- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799725573
作品紹介・あらすじ
「ほ…、欲しぃ…義父さんが…っ」「よく言えたな…いい子だ」亡母の縁で、精悍なイタリア人でマフィアのボス・ロドルフォの養子になった真樹。ところが義父であるはずのロドルフォは、真樹を『花嫁』と呼び、独占欲を露わにする。乳首や後腔の感じる所を執拗に刺激され…甘く喘ぎ、悦びの涙を流しながら、次第に淫らな性技と情熱の虜となっていく。しかし、ロドルフォが一族の為に結婚すると聞き、耐えられず屋敷を逃げ出すが…!?禁断の濃密愛。
感想・レビュー・書評
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笠井あゆみセンセの表紙イラストでなければ、はっきり言ってスルーしていたであろう作品です。表紙にやられました。
相変わらずきわどい構図です…!
帯のアオリにあるように義父であるマフィアのボスといけない関係になってしまう花嫁ものでした。
攻が外国人という設定は、華籐えれなセンセ以外では余程のことがなければ読まないんですが…
でも、期待してなかったせいもあるのかとても面白かったです。読み応えもあって、エロ的にもかなり煽られました。
攻がマフィアのボスで、受が薄幸で、花嫁もので…とコテコテなシンデレラストーリーだったけどww
お約束のワルモノで真樹に酷くあたる叔父が、真樹を人身売買パーティーで売り飛ばしちゃうのもよくあるパターンでしたね。
時系列を前後させて、だらだらせずに早い時点で禁断の絡みシーンが展開していて思わず読ませる構成。でもただエロエロしいだけじゃないのも好感でした。それまでの二人の関係が、その後織り込まれている回想シーンで丁寧に描かれていたので、すんなり二人の禁忌愛にハマることができました。ロドルフォと真樹の両方の視点から心情が描かれていたのもよかったところです。
不幸で孤独だった真樹が、ロドルフォから惜しげもなく愛情を注がれて満たされていくのを、禁忌だからと言って否定できなかったですね~
やっと手に入れた幸せですよね。
それが、たとえ情愛だろうが性愛だろうが真樹にとってはどちらでも同じくらい大切な意味だったのでは…
ストーリー的にも、ベニートやジュリオなどどう転ぶかわからない登場人物がかきまわしていてスリリングでした。
真樹と祖母とのシーンも暖かいものがこみ上げてきました。
ロドルフォの執着愛はかなりなものですよね。金持ちマフィアの戯れかのように見せかけて、じつはかなりのヤンデレでゾクゾクさせられましたw
ロドルフォが真樹を守るのは執着からだったようだけど、最後にしっかり愛を自覚してたのもよかったです!
ただ優しいだけじゃなく、黒さがあるのが魅力的でした。エロではその黒さを遺憾なく発揮していましたw
コルセットに萌えました…意外な隠し味。
お義父さん!呼びに煽られまくりです。背徳感はバツグンでした。
そんなマフィアのボスをメロメロにしちゃった真樹って、ある意味すごいですよね。
いい子なので、これからはめちゃくちゃ愛されて甘やかされて幸せになってほしいです。
b-boy/SLASHらしいテイストの楽しめる一冊でした。