ラブ・リプレイ (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.53
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本棚登録 : 400
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800200945

作品紹介・あらすじ

東大農学部院生の奈海はバレンタインの朝、同じゼミに在籍し、想いを寄せている本田の死体を発見する。凶事に茫然自失する奈海の前に、突如"死神"を名乗る青年が姿を現わし、「過去に戻って愛する者を救う機会を与える」と言う。奈海は本田の死因を突き止め、彼を救うことを決意。しかし、本田が密かに開発していた惚れ薬も絡み、事態は思わぬ方向へ-果たしてふたりの運命やいかに。

感想・レビュー・書評

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  • 良かった。タイムリープモノで最後に全部繋がってきて解決したの良かった。ハッピーエンドで良かったぁぁぁぁ(安心)
    偶然に対応する力が付いた気がする。

  • このシリーズだとこれが1番好きだった記憶

  • 図書館で借りた本。
    バレンタインデーの朝、片思いの相手の死体を発見してしまう奈海の前に現れたクロト。
    クロトは自らを死神のようなものだと言い、10回だけやり直せると言う。残日の夜から何度もやり直しても誰かが死ぬ結果になってなるが、奈海早ければ最後まで諦めない。

  • 農学部の研究室。片思いの幼馴染の命を救うべく、彼が亡くなる前後12時間程度の時間をシミュレーションして運命を変える。制限回数は10回。

  •  惚れ薬ってどうですか?この薬に頼らなくても充分行けそうな面々ですよね。同じ時をぐるぐる回るのも途中で飽き飽きしてきます。

  • サクサクよめた。

    10回、同じ日を繰り返すわけだけども…

    とにかく、一回一回のシュミレーションで新たな事実が発覚するから。飽きずに読み切れました!

    面白かったけど…
    あんまり心には残らないかなー。

    サクサクよめる
    軽めの恋愛物ってかんじかなー?

  • 今回はバッドエンドを避けるために同じ日を何度も繰り返し、過去の地点に戻って間違った分岐点を修正していく女の子が主人公。大学の研究室が舞台だけど、もはやSF。処女作よりどんどん読みやすくなってきて、新刊が出るごとに化学成分よりラブ成分が強まっている気が…。登場人物がみんないい人すぎるね。最後の演出も粋だ。やるじゃないか、クロト。2012/648

  • 事務所の営業君のオススメで。
    コメディタッチのゆるミスで、さくっと気楽に読める作品。
    ミステリってこういうのもアリなんだなぁ。面白い。

    知人が薦めてくれる本を読むと、作品だけじゃなく、その人の趣向が分かるようで面白い。

  • 好きな人が、実験にて惚れ薬を作った。
    それによって、彼は死んでしまった。
    その問題を取り除くため、限りあるチャンスを
    フルに使い始める。

    しかし、問題が出てくる出てくる。
    失敗して、成功して、けれどしわ寄せが次に。
    ついでに惚れ薬を持って行った人間は誰なのか。
    人間関係と感情が入り混じって、それはもう大変に。
    誰が誰を好きで、どうなった状態なのか。

    回数を進めるごとに、当然見えてくる感情達。
    しかしこれ…最後裏技状態ではないでしょうか?
    これはいいのか、大丈夫なのか、と
    あちらの心配もしてしまいます。
    知ってしまった店員さんの心情は
    一体どこで使うのかと思ったら…。

    すごく気になる、という内容ではなかったですが
    少しずつ見えてくるそれらが、見事でした。

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著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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