警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 389
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800220318

作品紹介・あらすじ

警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。捜査二課で贈収賄や詐欺、横領などの知能犯罪を追う彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため、周囲からは"電卓女"と呼ばれている。そんな彩香に、刑事部長から特命が下った。-「渋谷で銀行立てこもり事件が発生している。至急現場に向かい、指揮をとってくれ」。犯人から、現場の指揮および交渉役を郷間に任命するように名指しされたのだ。青天の霹靂に困惑しながらも、彩香は立てこもり現場である渋谷に急行する-。2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 4.2
    面白かった。
    このミス大賞になった作品です。
    設定がなかなか良かった、人物像の描き方もなかなか魅力的でした。
    細かい事言ったら、少々気になる部分はあったものの、楽しめましたし、伏線の回収も良かったです。
    後半はほんと面白かった、久々に先を知りたくてどんどん読み進めたくなる気持ちになりました。
    続編があるようなので、そちらも読んでみたいと思います。

  • あーGWがやっと終わり、嫁業もひと段落で読書再開(笑) 内容自体は、なんだろう大きな盛り上がりを感じることなく終息しちゃった感じ。面白かったけど、そこまで手に汗握るって感じではなく。 女性警官が主役だけど、誉田先生の同じような設定のに比べるとパンチが足りないかな。 ただ、登場人物には好感がもてた。なにげに後藤さんとか、発する言葉と裏腹にいい人だし。吉田さんと郷間さんのその後もちょいといい感じではないですか♡

  • 立てこもり事件については特にスリリングな感じはなかったが、人物描写が上手いせいか楽しんで読めた。

  • 面白いぞ。一気に読んでしまった。次巻を先に読んでしまったが本作は面白かった。

  • 最初のうちは読みやすくてよかったんだけど、最後の方でちょっと伏線を詰め込みすぎな感が。改題前のタイトルの方が、内容をよく現わしてたと思う。もしかして、これ続くの?

  • 2017.9 オチは思った通りだし、ありえない設定で話も軽かったけれど、それなりに楽しい小説でした。

  •  警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。32歳、独身。亡き父も刑事であった。
    渋谷で起こった銀行立てこもり事件、犯人から名指しで指揮官に指名された彩香。癒着、私欲、韓国併合、国璽(こくじ)さかのぼっては、白をイメージするゲンゲねぇね。バラバラだったピースが合い出した中盤と、真相解明のラストでまとまった。

  • このミス大賞受賞作

    3視点から事件が見えるのは面白かった。
    事件の劇的な結末と、すべてが解明されるところはさすが大賞作だと思った。

    途中からはほぼ結末が見えていたけど、それでも面白かった。

    郷間さんと後藤さん上手くいきそうですね

  • 面白かった。
    ユーモアとシリアスが良い塩梅だった。
    銀行強盗で立て籠もり犯でありながら敬語。現場指揮官に指名されながらタイトスカートにヒール。刑事部長がコーヒー好きの子煩悩。SIT隊長が体育会系で、SAT狙撃手がイケメン。警察庁から出張った食えない男。
    無意識の意識で思い通りの行動を取らせる。緩いが確かな連帯。スタンドアローンでありながら集団的な行動を取る。攻殻機動隊みたい。
    戦時中に悪事を働いた士官はまだしも、大韓帝国の玉璽やその末裔は取って付けた設定。韓流好きだけでは厄介な隣国に関わる理由が薄い。
    悪事を語るのがこちら側だけで、悪人側からの説明がなく、一方向だけの正義で説得力に欠けた。政界と財界。日本とアメリカ、韓国。植民地と敗戦、占領と再占領。悪人の論理をもっと掘り下げてほしかった。
    イタリアのミッションホイホイ参加する主人公。そこに正義はあるのか?

  • 2014.4

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著者プロフィール

1969年、山口県生まれ。『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』で第12回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2014年にデビュー。他の著書に『警視庁捜査二課・郷間彩香 パンドーラ』、『組織犯罪対策課 白鷹雨音』、『ノー・コンシェンス 要人警護員・山辺努』、『アナザー・マインド ×1(バツイチ)捜査官・青山愛梨』などがある。

「2021年 『産業医・渋谷雅治の事件カルテ シークレットノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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