海とヘビースモーカー (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)

  • リブレ出版
3.90
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784799714034

感想・レビュー・書評

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  • ⭐︎3.0

    榎田先生とのコラボ短編集。
    表題作みたいな片方が亡くなった状態からの話ってのは辛すぎるんだよね。でも良かった。
    他の作品もそれぞれ重みがある。榎田先生のストーリーは、それぞれ重めの背景を持つキャラが軽いタッチの文面で書かれていて、悲愴感を感じさせにくいけれど、絵になると少し悲壮感が増すなぁ。でも、全体的に峰島先生の絵で優しい雰囲気が漂ってていいバランスだった。
    電子シーモア 白抜き

  • 海辺の街という設定だけでなんかエモいんだ。
    どの物語も前向きな終わりかたで且つ彼らの「その後」を想像させてくれる余地がある。
    「海と王子様」が眩しい。海のきらめきとそこで踊る天使みたいなアンリのキラキラ。冴えない苦労人なオジサンをスポットライトが照らすその瞬間。ある意味シンデレラストーリー。 そんなオジサンがアンリに光を灯す。その後の小説も良かったし、もっと続きを見てみたくなる。

  • ずっと前に読んでいた本。登録していなかったので、再読しました。
    漫画担当の峰島さんはあまり好みじゃなかったのですが、原作者である榎田さんは昔から好きで、購入いたしました。
    短編集が載っている作品なのですが、どれもこれも素敵な作品で、漫画を担当している方も素晴らしいお仕事をされていました。
    その中でも、しょぼくれた中年に恋してしまうバレーダンサーのお話、凄く好きです。この作品の後日談が小説として載ってはいるのですが、それだけでは収まらない。是非是非続きが…とは思いました。

  • 海と王子様の続きが読みたい

  • 海にまつわるお話を集めた1冊。
    表題作がとてもすきで、読むたびに泣いてしまう。

    たぶんわたしは、榎田先生の死生観がすきなんだと思う。

  • 切なかったです。
    さすが榎田さん、絵も相まってとてもよかったです。

  • 3cpの話。繋がりはないけど、タイトル通りどれも海のある町が舞台。

    癌を告知された男が別れて亡くなった男との記憶を辿る「海とヘビースモーカー」、故障したバレエダンサーと冴えないバツイチのおっさんとの「海と王子様」、故郷に戻りたくない男の過去との決別と幼なじみとの愛「蜜柑の海」

    なわこ先生の作画が素敵でした!バレエダンサーの跳躍とか綺麗。筋肉フェチにはたまらないショットもありました(^q^)原作の榎田先生のショート小説あり。王子可愛い~♪

  • 榎田尤利×峰島なわこ作品。海にまつわる3編。
    「海とヘビースモーカー」畠×和久井。これは泣ける。短いのに一瞬で持って行かれた。
    「海と王子様」バレエダンサーのアンリ×信金職員の田端。年の差もの。はじめての挫折を味わう才能あるバレエダンサーと、冴えないおじさんとの出会い。しみじみと心に沁みますね…。
    「蜜柑の海」前中後編。みかん農家の晃司×会社員の継巳。幼なじみ同士。
    大好きだけど帰れない故郷。何年も経って大人になって。取り返そう、というシーンがすごく心に響きました。ラストもすごくじんときます。

  • 数珠玉の作品集… 短編が2本と中編1本の素敵なお話でした。短編ですが、切なくて重みがあってしっかりとしたお話でしたし、最後の『蜜柑の海』は心に響いて涙がこぼれそうになった… 榎田先生のショートも掲載されていて大満足の一冊。峰島さんも好きな作家さんなのでこのコラボはとても嬉しかったです。

  • 綾ちゃんからお借りしました。

    リブレのシトロンコミックスです。

    榎田尤利原作、峰島さん漫画です。

    表題作「海とヘビースモーカー」
    かつて恋人同士だった、肺がんが見つかった畠と、癌で死んでしまった和久井、そしてその娘ちゃん(?)とのお話。
    アンソロジー・泣けるBL収録の作品です。
    和久井の娘は実は死んだ和久井自身の分身で、ファンタジーっちゃそうなんだけど、なんていうか、こう…ホロっと涙の出るような、凄く素敵なお話です。
    和久井目線の榎田さんの小説(泣けるBL初回ペーパー)も収録。

    「海と王子様」
    故障を抱えたバレエダンサー・アンリと地味で冴えないお人好しサラリーマン・田畑のお話。
    お互いが自分の人生に思うところがありながらも、それを少しずつ変えてゆく、恋愛ものとしてももちろんのこと、未来に対する希望も見えるようなお話。
    思わず笑顔になるような素敵なハッピーエンド。
    アンリ視点の 榎田さんの小説も収録。

    「蜜柑の海」
    田舎の幼馴染、晃司と継巳(つぐみ)のお話。
    継巳は過去に従兄に犯されたトラウマから、蜜柑農家のおじいちゃん子でありながらも逃げるように上京する。
    ある日、蜜柑の品評会のために晃司が東京を訪れる。
    晃司帰郷の日、継巳の大好きだったおじいちゃんの訃報を聞き、8年ぶりに故郷へ。
    トラウマ作った従兄もぶっ倒して、晃司ともくっついて幸せに。
    一番長いお話で、3編に分かれています。
    描き下ろしもこのお話。

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