カーストヘヴン (5) (ビーボーイコミックスデラックス)

著者 :
  • リブレ
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784799743942

感想・レビュー・書評

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  • 今回は修学旅行編。そのせいか、ちょっと和やかな雰囲気になっていて久世とあつむ、刈野と梓の関係も気がつくとなんだかすごく進展している気がしました。

    京都の定番、名所がいっぱい出てきて一緒に修学旅行しているような気持ちになれました。たまごサンドとか抹茶パフェとか、おいしいよね…!
    そんな中でも、嫌がらせされたり梓は誰かに何度も襲われそうになって決して平穏で楽しいだけの旅行ではないにしろ、ロークラス同士の絆が芽生えたり、それぞれの良いところも見えてきたりと収穫の多い旅だったんじゃないかと感じました。

    梓はイライラさせられる出来事多くて、楽しめなかったんじゃ…と心配しましたが、一時も油断できない状況の梓を刈野がいたぶると見せてからのボディーガード並みのチェックの入れ方で…!エロいこと仕掛けながらも梓のこと気遣ってて、これはもうラブなのでは??とめちゃ観察しまくってしまいました(笑)
    だって安眠できるようにしてあげるとか、梓もソバ作ってあげたりとか!デレが漏れてる。

    思わずもらい泣きしてしまったのは、渡月橋であつむが楽しかったと言って大泣きした場面でした。
    よかったね、あつむ。
    久世には絶対あつむを泣かせたりせずに幸せにしてほしいですね。
    そして京都駅であの二人も登場。
    だけど、まだまだ学校に戻れば不穏な空気が漂っていて続きが気になります。

    エロ的には久世と梓の浴衣Hに萌えました。はだけ方がたまりません…梓に対して鬼畜に見せて刈野、なんだかそれはまさに恋人同士の世界ですよ~

  • 卒業したらカーストゲームからは解放される。
    でも、人生のカーストゲームからは一生逃れられない。

    今回は、修学旅行を通して変化が見えてきた刈野x梓の関係がメインのお話です。

    修学旅行中に、クラスの女の子から「梓は変わった。優しくなった。」と言われ、混乱してしまう梓。
    個人的に、梓が変われたのは、あつむの存在がすごく大きいと思うのですが、今回の修学旅行でもあつむの存在が需要になっています。

    中学の修学旅行では、いじめられていて楽しい思い出が出来なかったというあつむ。
    今度の修学旅行では、「みんなと一緒に楽しみたい」という気持ちを、素直に伝えます。

    最初はギスギスしていたグループも、あつむの言葉や梓の行動によって、少しずつ仲良くなり、最後にはみんなで楽しかったと言い合えるようになります。
    いじめられても希望を捨てずに、学校に来ることを止めなかったあつむは強い。
    彼の想いが報われて、本当に良かったと思いました(T_T)

    久世はもう「あつむが幸せならそれで良い」という感じで、久世らしい対応(笑)
    アニメイト限定版の小冊子を読むと、ブラックな久世が堪能できます。

    梓は友達思いになり、あつむは強くなり、他のカップルもみんながそれぞれに変わっていく中、刈野も優しくはなっているものの、彼にはキングとしての立場があります。
    この世界の中で、実は一番不自由で身動きの取れない人間が、刈野なのでは?と、5巻を読んで感じてしまいました。

    だからこそ、梓のように自由に生きられる人間は苛めたくなるし、自分でも気付かないところで、本当は梓が羨ましいのではないか。
    どう見ても、刈野の梓への異常な執着は恋ではないかと思うのですが、彼は不自由な人間なので、自分の気持ちに正直になることすら許されないのではないか。
    そう思うと、カーストゲームからはいつか解放されますが、刈野という人間は一生自分の決められた人生から逃れられることの出来ない、可哀想な人間に思えてきます。

    そんな不自由な刈野が、梓といる時間だけは素に戻れたり(もはやただ梓とセックスしたいだけの男子・笑)、梓の笑顔を見てふとキスをしてみたくなったりと、心が揺さぶられる描写を見ると、なんだかたまらない気持ちになります。

    いつか梓が腹をくくって「付き合ってやっても良い」みたいな事を言ったとしても、刈野は跡継ぎとして世継ぎを残さなければいけない立場なので、将来的に二人が幸せになれるかと言われたら、「好き」という気持ちだけで簡単に結ばれることはないだろうと予想しています。

    5巻を読むと、梓も刈野も、少しずつお互いに対する接し方が変わってきて、1巻の頃に比べると本当に「普通のカップル」一歩手前みたいな感じになってきていますが、梓に必要なのは「素直さ」だとしても、刈野にはそれ以上の変化と大きな障害があると思うのです。。

    5巻は、「カーストゲームが動く」という所で終わっています。
    先生のあとがきによると、物語は半ばを過ぎて終わりへの道筋が見えてきたそうですが、どうか皆のハッピーエンドを願うばかりです。
    それにしてもこのカーストゲーム、何の意味があるのか?
    友達だと思っていたのに、カーストが変わった途端に友達ではなくなる。
    こんなゲームの中で、本当の友達なんか作れるのかな?と全員が可哀想になりました。

  • 2年生が京都へ修学旅行に行く話。
    楽しそうにしているあつむが可愛い。
    ギスギスしたカーストを忘れるかのようなあつむたち。一見普通の高校生のように見えるのに梓に嫌がらせをしている誰かがいて。

    学校に戻っての「動く」の言葉。

    また新たなゲームが始まるの?
    本当に怖い。

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