- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799734834
感想・レビュー・書評
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先生の作品の中で今までで一番重たい…高校生や大学生同士のきらきらもだもだきゅんきゅんしたお話ではないどころかしんどい…でもとても好きだし泣きました…
陽歩さん(攻め)がコミックスの帯に書いてある通りありえないほど普通の好青年で、蓮くん(受け)に対して普通に戸惑うし、普通に引くし、普通に笑ったり怒ったりするところが、とてもよかった……BLで有りがちな、簡単に絆されて、丸まらないところがよかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
蓮の事情を察知して、誰か助けてあげようとした人は今までいなかったのかな?と世間の薄情に怒りを覚えてしまいました。先生とか、友人とか。
さらには、陽歩までもどこまで蓮に関わっていいのかわからなくなって、距離を置いてしまうなんて…と思いましたよ。
ほんとは陽歩を頼ったり甘えたりしたいはずのなのに、迷惑じゃないかなんて遠慮してしまう蓮なのです。
なのでやっと二人の気持ちが通じ合ったシーンでは、思わず涙でした。蓮のことどうにかしてあげて…!ってずっと焦れ焦れしながら見守っていたからよけいに胸が熱くなってしまいました。
でも、アラサーと未成年の恋愛で、しかも未成年の方にワケアリとなるとあっさり恋人同士という流れはかなり困難ですよね…
二人が結ばれるシーンはほんとによかったんだけど、本当に結ばれるにはもっと本気の覚悟が互いに必要なんだなと思わせる展開でした。
急な時間の経過にはついていくのが大変だったけど結果として普通の感覚しかなかった陽歩に、本気の愛が自覚できたことが安心ポイントでした!
ただ、描き下ろしほしかったよね~!!!あの、陽歩と社長のコミケな出会い話じゃなくて…(笑)
そこは、二人の後日談とか!蓮がどう暮らしてたかとか!そっちでしょう~??
薄い本でやっちゃうんでしょうか…?