- 本 ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800008374
感想・レビュー・書評
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割と正統派な学園ものの様相。これまでのようにスピーディーな話の流れではないものの、待望の人物との出会いもあり良い巻。
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僕らは学ぶ。違いが、世界を変えていく事を。 『学院』で聴講生という立場を得たチセ。変わりゆく彼女を受容し、自身の変化も感じ始めるエリアス。より多くのひとと関わる事になった二人は、どう変わってゆくのか。
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学園編が始まって(私の中で)盛り返した。楽しい。
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"「エリアス」
「うん?」
「今の私はあなたの弟子で先生でもありますけど
一番最初の時 あなたはどうして私をお嫁さんにするつもりだなんて言ったんですか?」"[p.96]
一番最初から登場していたサイモンの過去が明かされて、そういう最初から登場していた(且つ途中に登場していなかった)キャラに焦点が当たるとごそっと闇が出てくるの良いなぁ。
秘密がないというアイザック、フードを被ってるのが一番の謎だよ……。
ルーシーはなぜ魔術師になりたいか否かを知りたがるのだろう。
リアンの瞳が良いなぁ。眉が見えにくいからか表情の変わりが鈍く見えてたけど、「家は関係ない」のシーンすごく良かった。 -
しばらくみない間にチセちゃんが成長していた。
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カレッジ編が始まったことで、チセの人間関係が大きく広がりを見せたタイミングでまさかサイモンの過去が明らかになるとは思わなかった
エリアスへのやんわりとした態度から、彼の役割は教会から派遣されるだけの閑職かと思いきや、そうではなかったようで
サイモンについてはあまり背景が描かれなかったのも有って、魔術についての知識は深くないがエリアスについてはよく知っている人物くらいの認識で居たのだけど、割と魔術サイドに近い人間だったのね。というか人を呪い殺せるレベルのジンクスを抱えているとは思わなんだ
ということは、もしかしてサイモンにとって、殺しても死にそうにないエリアスと普通の人間とは異なる付き合いが出来るのって、彼にとって一種の救いのようなものでも有ったのかな?
エリアスとサイモン、どこかちぐはぐだけど息の合った遣り取りが出来るこの二人の関係はいつの間にか友人のようなものになっていたのか
そしてカレッジでは何やかんやと騒動の中心に近づいて行くチセ
これまでは魔法を中心とした世界に居たから、チセが狙われる理由はスレイ・ベガの特性に因るものだった
カレッジは魔術を中心とした学生の世界だから、スレイ・ベガ云々よりも魔法使いであること、他の生徒と異なる身の上であることで話題になってしまう
チセにとっては色々と嫌な思いである小中学生時代に似た境遇になりつつあるようにも見えるけど、今のところは上手くやれている感じ。
やはりチセにはこちらの世界の方が有っているのだろうね
一方でエリアスが何故自分を嫁にすると発言したのか、その背景を知ったチセ。試しにとエリアスのその真意を問いただしたのだけど……
この巻では答えはお預けか。これにエリアスはどのような答えを返すのかな?そして今はその答えは変わっていたりしないかな?ちょっと気になる
それにしてもあっさり流されたけど、灰ノ目はステラに何を吹き込んだの……? -
読了。ハリー・ポッターみたいだ。
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環境の変化と様々な人との関わりはチセにエリアスに変化を及ぼす。
思いがけないサイモンの告白、ラハブの話、ゾーイの秘密、等々。
また、「教会」、学院の「七つの盾」の事や、灰の目とステラ、
レンフレッドとアリスの関係もこれからの話の流れに影響の予感。
む~。この巻だけでフラグが幾つもある感じがします。
日本では人と付き合いが難しかったチセですが、
英国に来て、エリアス絡みから様々な大人や人外と接し、
年の近いアリスやステラとの交流で緩和されてきました。
そして、同年代との学院での生活。
一癖も二癖もありそうな同級生たちに揉まれて、
どんな青春を過ごすことになるのか、楽しみです(^^♪
ヤマザキコレの作品





