魔法少女育成計画 episodes (このライトノベルがすごい! 文庫)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 243
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800209344

作品紹介・あらすじ

『魔法少女育成計画』『魔法少女育成計画restart』で、過酷なゲームを繰り広げた魔法少女達。そんな彼女達に魅せられた読者の声に応えて、短編集がついに登場!ほんわかした日常や、少女達の不思議な縁や、やっぱり殺伐とした事件などなど、本編の裏側エピソード山盛りでお届けします。

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。
    本編より前のストーリーが多め。ゆるい雰囲気のものが多めで、読みやすい。
    挿絵がどれもとても良かったです。

  • キュートでキッチュ、プリチーでパワフル。
    いずれ劣らぬ強烈な個性の魔法少女たちが知略と策謀と各々持てる魔法を駆使し生き残りバトルロワイヤルを演じるライトノベル第四弾は、既刊の魔法少女総出演の贅沢な短編集。
    結論から言いますと大満足!
    長編では伏せられていた魔法少女たちのプライベートな日常のアレコレ、語られなかった心情や葛藤が硬軟織り交ぜた達者な文章で盛り込まれています。
    特に株を上げたのはルーラ!
    本編では意地悪で我儘、殆ど見せ場なく終わってしまったルーラが仲間に対して面倒見の良さを発揮するシーンで好感度アップ。
    ツンデレ好きのハートをくすぐる萌えキャラに仕上がってます。
    魔法少女育成計画の魅力の一つに、神秘的で不思議ちゃんな黒髪ショートの魔法少女の実体が「~っス!」と舎弟喋りのナンパギャルだったり、クールな狩人スタイルの魔法少女が実は田舎っぺの訛りまだるだし等数々のギャップが挙げられるのですが、短編集でもそれは健在。
    本編ではあっさりさくっと退場してしまった魔法少女が殺伐からほのぼのまで持ち回り主役を張る短編は、本編のエピソードとリンクし、ある時は本編の行間の空白を埋める形で同時進行し、意外なキャラとキャラの接点や因縁が開示されたりと終始サプライズに満ちたアグレッシブな構成になってます。
    ねむりんに至ってはMVP並の大活躍!本編での印象の薄さが嘘の如くある時は頼もしい助っ人として、ある時は余計な事を吹きこんだ善意の元凶として、複数の魔法少女の夢に登場します。
    チェルナーマウスの意外すぎる正体やスイムスイムの純粋さ故の狂気、プフレとシャドウゲールの百合主従のクランテイルも食わない夫婦漫才など、読者が「読みたい!」「知りたい!」と思った要求に可能な限り応えてくれるサービス精神は素晴らしい。
    カラー口絵もとても可愛く華やかで見応えあります。

    難点を挙げるなら、短編集を読んで魔法少女一人一人に感情移入し愛着が湧くほどに本編を読み返すのが辛くなること。
    特に戦闘狂の復讐鬼一辺倒だったアカネのイメージは180度変わります。あれは病むわ……

  • 魔法少女育成計画とrestartのキャラたちによる
    短編集

    小説では次々と死んでいってしまうメンバーたちの
    ほんわか日常が読めて嬉しかったり
    ちょっと悲しかったり。

  • 魔法少女育成計画とrestartの短編集
    全魔法少女が網羅!
    全体的にほのぼの

    作中わからなかった魔法少女の本名や正体がわかったり
    知られざる接点や
    キャラクターがわかる
    アカネとか
    おもしろい~

    面白いよってすすめたら「もう全巻持ってる」って返ってきたーーびっくりだーー

  • 魔法少女育成計画シリーズの短編集。
    無印・restartに登場した全魔法少女が登場!
    ・・・・・・って事なんですが、中には数行程度しか出番の無い子もいたのが残念。

    内容は、魔法少女たちの日常ストーリーです。
    ほとんどの物語がほのぼのコメディな感じで、本編とのギャップが凄い。
    お気に入りは「アカネと愉快な魔法少女家族」。
    本編の彼女を知ってる身としては、「アカネにもこんな時期があったんだよなぁ」と切なくなったり。

  • 前半はネットで書かれてたもの。でも挿絵があるので楽しめる。
    後半は書きおろし。一作目のキャラと二作目のキャラがやり取りしていたりして面白い。(ねむりんとマスクドワンダー(と綺麗なカラミティメアリ))
    『マジカルイリーガルガール』の謎が『青い魔法少女の記憶』で明かされたのは面白かった。(リオネッタは災難だけどw)
    クランテイルが本編(restart後)エピローグでシャドウゲールの顔を見て「マジで?」みたいな顔をしていた謎も明かされますw

    あとがきに書かれてた書き下ろし
    スノーホワイト育成計画
    http://konorano.jp/bunko/short_bunko
    http://tkj.jp/campaign/konorano/bunko/read/2013/mahou/_SWF_Window.html

    以下、スノーホワイト育成計画のネタバレ
    こっちも面白かった。まさか2作目の元凶が出てくるとは。

  • 今巻は短編集。Webから引っ張っているのでショートショート並み。
    登場人物の殆どが本編でしにます。何とも酷い話だ。

    個人的にルーラ好きだったんだけどメイン視点での話はこの短編集には無かった、残念。
    全体的に見ると、マジカルデイジーの話がとって付けた感があったかなぁ。テレビ放送の内容も地味な上、その短編自体も地味すぎた。

  • 今まで登場した魔法少女のサブエピソード集。世界観やストーリーの補足というよりは、本編にあまり影響を与えないようなエピソードが中心。ほんわか系のストーリーから、魔法少女同士の意外な関係を明らかにしたものまで、ファンサービスのような感じ。最後クランテイルのはやっつけな気がする。

  • ラ・ピュセルの「独自の調査」について詳しく。

  • 15本の短編小説からなる、33人の魔法少女達の物語。
    試験及びゲームが始まる前の、彼女たちの日常が垣間見れる。

    無印及びrestartで悲惨な目にあった彼女たち。
    その結末を知っているからこそこの日常が微笑ましく思え、
    その結末を知っているからこそ読んでいて辛くなります。
    魔法少女たちはしっかり生きていたんだなぁ・・・。
    悪い子なんていなかったんや!(注 音楽家は除く)

    無印・restartを読む前にこのepisodesを読んだらこのシリーズに対してどのような感想を抱くのだろうか。
    数年後、このシリーズの内容を忘れ、読み返そうと思ったときはepisodesから読んでみたい。

    1本バトルもあるけれど、基本的には穏やかな日常もの。
    喫茶店で紅茶でも飲みながら読むのがよく似合います。

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著者プロフィール

1979年、新潟県生まれ。
『美少女を嫌いなこれだけの理由』で、第2回『このライトノベルがすごい!』大賞・栗山千明賞を受賞しデビュー。
代表作は『魔法少女育成計画』シリーズ(以上、宝島社)。

「2020年 『帝都異世界レジスタンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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