まんがでわかる ドラッカーのリーダーシップ論

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800223760

作品紹介・あらすじ

仕事上の大失敗で、いたたまれず退職した満。幼なじみからの電話がきっかけで、生まれ故郷に帰ってみると、なんと満は「村おこし特命村長」に任命されていた!人を率いる難しさを改めて知る彼女の道を照らしたのはドラッカーの「リーダーシップ論」だった-

感想・レビュー・書評

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  • 面白く読める、っが、残らない。
    再読、再再読してまとめていこう!


    ・目的、背景を伝えてメンバーには自主的に動いてもらうようにする(ミッションを考え抜き定義すること)

    ・誇りや達成感は仕事の中から生まれる。重要な仕事ほど自らを重要と感じる

    ・肩書よりも権限が拡がったことを重視

    ・リーダーの仕事ぶりが高ければメンバーの仕事も高まる

    ・成果をあげる人はもっとも重要なことから始める

    ・リーダーシップが発揮されるのは真摯さによってである

    ・変化の先頭に立たない限り、生き残れない

    ・強みを生かすということは行動すること

  • 漫画だからとちょっと軽く見ていたけれども、非常に良かった。自身の仕事の相方との状況と重ね合わせながら読めた。仕事の相方との関係性の中で自然と出来ていたこともあり、そういう部分は非常に嬉しくなり、自己肯定感に繋がると同時に、今後は意識的に実践していくべきだと思った。また時間を置いて読むと新しい発見がありそうな1冊。

    〈心に留めたい箇所〉
    ☆人が自然と動くようにするためには、自分が何を考え何をしたいかを徹底的にメンバーに伝えること

    ☆あなたの弱みが誰かの強みなら補いあえる

    ☆一人で働き、一人で成果を出す人はわずかである

    ☆自分には価値がある、そう思える場を持つ

    ☆できないことにとらわれるのではなく、できることを考える

    〈実践していたこと〉
    ☆食事会を通して互いを知る
    →仕事以外で相手を知ることで、見えてくることってたくさんある!

    ☆それぞれの強みを知り活かす
    →クラスを組むにあたって、相方と自己紹介をしながら、自分の強みと弱みを付箋に書いて出し合ったなぁ。それによって、今はお互いの強みを生かし弱さを補い合えている!

    ☆志の低い馴れ合いの仕事をしない
    →相方のやり方に納得できなくなった時に、言うべきか言わないべきか、とても迷った。でも、馴れ合いにならないように言いにくいことも伝えた。それによって、信頼関係がより深まったと思う。言いにくいことを言った後に思い切って「気持ち切り替えるために美味しいもの食べにいこう!」って誘ったなぁ。ずっと引きずるのではなく、お互い言いたいことを言ったら、気持ちを切り替えるって重要。

  • 10,000冊プロジェクトのチームリーダーの教科書候補!

    ◎リーダーの役割は「人を動かすこと」ではない
    …指示を与えて動かすことはリーダーの本質じゃない。
     一流のリーダーはメンバーが自然と動くようにチームの環境を整える、
     これがドラッカーでいうリーダーとしてのマネジメント。
     
    ◎「成果を上げるには自分をわかってもらうために時間を使わなければならない」

    ◎「何のために事業をするのか」価値観を共有しておく必要がある
     様々な意見を出し合い、互いの考え方の違いを知り、動機・構想の違いを知った上で初めて一緒に働くことができるようになる。

    ◎大事なのはカリスマ性ではなく、ミッションを考え抜き、定義すること

    ◎「人の配置はあらゆる事業においてきわめて重要な要素」
     監督なしに、メンバーが自主的に働くとき、「より良い仕事がしたい」という意欲に左右される。それは配置によって左右される。
     
    ◎専門家には指示をしてはけない。求めるのは成果だけでよい
     やり方を他者に指定されると極端にモチベーションを下げてしまう。
     専門家(専門職)は自分が熱中できるかどうかを重視する。

    ・経営戦略:誰に、何を、どのように、販売するか決めること

    ・責任:働く人から最高の仕事を引き出すために与えるもの

    ◎仕事の託し方がやる気を変える

    一般社員のやる気を引き出すコツ
    :目標を共有し、自らの強みを生かすような仕事を与える(達成感を感じさせる)

    専門家のやる気を引き出すコツ
    :目標への理解を得られたら、彼らに高い成果を要求する(難題を与え、成果を求める)

    ◎リーダーに求められるのは人を知ろうとする態度
     それがなければその人の実力を引き出すこともできない

    ◎人を問題や脅威としてみるのではなく、資源、機会として見る
     管理ではなくリード、支配ではなく方向づけすること。

    ・モチベーション:仕事における人のやる気
     ①強みを生かせる場所に配置し、
     ②レベルの高い仕事を与え
     ③自分の仕事を自分で評価できるよう明確な情報を与え
     ④経営者の視点で仕事を見渡す機会を与える、ことで引き出せる。

    ・仕事のやりがい:責任のある仕事を与えられることにより、その成果や貢献からもたらされる達成感や喜び

    ◎チームの成果はリーダーの仕事ぶりで変わる
     チームの成長はリーダーの成長にかかっている

    ◎「人間集団の基準というものはリーダーの仕事ぶりによって決定される。したがって、リーダーこそ強みに基づいて仕事をしなければならない」

    ・強み:ヒト、モノ、カネを集中的につぎ込むべきところ
     リーダーは強みを見出し、それを十分に発揮できる分野の仕事、ポジションを与える

    ◎「リーダーシップが発揮されるのは、真摯さによってである。真摯さは取ってつけるわけにはいかない。真摯さはごまかせない」
    「いかに知識があり、聡明であって、うまく仕事をこなしていても、真摯さに欠ける者は組織を破壊する。」 

    ◎「組織の精神はトップで形成される。組織が偉大たりうるのは、トップが偉大たりえるときだけである」

    ◎チェンジ・リーダー
     「変化はコントロールできない。できるのはその先頭に立つことだけである」
     構造改革が急激に行われる変化の時代にあって、自ら変革を起こし、担うことができるリーダー。

    ◎「一人で働き一人で成果を出す人はわずかである。ほとんどの人は人の力を借りて成果を上げる。したがって、成果を上げるには人との関係について責任を負わなければならない」


    めちゃくちゃ勉強になりました!!!
    出来てないことだらけだったので何回も読んで、実践したい!!^^

  • どこまでも自分自身はプレイヤーだと思いながら仕事をしてきましたが、会社から管理職になることを求められ、もがきながら努力してきたつもりだった。

    本書ではドラッカーのリーダーシップについて非常にわかりやすく学ぶことが出来た。

    「メンバーの心をひとつにし、自発的な行動を促して成果を生むための知恵」そんなエッセンスがたっぷりと詰まった一冊です。

    リーダーとして組織を輝かせるために何をするべきか。

    悩んだときには何度も読み返していこう。

    説明
    内容紹介
    東京での仕事で挫折し、失意のまま退職した赤井 満は、いつのまにか生まれ故郷で村おこしのプロジェクトリーダー「特命村長」に任命されていた! 村役場から選ばれたメンバーを率い、彼らの強みを生かした成果が期待される満。彼女を支えたのは、経営学の父・ドラッカーが唱えたリーダーシップの真髄だった――。本書では、経営学の王道として今も注目度の高いドラッカーのリーダーシップ論のポイントを、まんがを通してやさしく学べます。物語の特性を生かし、リーダーに必要な条件や考え方、行動を頭ではなく、心で理解できるようになります。
    内容(「BOOK」データベースより)
    仕事上の大失敗で、いたたまれず退職した満。幼なじみからの電話がきっかけで、生まれ故郷に帰ってみると、なんと満は「村おこし特命村長」に任命されていた!人を率いる難しさを改めて知る彼女の道を照らしたのはドラッカーの「リーダーシップ論」だった―
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    nev
    まんが家、イラストレーター

    藤屋/伸二
    藤屋マネジメント研究所所長。差別化戦略コンサルタント。1956年、福岡県生まれ。1998年からドラッカー研究を始める。現在、中小企業にドラッカー活用法を普及させるため「ドラコン藤屋の経営塾」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • リーダーシップについてのエッセンスが具体例とともにさらりと読めます。

    何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つものをマネジメントの地位につけてはならない。
    というのが印象に残りました。

  • ドラッカー関係の本は2本目であった。すでに頭にある程度入っていることも多かったら改めて組織やリーダーについての考え方を学ぶことができた。さらりと読めて、非常にわかりやすい内容であった。

  • 読みやすさ★★★★★
    面白さ★★★
    実用性★★★

    マネジメント業務がある人にまず最初に渡したい本。
    概念的な内容が多いが、本に書いてある通り、
    リーダーの立ち振る舞いが組織のあり方を
    決めるので考え方を理解するのに適している。

    ドラッカー、マネジメント入門書として最適な本。

    個人的に刺さった言葉はこちら。

    以下抜粋。
    人間集団の基準というものはリーダーの仕事ぶりによって決定される。したがってリーダーこそ強みに基づいて仕事をしなければならない。…リーダーの仕事ぶりが高ければ普通の人の仕事ぶりも高くなる。

    コミュニケーションの成立には経験の共有が不可欠だ…。
    組織においてコミュニケーションは手段。
    組織のあり方である

  • 責任あるプロジェクトを任されたがうまくいかず、いたたまれなくなって故郷に帰った主人公が、一時的にリーダーを任され成長していくという漫画のストーリーはわかりやすかった。リーダーで成功するためには他人をうまく動かすこと。自分の考えをきちんと伝え、一人でできることは限られているから一人でかかえこまない。厳しいことをいわなくてはならないときもある。常に真摯で根幹がぶれないこと。「自分だって人の役に立てるんだ」「自分は誰かに必要とされる存在なんだ」と思えれば、それが心の支えになるし新しいチャレンジをする自信になるんだ。

  • ドラッカー理論に興味がある、「まんがでわかる7つの習慣」を読んだ、そんな方へお勧めしたい入門教本
    投稿者 Rin.jp
    ベストセラー「まんがでわかる 7つの習慣」の第2弾、ドラッカーのリーダーシップ論。

    ドラッカー本としては数年前に「もしドラ」がベストセラーとなったが、こちらはもしドラより内容を更に平易に簡潔にまとめている。
    それを漫画で表現していることもあり、入門書(もしくは初心者教本)としては非常にお勧めできる良本である。
    是非、ドラッカーに興味がある方やまんがでわかる〜を読んだ方には、お勧めしたい。

    なおこちらを読んでドラッカーへの興味が強くなったら、初心者向けとしては
    ・「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
    ・「ドラッカー 365の金言」
    中級者向けとしては
    ・「マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則」
    を個人的にお勧めしたい。
    特にマネジメント〜は発刊こそ古いものの、大変読み応えのある本である

  • ドラッカーのリーダーシップ論についてまずは、ザックリと学びたくてマンガで読んでみた。

    自分を分かってもらうために時間をかける。

    部下の強みを気づかせて達成感を味わせることによってやる気が生まれる。

    チームはリーダーの器以上にはなれない。

    変化は必ず訪れる。変化に対応するにはかなりの労力が必要だが、変化に対応できない人間はどんどん置いていかれる。そのためには変化に対して自分が先乗りして変化を起こすくらいでないとだめ。

    人のやる気を出して成果を出すには、その人に誠実に向き合いしっかりと理解をすること。

    今度はドラッカーの本を読んでみたくなった。、

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著者プロフィール

藤屋ニッチ戦略研究所株式会社代表取締役。1996年、経営コンサルタントとして開業。1998年に大学院に入り、「マネジメントの父」と言われているドラッカーの研究を始める。現在は、ドラッカーのマネジメントをさまざまな視点から再編成し、中小企業を対象にしたコンサルティング、経営塾、執筆活動を複合的に行っている。著書・監修書は『図解で学ぶドラッカー入門』(日本能率協会マネジメントセンター)、『ドラッカーの教え 見るだけノート』『まんがと図解でわかるドラッカー』(ともに宝島社)、『13歳から分かる! 人を動かす カーネギー 人間関係のレッスン』(日本図書センター)など49冊(電子版、海外版を含む)、累計発行部数は248万部を超える。

「2022年 『毎朝5分で学べるリーダーシップのコツ! カーネギー『人を動かす』の教え 見るだけノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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