バカの話は必ず長い (宝島社新書)

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  • 宝島社
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800201140

感想・レビュー・書評

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  •  本書のタイトルもそうだが、「知らないと恥をかく~」や「なぜあなたはまだ~しているのか?」といったタイトルの本には嫌なモノを感じてしまう。これらは読者の無知を嗤い、恫喝するものであり、単純に不快感を感じるからだ。

     が、本書は思わず手に取ってしまった。
     パラパラとめくると、話が長い原因に、準備不足によるパニックと、準備のしすぎで独りよがりな詰め込みプレゼンになってしまうことが挙げられており、背中に冷や汗をかいた。

     …ワ・シ・の・こ・と・や・な・い・か!

     恫喝に屈しましたとも、ええ…orz

     読んでみると、長話のマイナス点からはじまり、長話のパターン、相づちなど話を聞く技術の紹介に、思考整理のためのロジカルシンキングの基礎、そして接続詞の使い方、と基本的なことの本当に基礎レベルのことが書かれているだけでした。
     とはいえ、それがちゃんと出来てるかというと…他の本の紹介で何度も書きましたが、「知ってることとできることは違う」で、できてない部分が多いなぁ…とヘコみました。

     あと、本書を読んでいて気づきがあったのが、定性表現と定量表現の違いです。
     定性表現とは、「強い」「素晴らしい」「すごい」「偉い」など、個人の主観が基準となる表現のことです。これに対し、定量表現とは、数値化できる客観的な基準に基づいた表現のことです。
     この定性表現・定量表現のいずれを用いるかについては、語彙や知性も関わってくるでしょうが、物事の認識において感覚的(身体的)か論理的(頭脳的)かという部分があるように思いました。
     感覚的か論理的かというと、前者より後者の方が良いように思いますが、必ずしもそうとばかりは言えません。確かに、定量表現を用いた論理的アプローチでなければ話題の共有・整理は難しいでしょう。しかし、人を説得する段になると、論理一本槍では厳しくなります。香西秀信さんが「人間は論理的な生き物である。だからこそ、論理で説得されるのを最も嫌う。泣き落としなど情で説得された方が、自分のプライドが傷つかないので受け入れやすい」という趣旨のことを仰っていましたが(『論より詭弁』)、「あいつの言ってることは確かに理屈ではわかるけど、納得できない」という言い方が往々にしてあるように、いわゆる「腑に落ちる」という身体的な実感を伴わない言説は、それはそれで問題があるということです。要するに、感覚と論理、両方のバランスが大事ってことですね。
     しかし、人間は認識段階で感覚的・論理的いずれかに偏っている人がほとんどでしょう。私自身については、感覚的な方に偏っていると思います。その認識の偏り自体を修正するのは無理あるいはかなり困難だと思われるので、それよりは自分の偏りを認識した上で欠如している部分を補ってバランスを取る、という考え方の方がいいんじゃないかな…などと、気がつけばつらつら考えていました。

     話し方の具体的スキルについては、著者の他の本を読んだ方が良いように思います。やっぱりタイトルに釣られた気がないわけじゃないですが、「俺の話ってくどい?」「俺の話し方って、バカっぽいかな?」というコンプレックスをお持ちのご同輩は一読してみてもいいんじゃないでしょうか。


     本書読了後、周りの人間に当たってしまう一幕もありました。
     「みんな、おれのことバカやと思ってたんか!!」
     すると、周囲の人間はにべもなくこう言いました。
     「うん。…気づかんかったん?」
     愕然とする私。空気が読めないなんてチャチなもんじゃない、もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分です。
     「今まで俺のこと、そんな風にそんなこと思てたんか!?
     …わかった。俺はバカだ! せやから、次会った時は貴様のカバンにマヨネーズをねじ込んでやる!!」
     「はぁ!? 何でそうなるの!?」
     「決まってるやろ、なんてったって、俺はバカなんだから! そうだろ!?」
     「!!」

     威勢良く啖呵を切ってみて分かったんですが、私の周囲の人間はバカではなく「おバカ」だったようです。

  • 長話は、相手の時間を浪費する、聞き手を飽きさせる、論点が曖昧になる、といった点が悪いところ。
    適度な準備と緊張の克服が、スピーチ成功の秘訣。
    あまり目新しいことはなかったが、自分のスピーチはどうか、振り返る機会になった。

  • 鮮烈なタイトルと書き出し、帯。の割に内容は淡々。話をどう組み立てるか、整理していくか、という一般的?な本でした。

  • とにかく聞き手の配慮を最大限に考えることで伝えたい情報を効率よく伝達できる。

    -引用-
    他人は思い通りにならない存在です。人と人との間に存在するギャップを少しずつ埋める作業が、対話であり、本当の意味でのコミュニケーションなのです。

    専門家はその分野の深い知識をもっているがゆえに、別の見方をするのが難しいのですが、素人はセオリーを知らないので、なんでも言えるわけです。もちろん的外れな意見も多くなりますが、素人だからこその自然な感想や疑問が参考になる場合もあります。

    主張、根拠、データの三角ロジックで論理のバランスを分析する

    演繹法は、直列で根拠要素をつなぐ
    帰納法は、並列で根拠要素がならぶ

    定性表現:個人の主観が基準となる表現
    定量表現:比較対象の関係や数値化できるものの表現

    接続詞は、論理の接着剤。

    「まず、以下のようなデータがあります」
    「さらに他の調査結果によると」
    「すると、冒頭に申し上げた結論に至わけです。」

    あえて、口に出して「さて」とつぶやく。チャレンジしようというニュアンスが含まれる。ネガティブな気持ちからポジティブな気持ちに変化させることができる。

  • 話を簡潔にわかりやすく伝えることを指南する一冊。

    可もなく不可もなし。

  • 読了。

  • まー話は短く簡潔を心掛けましょう。接続詞は重要です。

  • 話の長い人を分析していたところ,ある先生に紹介していただいた本。話が長いバカにならないように気をつけます。話が長いということは相手意識が欠如しているのだと改めて思いました。どんなに偉くなっても忘れてはいけないものです。

  • タイトルが面白い割にはいたって普通の本。厳密にはタイトルと内容に齟齬があるような。

  • あぁあの人の話が何故つまらないのか良く分かった…自分も気をつけねば

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プロフィール

(株)櫻井弘話し方研究所代表
(株)話し方研究所顧問
東京都港区生まれ。工学院大学、スリーエム・ビジネスシステムズ(株)を経て1992年に話し方研究所専任講師となる。金融、サービス、IT 関連等の民間企業をはじめ、人事院、各省庁、自治大学校、JMAなどの官公庁、各種団体等で主としてコミュニケーションに関する研修・講演を手がけている。クライアント数は1000以上におよび、特にプレゼンテーションや説明力強化研修などのわかりやすい講義・実習には定評がある。主な著書に『大人なら知っておきたいモノの言い方サクッとノート』( 監修、永岡書店)、『図解 「話す力」が面白いほどつく本』( 三笠書房)などがある。 櫻井弘話し方研究所代表、話し方研究所顧問。

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