そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)

  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800215154

感想・レビュー・書評

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  • 俺も父になる

  • 血か時間か

    福山が父になるまでを描いたとすれば、結論は時間もいうことになるであろう。

    作品は盛り上がって終わるが、本当の人生は続いていくので、ふとしたときに同じ気持ちになったり、他人との違いに辟易したりする。

  • 【図書館】映画未視聴。親子とは、「血」なのか「共に過ごした時間」なのか? 病院での取り違えが発覚しなければ、野々宮家はこのまま二等辺三角形な姿を取り続けていたんだろうか。男女問わず、嫉妬というものは恐ろしい。この2組の家族がどうなっていくのか、明確には示されていないけど、みんなで何かをしようなんて当初思わなかっただろう発想に良多の父としての成長を感じた。

  • 原作は映画。

    本のほうが詳しく書いてあるかなと思ったけど、そうでもなかった。・・・って、映画見てないけどね(笑)


    『あれはゆかりと二人で河原で遊ぶ子供たちを見ていた時だった。最後の家族でのレジャー。あの時、慶多と琉晴は指切りをしていた。一体、何を約束していたのだろう、とずっと気になっていた。もしかすると・・・。』p281より引用

    結局、何を約束していたのか、はっきりとしなかった。


    やっぱり福山雅治はかっこいい。
    こんなに仕事バリバリしてて、家庭を顧みないお父さんは、嫌かもしれないけどね。

    私は『ゆかり』みたいなお母さんになりたい。

  • 映画が気になっていたので読んでみた作品

    映画を見ている様に情景が浮かび読みやすかった
    血の繋がりなのか、一緒に過ごした時間なのか
    読み終わってみると答えありきで作られてる構成な気もするけど
    最後はウルッときたし良かったと思う
    ただ、何であんなにあっさり交換しましょうって流れになったかだけが疑問

    自分だったらどうするのかな?と考えてしまう

  • 私にももうじき一歳になる娘がいるけど、もし取り違えだったと言われたらたった一年でも交換なんて無理だ。
    それが六年後だなんて考えられない。
    結局どうしたら正しいのか答えなんてないって思った。

  • 映画が面白そうだったので手にとってみました。

    映画の印象が強く物語でもそれぞれ俳優さんの顔が浮かんできましたが、印象的にはなかなか合っているように思いました。(みどりさんはちょっと違うかな?)

    子供を取り違えられた二組の親子が交流をしながらそれぞれ(特に福山家?)が家族とは何かを考えていくといった感じ。

    話としても読みやすくてよかったんですが最後が少しぼやかされているのがちょっと気になるところ。結局モトサヤのような感じはするけどね。

    ちょいと厳し目の★3つで

  •  読んでいる最中からいろいろ考えさせられた。

     そして出した結果。

     私は血より、育ちを選ぶ。みどりが息子と別れるシーンはもう胸が痛くて読めなかった…。

  • 映画を見に行ったら入れず次回まで3時間待つのもどうかなと思って本を購入。「血」か、「共に過ごした時間」か。
    6年間育てた息子は病院で取り違えられた他人の子供だったことが判明。2つの家族に突きつけられる究極の選択。となっているが、選択にかなりの違和感が。「時間」に決まっている。取り換えられる訳がない。映画を見たかみさんとも100%一致。

  • 映画も気になるけど、原作を読んでみた。
    結末は予想の範疇だったけど、そこまでの家族の葛藤や成長ぶりがよかった。
    2組の家族のバランスがよくて、交流していりシーンが目に浮かぶようだった。
    是非映画も見てみたい。

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著者プロフィール

著者)是枝裕和 Hirokazu KORE-EDA
映画監督。1962 年東京生まれ。87 年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオン に参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14 年に独立し、制作者集団「分福」を立ち 上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そ して父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画 祭パルムドール、第 91 回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、『真実』(19/ヴェネ チア国際映画祭オープニング作品)。次回作では、主演にソン・ガンホ、カン・ドンウォ ン、ぺ・ドゥナを迎えて韓国映画『ブローカー(仮)』を 21 年撮影予定。

「2020年 『真実 La Vérité シナリオ対訳 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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