- 本 ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784800013026
感想・レビュー・書評
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サージェント邸での戦いは終焉の時を迎える。
まだ謎はあるが、一行はチセとエリアスの家へ。
リアンとトーリーも合流し、穏やかな日々に。
だが、波乱の事態が起こる兆しが・・・。
リスベスの「呪い」を解き自分を取り戻した、フィロメラ。
チセたちと彼女に加え、女神モリガンとアダムの呪いの
奮闘もあって、悪しきものは消え去る。
しかし魔術書は奪われてしまう。
そもそも、誰がリズベスに渡したのか?
何故ウェブスター家に写本(偽書?)を持ち込んだのか?
それを誰が学院の書庫の写本と挿げ替えたのか?
「本来の持ち主」?
そして、まさかの人物が関わっていた?
魔術書(写本)の謎は、解決していないんだなぁ。
また、魔術師の“家”の事情が少し分かってきたこと。
戦いの場にいたフィロメラたちがお互いを知りあえたこと。
エリアスがサイモンに、たぶん「友達」と言ったこと。
等々、人間関係の様々な変化と進歩が見られました。
あ、フィロメラたちの寝室って、エリアス邸の何処なの?
次は楽しいクリスマス・・・だが、新たな不穏な動きも蠢く予感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あー良かったあの婆さんラストでフィロメアに「本当は愛していた」とか抜かしたらワイがぬっころすとか思ってたけど最後の最期まで息子との縁(よすが)としか考えてなかった良かった
それにしてもチセはカルタフィルスに馴染みすぎじゃない?と思うけどもう半分以上同化してるんだよねたぶん(形の話ではなく
あと次章の導入的な最後の数ページ
なになに?リンデルと敵対するの?
またつらたん展開なの?
やだやだ師匠好きなのにぃ( ;∀;) -
一つの物語が終わり、そしてとある人物が、えぇーっ、という行動を……。まだ匂わせているだけなんだけど。最初からあんまり良いイメージじゃない人物で、次は彼女が物語を回していくのだろうか。
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半端な神が召喚され、それにモリガンが対峙するという混沌を極めた状況。ここにリズベスの為に用意されたアダムの呪いも存在するのだから、ただの学生でしか無いチセ達に出来る事なんて無いように思われる
だというのに、神の様は事態を収束させてはくれないんだ
人が起こした業は人が収めなければならない
だとしたら、事態の発端に居るリズベスと強い因縁を持つフィロメラが何とかするのが望ましいわけで
かといって、この場にいる人間はフィロメラだけじゃないし、そもそもフィロメラを助けたくてチセ達はここまで来たのだからフィロメラ一人に無茶をさせるわけがない
拳骨と共にフィロメラの誤りを修正したルーシー達は格好いい
一方でこういう場面で誰にも相談せずに無茶をしてきたのがチセという人間
…なのだけれど、一応はエリアスに相談している点、自分だけが犠牲になればいいと考えているわけではない点はこれまでと異なるものだね
誰かを傷つけない、無闇に自分を使わない。その術を知る為にカレッジに入ったチセ。その成果が見えたシーンだったよ
沢山間違えても、自分を信じてくれた学友達の協力でリズベスの前に辿り着いたフィロメラ
彼女の慟哭はこれまで言いたくても言えなかった言葉の連なり
自力でリズベスの呪いから脱した彼女は自分を変える第一歩を踏み出したと言えるのだろうね
そうしてフィロメラを含め、チセ達の家へ戻れたのは良かったなぁ
銀の君が住まうあの家は穏やかさの象徴であると改めて感じられるよ。あと冬至の双子やらモリガンの生まれ変わりやらが現れると、本当の意味であの家に戻ったのだとも感じられる
そのような魔法と穏やかさに満ちた場所で歓待を受けられたなら、フィロメラももうチセの友達のようなもの
というか、フィロメラを案じてリアンまで集まってきた。それを思えば、彼女はもう独りではない
これからは明るい人生が始まるのではないかと思えるね
いわば第二部が終了したような状況。それでも全ての謎が明かされたわけではなくて
第二部では目立った動きをしなかった者、目立った動きをした者の影に隠れていた者
それらが全て表沙汰になるのが次巻からのエピソードになるのだろうか? -
10巻から始まった学院編が完結・・・ってことでいいのかな。
学院編は途中まで話の展開が遅くて不満もあったけど、
18巻でクライマックスに入ってから急激に面白くなり、
19巻は最初から最後までドキドキしっぱなしでした。
次巻からは新章が始まるようです。
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