- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800001412
作品紹介・あらすじ
人間の心理状態や性格的傾向を計測した数値、通称"サイコ=パス"によって、罪を犯す前に潜在犯として裁く、シビュラシステムによる絶対のルールが破られた。社会の秩序を覆したのは、犯罪に手を染めてもなお、犯罪係数が上がらない-犯罪者として裁けない犯罪者・槇島聖護。次々と起こる猟奇的な連続殺人を影で操り、狡噛慎也が3年前に起きた標本事件でその名を目にして以来、監視官から執行官に堕ちてまで手がかりを追い続けていた男だった。刑事課一係で唯一、槇島と対峙し、数値で計れない悪意と友人の死を目の当たりにした監視官・常守朱は、大きなショックの中、彼を捕らえようという気持ちを新たにする。しかし、槇島は次なる大きな仕掛けを実行に移そうとしていた-。TVアニメ共同脚本家が自らが筆を執り、第2クール第12話〜第22話を描く公式ノベライズ下巻。
感想・レビュー・書評
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ほぼテレビ版+α`の忠実なノベライズ。
割とあっさりしていて、良くも悪くも読みやすく、アニメの復習にはなります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上巻も含めての感想。
最後まで飽きることなく読めた。
最初はなかなか登場人物が頭に入ってこなかったけど、最後には各キャラクターに愛着が湧いてきた。
何が正義かわからなくなるけど、こんな世界、本当に来るかもって考えてしまう。 -
アニメでははっきりと描写されていない赤い本がサドの『悪徳の栄え』だったことに小説を読んで初めてわかる。過去のエピソードが加わっているのもよい。ただ、弥生の過去エピソードが削られている理由は気になる。小説になると引用されている古典作品が何なのか分かってより楽しめるし読書家冥利に尽きる。
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正義とは何で、何を基準に悪とするのかを考えさせられました。
とても、面白かったです。 -
アニメの忠実なノベライズ。アニメ同様楽しめた。
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いろいろ気になるけど、終わった。
面白かったけど、シビュラシステムみたいなのあったら仕事楽になるかな。 -
読了。
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途中まで読んで埋もれていた…そして何があってもカガアカなんだなーと生暖かい気分で読み終わった、大丈夫か自分。
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テレビアニメは視聴済み。
宜野座と狡噛の出会いであったりTVシリーズでは描かれなかったエピソードが面白かった。
槙島が何を考えていたのかという胸の内も少し垣間みる事ができてそれもまた興味深かった。
なんというか様々な人間関係が抱える機微が巧く絡み合ってそれぞれのキャラクターを作ってるのだなぁと思えるのがまた面白い。
嫉妬だったり羨望だったり、似た者同士故の愛憎であったり…。
続編に期待です。 -
2巻揃えると、値段が値段....なのでね。最後は不消化みたいな感じですね。私的にはこの終わり方もいいんじゃないかなーと思いますね。