スーパーダンガンロンパ2 だんがんアイランド ココロ常夏、ここロンパ♪ (BLADEコミックス)

著者 : 要龍 スパイク・チュンソフト

• マッグガーデン (2013年6月3日発売)

感想・レビュー・書評

[隼レイカさんの感想 · 2015年1月1日]

スーパーダンガンロンパ２さよなら絶望学園のIFであるアイランドモード設定での話。モノクマによるコロシアイが起きなかった世界で１５人の超高校級の高校生たちが騒動を起こし、巻き込まれながら修学旅行をする。

[utktromanさんの感想 · 2013年8月20日]

タイトル通り、ゲームにおけるアイランドモードを舞台にしたコミックです。平和なサバイバル修学旅行に、メインキャラの過去（通信簿ネタ）を絡めた話が主体。

表紙イラストに通常の頭身で描かれている日向・狛枝・十神・花村・澪田・罪木が話のメインで、彼らに1人1話ずつスポットが当たるようになっています。
逆に言うと、デフォルメ絵になってるキャラクターにはメイン扱いの話が無く出番自体も控えめなので、キャラ重視の方はお気をつけください。


以下は個人的な感想です。↓

ネット掲載時には未読で、評判が良かったので単行本を購入しました。結果、非常に面白かったです…！
修学旅行中のイベントを通じて、日向とメインのキャラ達が交流するのが主体であり、1つの話につきみんなでわいわいするコメディパート、各キャラの内面に触れるシリアスパートに分けられます。
全体的に、本編の内容を踏まえた要素が多く見られるので、最終チャプターまでクリアした人向けだと思います。
（例：狛枝が飾り付けたパーティ会場でテーブルクロスの下を覗き込む十神）

コメディパートでは、平和な修学旅行を満喫するみんなが見られるので、本編アイランドにもう少しイベントがあればなあ、と思っていた自分のようなタイプはすごく楽しめました！
シリアスパートでは、メインになったキャラそれぞれの抱えているものと、それを掬いあげる日向との関わりが描かれていて、暗くなり過ぎずにキャラの内面が掘り下げられています。
特に十神の話は、十神だけでなく日向の抱えていた闇も間接的に触れられているので、読み終わった後はしんみりとした気分にさせられました。

カバー下やそれぞれの話の後にあるおまけ的な4コマもすごく可愛いので、総合しても買って良かった、と思えるコミックでした。
品薄なのか、書店等でもあまり見かけないので、お勧めし辛いのがちょっと悲しいです。

他のキャラクターの話も読んでみたいと心から思う作品だったので、続刊や再連載がないかなー、とこっそり期待しております！

[掛蕎麦さんの感想 · 2013年8月6日]

原作のアイランドモードの話で当然ながらユーザー向け。
澪田、罪木、花村、十神辺りに焦点を当てた一巻完結作。