- 本 ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800222916
感想・レビュー・書評
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高野和明さん著『ジェノサイド』が好きな方にオススメの1冊です。
安生正さん初読みの『生存者ゼロ』はゼロシリーズ(と言っても内容は独立していそうです)の1作目にしてデビュー作のようですが、本作のSF要素は高野和明さん作品と似て、読む手が止まらなくなりました。
概要です。
訓練を終えたばかりの陸上自衛隊の三等陸佐である廻田(かいだ)は、四時間後に不可思議な任務で北海道の東の海上に浮かぶ石油掘削施設へ調査に飛び立つ。到着した廻田たちは作業員たちの無惨な最期の姿に唖然とし、生存者ゼロという事態に違和感を抱く。
その日を契機に廻田三佐は、生存者ゼロという未知なる恐怖との戦いに奔走する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
判断軸のスケールが大きすぎて想像を絶しました。本の醍醐味ってこういう世界を臨場できるところにあると改めて思いました。
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凄かった‼︎ずっとハラハラしながら読んでた。ウィルス感染でないことにまずびっくり。。それ以上に原因が分かった後の戦いが凄かった。
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北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油採掘基地TR102で、職員全員が無惨な死体となって発見された。
原因はバイオテロなのか、
謎の感染症なのか_。
未知の恐怖が日本に襲いかかる!
TR102で発生した感染症の原因がわからないまま、
9ヶ月後 北海道の道東 標津町でTR102の状況と酷似したパンデミックが起きる。
一晩で町を壊滅させる感染力。
感染源はどうやって海を渡り北海道に上陸したのか?
無能すぎる総理と、責任逃ればかりを考える官僚たち。翻弄される自治体、自衛隊、警察。混乱を避ける為 何も知らされない国民。 北海道は…日本はどうなるの!?
後手後手に回る感染症対策はまるでコロナ禍の日本のようだと思った。
やがて北海道で第3のパンデミックが起き、死者は8万人を超える。感染したものは必ず死ぬ。生存者0。
後半はパンデミックの原因がわかり、
そこからは まさに
パニーーーーーック!!
逃げまどう人々。
必死の応戦もむなしく 為す術もない自衛隊。
この状況をとめるために 爆弾を投下し北海道を焼き尽くすと決める総理大臣。もう 無能とかじゃなく悪魔だろー!
それでも食い止められずに 本州に敵が上陸したら
日本はどうなるの!!北関東住みのわたしなんて
すぐに死ぬだろ!!ヨーカドーに逃げるとか、数年前 市で唯一のデパートヨーカドーが閉店になったわたしはどうすればいいの?もがき苦しみなが死ぬなんてイヤだ!!
日本の運命は、廻田三佐と小生意気で美人な生物研究者の弓削ちゃん、そして政府と感染研の上司に強い恨みを持つ薬物中毒の感染症学者富樫博士の3人に委ねられた!
☆マイナス1の理由は
薬物のせいでおかしくなった富樫の狂人ぶりが
何故かツボにはまってしまい面白かったこと笑
神と会話できるとか もう笑
パニックを煽る要員としては必要か。
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田舎のイオンかヨーカドーは、必須。
ごめーん、今は、図書館予約は厳しいけど、なんでもありまーす♪田舎のイオンかヨーカドーは、必須。
ごめーん、今は、図書館予約は厳しいけど、なんでもありまーす♪2023/05/20 -
2023/05/21
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2023/05/21
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VS自然、VS権力。
どんどん引き込まれて読み進めることができました。廻田さんの周りには、優秀な博士が集まるなー素敵な縁やなー本人は苦手みたいだけど…と思ってみたり。
最後の最後の締めくくり方が、私の拙い脳みそでは理解できなかった…
まだ脅威は続く、という意味でよかったんでしっけ? -
謎の死を遂げる感染症、怖いなぁ
その正体、怖いなぁ
死んじゃう描写、怖いなぁ
無能な政治家、怖いなぁ
妄想なのか神のお告げ聞いちゃうの、怖いなぁ
沢山怖いなぁでした:(;゙゚'ω゚'):
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コロナ禍前に出版されたのですね。
感染者の死に至る描画が想像した事がない惨状で辛く、どんな絶望的な結末を迎えるのかと‥。
一方で無能な政府や利権にぶら下がる政治家に対する後半のくだりは、今の政治に対する個人的なイライラを解消すべくバッサリと酷評する主人公達に爽快感も覚えた。
著者プロフィール
安生正の作品





