情恋~乱世の蜜華~ (ビーボーイスラッシュノベルズ)

著者 :
  • リブレ出版
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本棚登録 : 48
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799729038

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  • 戦国もの。「忍姦~蜜戯の策~」と同じ世界観のお話です。今回は東北が舞台になってるので直接的なかかわりはなく、単体で読んでもまったく問題なしです。

    主人公の二人は相対する国のお殿様同志で、最初は敵として戦う関係です。
    大河ドラマみたいに相関図があると楽しそう。いくさに裏切りにどろっとしたお家騒動と、いろんなスパイスがてんこ盛りになってて戦国好きは興味津々になってしまう仕上がりです。
    …細かいことを言えばキリがない勢力争いの描き方とか時代考証とか、あれこれツッコミどころは満載です。いくさを放ってラブラブになっちゃってるとかww最後のまとめ方も駆け足気味でバタバタと終わっちゃったかな…?
    でも、そういうの吹き飛ばすくらい、ラブ面に関しては堪能できました。

    白鹿家の当主である高清は、表紙イラスト(すごいところに両脚かけてる!)からも察するw美貌の持ち主なんですが、尊敬していた兄の死後は心を閉ざして感情のない冷血漢になっています。
    そんな高清が、兄にそっくりな敵方の当主の義龍から一目惚れされてしまう…という展開。
    義龍からあんなに情熱的にせまられたら、さすがにクールビューティもときめくよね…
    でも、恋愛に疎かった高清は自覚ゼロで、ラブレターの返事の書き方もわからないという初々しさがかわいくてキュンときました。
    互いが相手を好きになっていく過程が細やかに描かれていたのがよかったです。

    戦国ものが苦手でもエロ的には非常に濃厚なので、Hシーンだけでも楽しめると思います。センセのHシーンはやっぱり萌えます。妄想炸裂。評価はラブ&エロ的なところでw
    あと、笠井あゆみセンセのイラストが美しくて色っぽかったですね~
    肌色絡みシーン大量だったけど、お殿様Hって萌えます。

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著者プロフィール

埼玉県出身。BL、乙女小説、ゲームシナリオを中心にジャンルを跨いで幅広く活動中。近刊は、『双囚 ふたりの姫は愛獄に堕とされる』 (KADOKAWAジュエル文庫) など。

「2021年 『フェロモン探偵 花嫁になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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