そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800215154

感想・レビュー・書評

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  • 映画は見ていないけど読んでみました。
    胸が苦しくなって泣いてしまいました。
    なにが幸せか、血のつながりがなにかを考えさせられた話。

  • 映画を先に観賞。この本を読んであーここはこういう意味が隠されてたんだ、とか、福山演じる良多がほんと嫌味な性格で、会社の後輩とみどりと二股かけていたこととか、国村隼の上司が、嫉妬で左遷したとかは、読むまでわからなかったな。
    一読の価値あり。

  • ネットや週刊誌などで何やら問題が起きているようですがそれはともかく、映画を観てから、映画を見てから…と思いながら映画を見てから買って読む。映画ではいまいち分からなかったシーンでの人物の心情などが割と細かく描かれていて、こういう事だったのか…と。会社の人間関係や斎木家夫婦の成り立ちもわかって面白かった。

  • 育てた6年か、血か・・・ もしも自分の子だったらと思うと辛いですね。仕事ひとすじで家庭を顧みない父親には、母親が子を思う気持ち、子が親を慕う気持ちが理解できず、理想ばかり追う。実の子であっても6年も他の家庭で育ったのなら他人と同じなのではないか、一方、その他人の子は自分の幼い頃にそっくりで性格も似ているとなれば血筋も捨てられず・・・
    作中の親の気持ちと同調し、涙しました。

  • 「そして父になる」 本当の親とは・・・ 仕事と家庭どちらをとるか・・・ 
    考えさせられます 

    詳しいレビューはこちら(^_^)
    http://ameblo.jp/ninjin1234/entry-11633110800.html

  • 思いがけずよかった。映画をまだみていなかったというのもありますが、キャストを思い浮かべながらノベライズ本としてではなく小説として楽しむことができました。
    ラストはもやもやとした中に一筋の希望の光が見えたかのようでした。タイトルの意味、家族のあり方を改めて考えました。ぜひ映画も観てみたい。
    リリーさん素敵な味わいを出してるんだろうな~

  • 良多の成長物語だった。
    まさに、そして父になる、だね。

    いろいろとあり得なさそうな設定があったりするけれど、
    結構生々しい人間関係が描かれていて、一喜一憂してしまった。
    映画も見たくなった。

    日本人の繊細な心の動きを、どうアメリカが描くのかな。

  • 昨日、満員の映画館で見た。女性が8割で、奥様に連れられてきた男性が2割だった。それにしても、賞の効果か、福山雅治見たさか、平日の朝一番の回で満員とは!

    よく練られていて、『誰も知らない』ほど暗くないし、面白かった。リリーフランキーと真木ようこの演技がよかった。

    福山の親との関係、福山と子どもの関係とうまく描かれているし、こどもがなにを望んでいるのかを押し付けがましくなく描かれていた。
    じっくり作品世界に浸れる映画館はやっぱりいいなと思った。

  • 映画を見てから読もうか散々迷ったけれど結局、待ちきれなくて読了。しかも、一気読み。
    二人の母親の気持ちを思うと読んでいてすごく苦しくなった。
    最近、子育てにちょっと疲れ気味だったけど読み終えた後に我が子がものすごくいとおしいく思えた。早く映画が見たいなぁ。


    2013,10,6追記。
    ノベライズ本を読んでから映画を見に行って良かった。映画は風景が綺麗に描かれていたけれど細かい心情や背景などはちょっと物足りなさがあった。

  • 六年間育てた子が自分の子じゃなかった。
    その事実は、弁護士を通じて、たんたんと伝えられ、遺伝子検査しても、「親子とは認められない」とその一文だけで突きつけられる。

    子の交換。
    時間が経てば経つほど抗えない血。
    親子の絆。
    葛藤。
    心の傷。

    圧倒され、引き込まれ、あっという間に読了。
    親が子に育てられて行く様子も読み応えあり。
    読んでよかった。

    • ケンロロ軍曹さん
      通りががりのコメントの巻
      映画観たであります。お互いの家族は対極のような位置にいて…結婚もしていない父親でもありませんが涙が溢れ出ました。是...
      通りががりのコメントの巻
      映画観たであります。お互いの家族は対極のような位置にいて…結婚もしていない父親でもありませんが涙が溢れ出ました。是非、映画も観ていただきたいであります。
      2013/10/03
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著者プロフィール

著者)是枝裕和 Hirokazu KORE-EDA
映画監督。1962 年東京生まれ。87 年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオン に参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14 年に独立し、制作者集団「分福」を立ち 上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そ して父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画 祭パルムドール、第 91 回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、『真実』(19/ヴェネ チア国際映画祭オープニング作品)。次回作では、主演にソン・ガンホ、カン・ドンウォ ン、ぺ・ドゥナを迎えて韓国映画『ブローカー(仮)』を 21 年撮影予定。

「2020年 『真実 La Vérité シナリオ対訳 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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