- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800200709
作品紹介・あらすじ
私立高校・山瀬学園で悪質ないたずら事件が発生する。女性教師の惨殺死体を描いた油絵が、廊下に飾られたのだ。校長からの特命で、養護教諭の茂木遙は美術教師の椎名巧とともに、「殺人画」を描いた犯人を捜すことになる。遙はやる気のない椎名に辟易しながらも、極秘に調査を続けるが、やがて第2の「殺人画」が飾られ、事件は思わぬ展開をたどる。犯人は生徒なのか!?犯行の真の動機とは?-。
感想・レビュー・書評
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ものすごくおもしろいわけではないけど、なんか引き込まれる不思議な魅力のある作品。主人公の保健の先生のまっすぐなキャラクターによるところが大きいかも。
ミステリーとしてもおもしろかったですが、題材が絵画なのでビジュアルを提供されない読者側はちょっと不利ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学校を舞台にしたミステリ。なんとも凄惨な殺人事件が、実際にではないけれど起こります。「無記名の悪意」ってのは考えるとかなり怖いけれど。この事件の真相はどうにもやりきれなくって。たしかにたいしたことじゃないといえばそうなのかもしれないけれど。加害者側と被害者側の温度差が悲しいなあ。
とってもいらいらさせられた彼の意外な側面にも感服。保健室の先生同様振り回されちゃいました。 -
高校の廊下に飾られた殺人絵画。教師の殺害現場を描いた絵に込められたメッセージは何か。保健室の先生と美術教師によるドタバタミステリー。読みやすかったのとキャラクターがわかりやすく感情移入しやすかったのがよかった点。軽さが気になる人は読まないほうがいいんだろうなと思うくらい軽かった。ただそこが魅力でもあるのは間違いない。
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最後はベタな気もしますが、全体的によくまとまっていると思います。
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タイトルのとおり保健室の先生が校内のいたずらを調査するお話。話自体は結構面白いんだけど、なんかそれっぽい言い回しを無理に使おうとしているように見える。
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先生の惨殺死体を描いた犯人は誰?
養護教諭の主人公と、やる気のない美術教師が
犯人を捜して頑張っています。
この温度差の違う二人、案外かみ合っているかと。
見てる分にはいいですが、知り合いたくはないですw
1枚目の絵がかけられ、2枚目は防ぐ事ができ…。
一体何の目的で描かれているのか、も謎ですが
どういう基準で選ばれたのか。
途中、驚きの現実も分かるわけですが
きちっと引き下がっている彼女が潔し!
解決編での、彼らの言い分も分かります。
しかしそれをしてしまった事、を教師なのだから
悔やまなければならないのではないでしょうか?
人としては正しい台詞かも知れませんが
教師としては、あるまじき発言です。
最後まで読むと、主人公が不思議に思っていた事が
全て納得いくものに。
しかし、憧れの生活(?)を手に入れた人は
これから先、どうするのでしょう?w -
美術教師のキャラが好きになれず。プロローグ必要かな?
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元のタイトル「殺人画家は 私です」の方がよかった気がします。
いろいろ不可解な点が残るのが気になりました。伏線が分かりやすいので推理はしやすい反面、文体が私には合わなかったようで読むのは大変でした。キャラが浅く、特に中心人物の主人公と椎名先生に感情移入が出来ませんでした……残念ながら合わなかったということで☆は2つです。 -
横須賀出身の作家で、「横須賀経済新聞」に出ていた。
「保健室の先生」、高校の養護教諭、に知りあいがいて、
高校の保健室のいろいろな出来事を聞いたことがあり、まあ、タイトル買い。「このミス」大賞の隠し玉ということで、それなりに楽しめる。 -
3時間で読破。
犯人かわわかった時には、結局そこかよ‼︎と思ったが、どんでん返しに驚かされた。 -
ラストの、ほほえましい感じが良かったです(^^)
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途中で断念。前に他の作品の感想でも書いたけど、せめて本の中でだけでも現実逃避をしたい。人の本性…というか悪意やらなんやらのお話なら勘弁。キャラも好感持てず…椎名はなんなんでしょ。先生方も生徒達も好きになれない。いや現実はこうでしょうけれども。ジャケットからの想像とは違う内容で1人勝手に騙されました。残念。
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教師の死体を描いた油絵の事件という新鮮さやキャラクターに引き込まれた。文章の粗や拙さがちょこちょこ気になって、言葉遊びにも上手く乗れなかったりしたけれど、教師目線の学園模様が鮮やかで良かった。
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このミス
高校の養護教諭と、美術教師が殺人画を描いた犯人を探すはなし -
高校が舞台だと、メインとなる探偵役は学生同士か先生と生徒てパターンが多いかな、て思うけれど、この本では先生同士で、何か珍しい感じ。
保健室の先生と美術の先生ですが。
この設定と、あらすじを読む限り、おもしろそうだなぁて思ったんだけれど、美術の先生のキャラが……ダメ…。
三人称ながら保健室の遥先生視点だし、タイトルからしても遥先生が主人公かなと思うけれど、彼女の性格は普通で、美術の椎名先生が変わり者キャラ。
そのキャラ設定自体は別にそれでいいし、逆でも何でもいいんだけれど、椎名先生の変わり者キャラが、感じ悪いタイプの変わり者キャラなので、イライラする。
大人としての常識を踏まえた発言が出来ないとか、小説における変わり者キャラだという点を差し引いても無理。
他の方のレビューを見ても、そこまでのミステリ感というか謎解き感もなく、ラブコメみたいらしいので、無理せず断念しました。
てか、タイトル……どうなの、このセンス。 -
ミステリー感が 少なく、さらさらと 読了。ことば回しが 面白く ラブコメのよう♪
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一応「謎解き要素」はあるのでミステリに分類したが、
何というか「清く正しい昭和のラブコメ」って感じ(^ ^
主人公二人のやりとりが、アホらしくて楽しい(^ ^
また「言葉遊び」のセンスが卓越しており、
ことわざや常套句を「逆手にとって」ギャグにするのは
私の大好物(^ ^
肩肘張らずに気楽に楽しめる一冊(^ ^ -
最初はもう一人の主人公の性格にイライラし、途中までが長く感じた。後半急激に展開した感じがするけど、いい終わりだった。しかし、ラブコメ…?あとタイトルはもっと考えたほうがいいのでは…
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とても軽い雰囲気のミステリー。
殺人事件でない、事件の設定が面白い。
先の読める展開ではあるが、無難に楽しめた。 -
ページ数の割に、事件が少ない印象です。
「殺人画の犯人探し」といった題材は面白いと思います。
最後は何となく予想がついてしまったのですが、美術教諭と二人での捜索などの展開は楽しめました。 -
思ったほどの展開がなくて、あっけない感じだった…
最後の展開は「えー、ないでしょ。」でした。 -
表紙に二流感があったので期待せずに読んだのですが、予想より良かった。授業に熱意がなく、社会人としてのマナーも適当で、外見にも特に魅力がなく、発言はひねくれているという嫌な要素でいっぱいなのに、何故か気になる存在として描かれている美術教師。ちょっと納得性に欠けるかな。
でも、ミステリーとしての構成はなかなかしっかりしているので、上記の違和感にもかかわらず最後までダレずに読むことができました。 -
ポメラニアンの代弁が可愛いかった。
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「このミス」大賞候補(10回)
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ミステリーというよりラブコメって感じだった・・・
しかもそのラブコメ部分もどこでそう言う
感情が芽生えたのか、よくわからない
あれか?共同で困難を解決していく上で
とかなのかなぁ・・・
もう少し読み込んでみようかな