銀行員という生き方 (宝島社新書)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800219039

作品紹介・あらすじ

「やられたらやり返す、倍返しだ!」と宣言して逆転勝利を収める銀行員なんて存在しない。邦銀と外銀、合わせて銀行員歴20年、その後も銀行と密接にかかわることの多かった著者が、銀行員という人々の実態をすべて解説!出向で銀行外に出たら戻れない?行員全体の2割がうつ病?支店長や上司との付き合い方とは?行内結婚が9割以上はドラマの誇張?入行する前にすでに評価がランク付けされている?などなど、誰もが疑問に思っている銀行のあんなことや、こんなことまで余すところなく紹介!銀行員の醍醐味や急所も暴く、銀行員を知る手引きとして最適な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 元銀行員の著者による、銀行の世界の内情についての解説本。

    「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」など、銀行を舞台にしたTVドラマが好きなので、銀行員の仕事とはどんなものなんだろうか?と興味を惹かれて購入した。

    自分自身が全く違う業界にいるため、真実がどうなのかは検証のしようがないが、なかなか衝撃的な内容。

    例えば、「半沢直樹」では、上司のパワハラで精神を病んでしまった同僚が登場するが、実際の銀行でも潜在的な鬱病の人が全体の2割に達するという。
    ノルマ未達成の人間を詰める「詰めの文化」なるものがあると現役銀行員から聞いたことがあるのだが、そのような厳しい環境が影響しているのだろうか…?と感じた。

    あと、「メガバンクに比べて地銀や信金は・・」と言わんばかりの地銀・信金disはちょっとどうかと思った…

    銀行員の処遇、職場環境など、銀行員の仕事について全く知らない人間の「銀行員の仕事とは?」という問いに答えてくれたので、一読の価値があった。

  • 銀行という組織について、考えさせられた。でもまぁ元々噂ベースで知っていたことばかり

  • 読了。倍返しだー!!みたいなブームで銀行員に興味を持つ人っているんだろうな。

  • 『半沢直樹』のヒットに便乗した銀行の内幕本。著書の過去の本と内容がかぶる点も多いが、銀行外の者として、興味深く読めた。著書の主張する、銀行は銀行の本来業務(融資)に集中するべきという主張は一つの見識だと思った。

  • 銀行出身者による銀行のドロドロを書いた本。
    ただ物事何にしても陽と陰の部分があるわけで、当書は陰の部分をスキャンダラス且つセンセーショナル(それこそ時代にのって)に書いたもの。
    テンポよく読みやすいが、自らの職業鑑みると評価は高くつけるわけにはいかない、意地!
    まぁ、銀行で働いていると聞いたことのあるような話の集大成、といったところでした。

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著者プロフィール

企業アドバイザー。(株)フレイムワーク・マネジメント代表。1957年生まれ。島根県松江市出身。一橋大学、スタンフォード大学ビジネススクール卒。都銀、外銀で20年勤務、外資IT系VC企業の日本代表も務め、2001年に独立。経営戦略(M&Aを含む)、人財や新規事業開発、海外進出等を助言。銀行関係では『地銀・信金 ダブル消滅』『地方銀行消滅』(共に朝日新書)、『2025年の銀行員』(光文社新書)、『誰も書けなかった「銀行消滅」の地図帳』(宝島社新書)、企業買収では『M&A世界最終戦争』(幻冬舎新書)、『敵対的買収を生き抜く』(文春新書)などの著書がある。

「2020年 『銀行トリプル大崩壊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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