- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800202383
作品紹介・あらすじ
歴史と文化の町「京都」には別の顔がある。世界的な観光都市であるがゆえに集まる富と権力。それをめぐる暗闘の歴史だ。暴力団からフィクサー、タレント、地元財界重鎮、同和団体、伝統仏教、新興宗教教祖…「古都」の"支配者"たちが入り乱れた、隠微な権力闘争と背徳の錬金術とは?京都の裏面をえぐり出す出色のルポルタージュ。誰も書けなかった現代京都、その黒幕の系譜。
感想・レビュー・書評
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細木数子、テレビに出しちゃダメっしょ。
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価値があるところに金は集まる。京都は金を産む街でもある。そこに権力と金と女への欲望が絡めば、利権を巡る争いが生じるのは自然なことだ。裏千家などは、そんな謀略の街の中、生き残る策略をもう400年続けている。金を会員から吸い上げ、権力に流す。これも京都の一面。
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イトマン許永中、京都信用金庫山段芳春、会津小鉄会高山登久太郎、佐川急便佐川清、餃子の王将部落解放同盟、西本願寺、阿含宗桐山靖雄、裏千家、細木数子、無量寿寺
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京都は…最も金持ちが集まり、千年の都だからなぁ…
埃の溜まり具合も半端じゃない -
よくわからん。
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本書は、かつて京都を支配した「黒幕」と「地下金脈」の実態について追ったもの。
時は1980年代のバブル全盛期及び90年初頭。
古都・京都には東京や大阪から莫大な資本が流れ込み、暴力団から闇紳士、宗教界に至るまで、闇社会のオールスターズが群雄割拠した、
その様子を2部構成にてレポートしている。
①暴力団と黒幕たちの饗宴
②宗門と家元たちの饗宴
京都に関係を持ち現状。
全てを事実として受け入れるのも問題であるも、知っておいて損はないことであろうと本書を手に取った。
読後は複雑な気分。
地方どこにでもそんな噂はあるものだ。
どう捉えていくかは自分次第。