【映画化原作】ケルベロスの肖像 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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  • 宝島社
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感想 : 157
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800220370

感想・レビュー・書評

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  • あまりのできの悪さに愕然……(゚д゚)!

    書きたいところは病的なまでにしつこく、そうでないところは適当に……という好き勝手が極端で、小説としていびつというか不細工というか体をなしていないというか……いやいや、こんなのプロの作品とはいえないよ(>_<)
    これが第一作なら、間違いなく宝島賞はとれなかったろう(>_<)

    前置きがとにかく長い(>_<)
    本筋に入るまで100ページくらいかかってる(>_<)
    「事件」の大筋があまりにも雑……というか、幼稚(>_<)
    子供向けのアニメだって、もうちょっと凝った話になってるんじゃない?(>_<)
    「犯人」の正体なんか、初登場シーンからバレバレだし(>_<)
    爆発・炎上シーンのあっけなさに唖然呆然(>_<)
    炎に包まれた主人公らの危機感の薄さ(>_<)
    そもそも、爆弾ってそんなに簡単に手に入る物なの?(>_<)
    「おまけ」の短編も蛇足としか言いようがない上に、視点を変えて2バージョンという全く意味のない試みをしてるし(>_<)
    せっかくの文才を、なぜもっと有意義に使わないのか(>_<)


    映画化ドラマ化もされた大人気シリーズの掉尾がこれとは(´ェ`)ン-…
    熱烈ファンの方々は納得したんだろうか?(´ェ`)ン-…

    正直、本書は廃刊にして正式な最終作を一から書き直すべきだと思う(´ェ`)ン-…


    2017/03/13

  • 新潟移動往復で読了できるページターナーではあったが、過去シリーズの登場人物、エピソードがストーリーの根幹で、それまで引いてきた複線、もしくは放っぽいていた事柄を今作でこじ付けともいえる無理やりさで収束させている。前作からかなり時間もたっているし、さして印象的なことでもないので、早い話人物像もエピソードも忘れてしまっているのだ。いちいち参照しながら読み進めば多少は立体的であろう構成を楽しめたかもしれないが、そもそも巻立てではなく、独立した書籍の体なのだからそれは不親切というものだし、そこまでの思い入れもない。

  • チームバリスタシリーズ完結編

    シリーズ物だから読んできたが、結局処女作ほどの楽しさは得られなかった

  • 事件解決のストーリーかと思いきや、なんじゃと思う展開で、つまらなかったです。映画では殺人事件も加えられているので、それは面白いと思いますが。

著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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