いとしの猫っ毛 小樽篇 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)

著者 :
  • リブレ出版
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本棚登録 : 1005
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799712511

感想・レビュー・書評

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  • 前2冊でている「愛しの猫っ毛」シリーズの主役2人の幼少時代のお話がつまった1冊です。
    タイトル通り、幼少期を過ごした北海道小樽が舞台のお話でした。

    片割れみーくんの家族のお話や自分の恋愛対象についての自覚のお話等々、
    今までのこのシリーズには見られなかったシリアス傾向なお話が続いていて1冊その雰囲気は続いておりました。
    過去の出来事があって今は無事に両想いになれて良かったねと本当に思いました。

    幼少期時代のお話の際に出てくる割とキーパーソン的な役割の清水さんという男性が
    立ち位置的にも二人への接し方にしても理解のある 大人といった感じでとても好感が持てました。
    そしてビジュアル的にも自分の好みでしたので余計に(笑。

    後半は特に展開が急で、驚きの連続でしたが現在の2人を前作2作で読んでいて
    知っているので今が幸せで良かったとつくづく思えた作品です。
    案外2人は恵まれた環境にいるのかなと思いました。<t>

  • 興味がないわけじゃないけど、なんとなくかわいいだけの印象があってスルーしていたけれど、巷の“小樽篇”高評価につられて、時系列的にも問題ないとアドバイスも頂いたので、本編すっとばしていきなり読んでみました。
    引っ越してお隣さんになって以来、屈託がなく優しい恵ちゃんに、こっそりと(周囲には丸わかりの)恋心を抱いている“みいくん”
    複雑な家庭環境の自分にいつだって寄り添ってくれる恵ちゃんだけが救いだった。
    カッコいいのにヘタレで泣き虫なみいくん。
    天然だけど、意外と何でもちゃんとわかっている恵ちゃん。
    恵ちゃんへの恋心がふたりの絆を壊すことを恐れて、鬱屈した欲望を外に向ける自分は汚いと絶望する気持ち。それでも誰かに甘えずにはいられない弱さ。
    追い詰められたみいくんの気持ちに応えたくて、受け入れようとする恵ちゃんに泣きながら告げたみいくんの言葉。
    『それじゃだめなんだ。同情でそんな事して欲しくない』
    思わずもらい泣きしそうになった。
    大好き同士だけど、恵ちゃんとみいくんのお互いを想う気持ちはきっかりと同質じゃない。
    それでも少しずづ少しずつ恋人になっていくふたり。
    こんな長い年月があったからこそ、
    『悩んで悩んで悩んで選んだんです。
    もう簡単に友人に戻れる関係じゃないんです』
    と本編で恵ちゃんが口にした言葉の重みがいや増す。
    “小樽篇”を読むと俄然その後のふたりが気になって、続きを読まずにいられない。
    ふたりはどんなふうに恋人同士になっていくんだろう、と。
    ふたりが積み重ねた大切な時間があるからこそ、今の日だまりみたいな日常がよりいっそう愛おしくなる。

  • くもはる先生の描く人びとは、ほんとうにやさしさを持っている人たちだとおもう。
    情、というのだろうか。読んでいるこちらまで包まれるような。

    みいくんとけいちゃん、互いに抱く想いは微妙にちがうけど、それがしっくりきているからいいのかな、とあらためておもう。
    まったく同じ気持ちでなくていい、むしろ、そんなことはありえない。
    別々の人間なのだから、それぞれがおもうところがあって、それがまさに、事をめんどくさく、ややこしくしていたりするのだが。
    それでも「いっしょにいる」ことの奇跡。
    それを、ほんのりと、でもたしかに感じる一冊だった。

  • 2013-2-17

  • ほんわかカップルの出会いから1巻導入部に繋がる過去編。シリアスな部分も多かったけれど、二人の歴史が垣間見れてますます愛しい!尊い!

  • 好きな人いる?
    おれ?

    恵ちゃん すごい。
    やさしい人は 強くておっきいんだよね

  • 装丁、表紙絵裏表ともに素敵すぎる。絵がやっぱり上手すぎる。前から雲田さんの書かれる子供の表情がたまらん!と思っていたので、たくさん見れて幸せすぎる。
    みいくんが泣いてばっかりの巻で切なかったけど、恵ちゃんの魅力が満載だったので救われました。ポンちゃんが1巻で言ってたように、「魔性」です。「魔性」たるや、大人になっても、真似しようとしても手に入らないものだよな~とか考えました。
    この恵ちゃんの魅力を、初対面で理解したみいくんがすごいかもです。
    っていうか、苦味ちゃんの時と同様、読後「猫っ毛の二人(ほぼ恵ちゃん)」のことばっかり考えています。そしてまた1巻から読みなおすと思います。
    みいくんが言ってた「ゴハンちょっとだけ残す」が、とても好き。愛がだだ漏れてます。

  • うううう愛しい……
    みいくんこんなに大変な過去もってたんかい…
    わたしのストライクな感じの可哀想さで、どうしようもない泣き虫でみいくんすごく好きだ…
    猫っ毛シリーズの中で一番好き

  • 猫っ毛は、高校生、自分の地元から近いということに惹かれて小樽編から読み始めました。
    メガネロン毛のみいくんから入っていたら私はダメだったかも。単純に高校生が好き…

    ただ出ている全巻読み終えて猫っ毛全部が大好きになった。みいくんもけーちゃんもギャップ萌えが激しい。二人ともお互いが大好きであったかい。複雑な事情を抱えていたりするけれど愛の力でなんでも乗り越えちゃう。まわりの人も個性的で素敵です。

  • 1〜3巻を読んだ後で読みました。小樽編。
    高校時代のみいくんのイケメンっぷりに吃驚。
    なのに寂しがりの泣き虫という激しいギャップに萌え転がりながら
    読んでいたのですが、途中から頭が真っ白になるぐらい
    唐突なシリアス展開があって気持ちの整理に時間が掛かりました。
    それでもやっぱり猫っ毛シリーズは面白いです。断言出来ます。

    一冊なのにこんなに読み応えがある作品も珍しいです。
    ストーリーや展開も勿論そうですが、表情だったり空気感だったり、
    言葉の選び方だったり…全てにおいて素晴らしいとしか言いようがないです。
    どうしてこんなにも読者の心をガッチリ掴めるのだろうと
    不思議に思ってしまうぐらい魅力的なシリーズです。

    個人的にビビッと来たシーンは恵ちゃんがみいくんの
    本音を聞き出すシーンで、読みながら凄くドキドキしました。
    何も気が付いてない、何も考えてないように見えて
    実は色んな事に気が付いてる恵ちゃん…!流石です…!
    あとは事故の後、みいくんが恵ちゃんの上で泣きながら
    自慰をするシーンも良かった…というとアレですが、
    パジャマの裾でけいちゃんの顔を隠しながら、というところに
    みいくんの心の葛藤が現れてるようで地味に切なくて、
    それと同時に凄く印象に残ったシーンの一つです。

    本編が明るいだけに今回はシリアス濃いめ、
    切なさ多めで読んでいて辛いシーンもありますが、
    読み終わった後の充足感たるや半端ないです。
    猫っ毛の魅力を語り始めるとキリがないのですが、
    ただ一つ言える事はこの作品に出会えて良かったということ!
    何度読み返しても面白い、何度読み返しても萌えるので
    本当に大好きなシリーズです。

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著者プロフィール

漫画家。2008年、短編『窓辺の君』でデビュー。2010年より初の長期連載『昭和元禄落語心中』を「ITAN」(講談社)にて執筆開始。2014年第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞・一般部門を受賞。2017年手塚治虫文化賞の新生賞を受賞。同作完結後は三浦しをん原作の『舟を編む』をコミカライズ連載中。そのほかBL作品を多数発表。

「2017年 『落語の入り口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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