- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800205001
作品紹介・あらすじ
北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。救助に向かった陸上自衛官三等陸佐の廻田と、感染症学者の富樫博士らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられた。北海道本島でも同様の事件が起こり、彼らはある法則を見出すが…。未曾有の危機に立ち向かう!壮大なスケールで「未知の恐怖」との闘いを描くパニック・スリラー。2013年第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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このミス大賞受賞作は面白いけれど、新人っぽさというか今ひとつ感が強いものが多いが、この作品はこれがデビュー作なのかと疑うほど完成度が高かった。最初の話の流れが現在のコロナ禍と重なる面もあって、すぐに引き込まれ一気に読みきった。(ウイルスの説明や自衛隊用語はよくわからず読みにくかったので、そこはちょっと飛ばし読み)
残念ながら宗教的なことは全くわからないので、ラストの意味が理解できず消化不良気味。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「このミス大賞」の作品とはどうも相性が悪い。
というよりも「このミス大賞」というネーミングが、
年間の「このミステリーはすごい!!」のランキングで一番になった作品と同様のものと誤解させ、
本を売ろうとする宝島社の販売戦略がミエミエなのだ。
「このミス 1位」と「このミス大賞」とは全く似て非なるものなのだ。
にもかかわらず、
この作品が「このミス大賞」という新人賞に応募されたものと気付かず、
その年の“ナンバーワンミステリー”と思い、
ミスリードされて購入した読者も実際多いのではないだろうか。
私自身、少し前まではそう勘違いしていた。
だからはっきり言えば「このミス大賞」受賞作品の完成度はそれほど高くない。
この作品も、あくまで“圧倒的な迫力を誇るB級パニックサスペンス”という気がする。
ストーリーは大掛かりなのだが、所々の細かい部分に粗さがあるというか。
まあ、新人なのだからそれも当然なのだが……。
まずまず面白くは読めたが、ミステリーの完成度として考えると、如何なものであろうか。 -
面白かったけど…ミステリ…なの?
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序盤面白かったが、中盤以降は入り込めなかった。
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疲れた。
なかなか読み終わらなかった…。
結末が知りたくてなんとか読み進めたものの、モヤモヤする終わり方…
終始グロいので映画化とかはないかな…?
あったらちょっと見て見たいかも。 -
読みごたえがあった。後半はドタバタしてたが、政府や官僚は実際もこんな感じだろうな…
2014.5.23