FATHER FIGURE

著者 :
制作 : 咎井 淳  仔犬養 ジン 
  • リブレ出版
3.53
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本棚登録 : 183
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799714904

作品紹介・あらすじ

警察官であるガブリエルには秘密があった。自宅のアパートの窓から見えるその部屋に住む男-彼を自分のものにするために、親切な隣人を装って綿密な計画を立てていたのだ。そして真冬のある夜、ついにその計画は実行された!ガブリエルが思いを遂げた1週間、その小屋で何があったのか!?精神分析医・浅野が手がけた一つのプロファイルがここに明らかになる…!英語圏、中国語圏、韓国語圏などで話題のクライムBLノベル、日本語初翻訳。描き下ろし追加イラスト、新たに彩色したカラーイラスト、日本を舞台に浅野が登場する短編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • テーマは好きだが、犯行動機の掘り下げが足りない。
    作中に登場するカフェ≪Au courant ≫は、「(情報を)伝える」という意味のフランス語だと思う。カタカナを当てるなら読みは「オ・クラン」、校正仕事しろ。

  • こちらも電子書籍で。
    思ってたより重かったー。雰囲気系。

  • ITW既読。沢山のイラスト入りの小説に驚き。咎井淳さんの画力に膨大なため息。巻末のラフスケッチに、ワンシーンにつき少なくとも二枚以上のラフを描かれるとのことに、ラフ集も是非見てみたいなと思いました。

  • うーん、なんとも重く痛くずっしりくる作品だった… 父子もので監禁、拘束、凌辱、そしてあのラスト、最初から最後までいっさいの甘さはなく救いもなかったような気がします。ただ、息子の歪んだ部分というか歪みに至った所もしっかり書いて欲しかったのと、父親視点もあれば良かったかな。翻訳は読みづらかったです。ラストの方に浅野先生が出てきてくれたのと美麗なイラストが沢山載っていたのは嬉しかった。

  • ▼あらすじ

    警察官であるガブリエルには秘密があった。
    自宅のアパートの窓から見えるその部屋 に住む男――彼を自分のものにするために、
    親切な隣人を装って綿密な計画を立てていたのだ。
    そして真冬のある夜、ついにその計画 は実行された!
    ガブリエルが思いを遂げた2週間、その小屋で何があったのか!?
    精神分析医・浅野が手がけた一つのプロファイルがここに明らかになる…!
    英語圏、中国語圏などで話題のクライムBLノベル、日本語初翻訳。
    日本語版には、日本を舞台に浅野が登場する短編を特別収録。

    ***

    『In These Words2』と同時に購入しましたが、
    中身をチラ見するとどうにも嫌な予感……。
    私はバッドエンドものの作品は、覚悟した上で読みたい派なので
    調べてみたら…案の定、私が最も苦手とする死ネタを扱うお話だと知り、
    それから手が出しづらく、読むのがかなり後回しになっていました。

    でも読みました。覚悟して。…全体を通しての率直な感想を申しますと、
    「これで萌えられる人がいるのか?」というものでした。
    勿論、いる事は分かっているのですが、すみません…これほどまでに
    共感も理解も出来ないBL小説を読むのは自分にとって初めてなものでして…。

    執着攻め、近親相姦、監禁、拘束、暴力、レイプ、愛なし、バッドエンド。
    これら全てのワードが大好物だと仰る方なら多分、萌えられるのでしょう。
    この作品は最初から最後まで見事なほど愛がなく(攻めの一方的な愛はありますが)、
    どのシーンも非常に痛ましく、時には顔を顰めてしまうほどです。
    Narcissusさんはこういう狂った攻めや死ネタを含むお話が好きなんでしょうか…。
    知ってる人は知ってると思うのですが『the Bride』という同人誌も、
    やはり警察が拉致、監禁して受けを自殺させるといった暗い内容でした。
    今回の話もそれにちょっと似てるなぁ…と。だから何だって話ですが…。

    あまりにも痛ましく、残酷で、夢も無いので、何だかBL小説を
    読んでいるというより、犯罪者の手記でも読んでいるような感じでした。
    そんな中でも印象的なのはやはりウリエル(父親)が毒を飲んだ後で
    ガブリエルの左手の薬指に指輪を嵌めたシーンと、車の助手席に乗せた
    父親の亡骸に泣きながらガブリエルが語りかけるシーンですかね…。
    淡々としているんですが胸に広がる苦々しさと、やり切れなさに
    何とも言えずとにかく気持ちが沈みました。
    でも、元はと言えばウリエルが浮気をしたのが原因ですし、
    自業自得というか、どちらにも同情出来なくてモヤモヤします……。

    ラストがそれなりに明るい雰囲気だったのがこの作品の唯一の救いでしょうか。
    特別収録されたという日本を舞台にした短編。これがあるのと無いのじゃ、
    読後感も大分違うと思います。これが無かったらおそらく最悪でした。
    日本に生まれて良かったです…。

    正直、★2つにしようか迷ったのですが、挿絵が21ページと吃驚するぐらい多く
    数ページごとに挿絵があるような状態で単純に感動したので★1つはおまけで…。
    まぁ、どの挿絵も痛ましさに拍車をかけてるだけなんですが…(笑)
    でも、やっぱり咎井先生のイラストは重厚感があって素敵ですね。
    このイラストが拝めただけでも読んだ価値はあったかなぁ…と思います。

  • ★★★☆☆『In These Words』でお馴染みの浅野先生が出てきます。イラストが多く読みやすい。←ここ大事!!クライムBLノベルってあるけどBLじゃない犯罪心理小説。23年間父親の存在を知らなかった警察官のガブリエル、父親の存在が分かった時…父親に恋い焦がれるあまり心の闇に取り込まれたガブリエルが父親にした行為とは!?ただ父親に愛して欲しかっただけ、でも愛情表現が普通じゃない。心の問題ってのは難しいねぇ。ガブリエルの存在を知らなかった父親のウリエルにしたら晴天の霹靂!!好き嫌いに分かれる本だと思う。

  • 普段、海外の推理物、探偵小説、警察小説を読み慣れているので、世界観は違和感なく入ってくる。BLと言うよりもML寄りだが、だからこそどうしても比べてしまう。「俺」が自分の存在さえ知らなかった実の父親に対して愛情を募らせる心理状態が、父と肉体関係を結ぶ、と言う事に繋がるきっかけが最後まで解らなかった。彼はノーマルなはず。愛情が高じて、と言うにはあまりにも説得力が弱い。父への思慕が肉体関係を結ばなければならない、となるだろうか。あともう一つ、亡き妻とのエンゲージリングを無理やり抜いた際に、骨が見えるほどの傷を負わせる、と言うのにも違和感があって、傷が化膿してそのような状態にまで陥ったんだろうが、あの傷を負わせると言う事がウリエルが自分の生を手放す心境になっていく(指が腐っていくのとリンクしている)モチーフなんだろうが、結果、いろんなモチーフは散りばめられているのだが、読後は消化不良感が残ったのが正直なところ。ほぼ光の入らない監禁部屋となったあの小屋も、「俺」が今一度子宮に戻って生まれ直すための演出として必要だったのだろうが、その自分がこしらえた舞台装置の中で「俺」は何がしたかったのか…ウリエルを死なせなければならないと言う彼の決着の着け方も、父を監禁する息子の話の演出として成された感が否めなかった。面白くない訳ではないのだが、絵の完成度に比べると甘いな、と言う気がしてならんかった。

  • 読むのに長い時間を費やしてしまいました。
    息子と実父という近親相姦というだけでなく監禁拘束そして殺害という重いものであったから。
    自分の精神状態が落ち着いている時に、前後に明るめのBLコミックスを読んで浮上させないとやってられませんでした。

    父親の名前も主人公の名前も、大天使の名前ですね。意味深い気がしますが、そういうところは日本ではわかりづらいのかな。

    物語は主人公ガブリエルの一人称でほぼ進められていきます。ですから主人公の名前が出て来たのは物語りがだいぶ進んでから。
    ジミー・コナーズ刑事はなかなかやり手のようですね。やり手というのか勘が働くというのかな。
    もっと彼が出て来るのかと思いましたが、最後には浅野先生がインターンとしての研修を終えてから初めて関わった事件という事で出て来ます。静かにプロファイルする浅野先生は浅野先生で。


    残された遺族の、もう一人の息子、弟であるフィリップが四年後に、日本に戻って大学で非常勤講師として働く浅野先生を訪ねて来ます。

    父と兄との悲惨な事件を引きずってもいますが元気そうな姿で良かった。
    そしてアイスコーヒー、可愛い事をしますね。
    セラピーも無事進んだのかしらと妄想ふくらみます(笑)
    コーヒーショップ外で待ち構えていたのは言わずとも、あの方ですよね!

  • ITWのサイドストーリーじゃなくて、単品ならもっと高い評価を得られるんじゃないかと。
    家族とか、血縁とかを純粋な意味で考えられるBLなんてめったにないでしょうし。…純粋?
    四年後いらなかったなー、魔性なのは分かったから!

  • 父子でバッドエンドですが我的には納得できるストーリーでした。

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