてくれました。悟のどんな細かな異変も見逃さないのは、愛のなせる技です。
青山は思ってたより、ずっと包容力がある男でした。
イラストが超好み。ストーリーにぴったりでした。 -
続編が良かったです。ちょとほろっと涙ぐみました。
本編は正直苦手設定だったので、特に前半読むのが辛かった…中々読み進みませんでした。ライバルにもいくつか種類があると思うのですが、ライトBLにおける一番王道な、ライバルと言われて想像するような典型的なライバルって、そう言えば個人的にはとても苦手だった。という事に読み始めて気づきました。挑発されて、何をこの野郎!と乗せられ振り回されるような話。どうしても一緒に挑発されてイラっとしちゃうのですよね(笑)何この人腹立つ!相手にしなきゃいいのに!何で振り回されちゃうの?ていう苛立ちから苦手なのでした。前作がすごい好みだったから買ったのですが、これは厳しいかもーと。あと、かわいいって言うのがちょと唐突だなーもうちょい前振りが欲しかったなと思いつつ。
で、続編。くっついてから後。関係性が変わって、ライバルはライバルなんだけど今度は別の種類のライバルで、こっちはむしろ好みの設定でした。良かったー。続編も本編と同じ種類のライバルだったら辛かった。表立って競争するのではなく、相手の背中を見つめて自分も頑張ろうっていうような話。恋人になった事で、相手に置いてかれてるような、先に進まれてるような気がして、劣等感を感じたり、でもそれは男のプライドがあって絶対に口には出来なかったり。男としてのプライドと、恋人としての関係性の折り合いの付け方とか、そういう話。そういう話は好きです。本編みたいにからかったり挑発したりは全くないし、むしろ攻はとても甘いし優しいし、苛立つ事もなくこっちはさくさく読み進みました。受の栄転先の職場での理不尽なまでの冷遇や、本当に理不尽なクレイマーを押し付けられたり、ぼろぼろになってく中で攻は飛ぶ鳥を落とす勢いで、どうかしたのかと聞かれても大丈夫としか言えなかったり。受の、自分の中での葛藤話だったので攻の出番はちょい少なかったですが、ライバルが恋人同士になったら一度は必ずぶつかる問題だと思うので、そこ越えないとねって事で良かったです。しっかりくっつく過程。何の為の恋人かって話ですよね。一切頼らなくて支えにしないなら必要ないよね。最後の最後で頼って、届かなかったと思わせてそのSOSに攻がちゃんと駆けつけたのが良かったです。そこはご都合のファンタジーだと言われようとも!ロマンですよ。受がおかしいのにちゃんと気づいた上で、プライドを尊重して見守ってたってのも良かった。ぎりぎりまで待ってた。自分が落ちてる時はそんな事すら見えないよね。
ラストがすごく良かったです。最後の3行。そして最後の1行。こういうライバルはとてもいいですね!にやってします。
で、最後のショート。すごいらぶらぶっぷりにもうとってもにやにやしましたにこっ。からかったり挑発したりをやめたら、攻は何気にやんちゃ坊主でかわいい。しかし策士。でも愛ゆえに。だからかわいい。結局受も乗せられちゃうんだよね!でも今度は望んで乗ってるからいいんです。
二種類のライバルが入ってて、ライバル好きには二度おいしいかもしれせんね。
挿絵で見るのは初めてでしたけど良かったです。雰囲気増してました。 -
お仕事ものとしては少々説得力が足りません。