THE DOLL [小説] (ビーボーイコミックスデラックス)

著者 :
  • リブレ
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本棚登録 : 71
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799733042

感想・レビュー・書評

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  • BLにしてはちょっと違う香りが漂う、バイオレンス系サスペンスものでした。…まあ、マニアックで猟奇的なのが持ち味の作家さんなので、表紙を見てもまさかここまで夢とロマンとHが希薄だとは思わず…(笑)

    とは言え、アンドロイドをめぐる攻防は迫力ある展開でした。
    カイの奪還を渋々引き受けた請負人のリンチが、最初は人工生命体の存在価値にとても否定的だったのに、次第にカイを人に対するように情を感じて受け入れ護ろうとするようになるのが萌えポイントでした。
    そもそも十七章でバドエンだった話らしいけど、ちょっとBL的甘さをプラスしてくれて今回の結末になったようですね。バドエンが似合ってるストーリーかもだけど、これくらいのご都合主義な展開入れてくれないと、夢見る腐女子にはキツいものがありましたね~

    内容はちょっとハードでハラハラしますが、挿絵が美麗なせいかあっという間に読めました。続編も楽しみです。

  • ‪ドール(アンドロイド)のお話です。
    GP先生らしく、最初は痛々しいシーンもありますが、ドールの秘密を知った辺りからどんどん惹き込まれて一気に読んでしまいました。

    ドールはユーザー(主人)が喜ぶような返しをするようにプログラムされており、ドールとの恋愛を「自分自身と恋に落ちるようなものだ」と冷めた目で見ていた主人公が、実際にドールと出逢い、彼の秘密を知った事で、徐々に心境が変化していくのがこの作品の見どころかなと思います。

    ‪性的な描写はほぼなく、BLというよりサスペンス色が強いです。

    元は凄く救いのないラストだったようですが、読者さんから主人公を心配する意見が多々あり、今のラストに変更されたようです。
    そのせいか、ラストの背景に疑問が残る部分があり、その辺りはもう少し詳しく知りたかったです。
    また、会話の中でドールと人間の寿命の差の問題にも触れているので、その辺りの結末も知りたかったです。

    ですが、二人の関係性については読者に判断を委ねると言うような事があとがきに書いてありますので、その辺も自分で考えて答えを出して欲しいという事なんでしょうか。

    今回はハッピーエンドではありますが、あとがきの「たくさん文字を読んだご褒美として、ハッピーエンドがもらえることに読者がなれちゃっている」という言葉には、ドキリとさせられました(^_^;)

  • あっさりアサリ汁のなんちゃってノワール小説。
    ( ̄◇ ̄;)エッ……って感じの内容。
    絵が綺麗なのが救い(*´Д`)=з
    前半の雰囲気は凄く良かったのにご都合主義的な終わり。
    どうしてそうなったのか
    その過程がすっ飛ばされてる感じがモヤモヤ。

    ギャラに応じてあらゆる仕事を請け負うリンチは
    巨大企業グループの会長クロフォードがら連れ去られたDOLL・カイ(アンドロイド)を見つけ出して欲しいと依頼される。
    たかがアンドロイドと思っていたリンチはカイを発見…
    カイに触れ
    カイの誕生の秘密を知り自分の感情に変化が…!?

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