珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800224439

感想・レビュー・書評

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  • 「珈琲店タレーランの事件簿」の3冊目ですね。
    今回はバリスタコンペティションを巡る事件がテーマ。
    美空のバリスタの成り立ちや師匠が鍵を握る。
    キャラクターもしっかり描かれて、筋書きがシリーズをもり立てて行くようにリードしてきていますね。
    主人公と美空の接近も深まる気配。
    バリスタコンペティションも取材が確かで珈琲ファンにも楽しい物語でした。
    まだまだこのシリーズは面白く成りそうです。

  • シリーズ3作目。
    バリスタコンペティションで起こる事件の真相究明に、出場者でありながら奔走する美星さん。そのために最終種目を棄権するなど、自己犠牲を伴いながらも解決に導く。
    お互いに好きだと言っているようなものなのに、アオヤマとの関係が一切進展しない
    のは相変わらずもどかしい。

  • ずっと読みたかったんですけど、ようやくです(*´ー`)ゞ

    今回は前作に比べると、犯人は分かり易かったように思います。
    だけど、山村あすかさんの真相は意外でした。

    そしてなにより、早く告白しちゃいなよとか思いました。笑

    個人的には、美星さんの、"諍いはいけませんよ。誰も幸せになりません。"って言葉と、第六章での青山さんの、考え方がぐっと来ました。

    何はともあれ、また良い本に出会えました(*^^*)

  • 面白かった

  • 旅のお供として。これまでは連作短編みたいな感じだったけど、がっつり長編だった。バリスタ大会に美星が出て事件が起こるという2~3日間のお話。嫉妬渦巻く、ほんと嫌な世界だった。あんまり現実的な感じはしないけど。そもそもコーヒーの世界に魅力を感じないからな。でも続編も借りてみることにした。

  • 実力派のバリスタが出場するKBC(関西バリスタ大会)に切間美星
    過去の大会において、トラブルがあったことが徐々にわかる。
    5回目を迎えた今回も、競技中に異物混入事件が発生してしまう。

    そして出場者同士が疑心暗鬼になり始め、だれも信用できないような状況に
    出場者は陥ってしまう。

    付き添いでついてきたアオヤマも容疑者の一人にされてしまうが・・
    美星は犯人を捜すためにアオヤマと奔走する中、第2、3の事件が発生してしまう。

    しかし、真相に迫っていくと、衝撃の事実が見えてくる。。

  • 図書館より。

    何気にのんびり借りてきては読んでいるシリーズ。
    今回は今まで読んだものより、読みやすく感じた。
    この作風になれてきたのか?

    何となく、進展しているような二人の関係にちょっと注目してる(笑)

  • 3作目。
    謎解きとしては面白かったけれど、
    こんな邪心だらけのバリスタのコーヒーなんか飲みたくねぇよ、と思ってしまう。

    コンクールだって、なんだか、権威も品もないし・・・
    なんで、これが憧れなんだ???とビックリ。

    できれば、日常のお店に訪れる
    ホントに小さな謎を解く。。。というのに
    戻してほしい。

    そんな気分。

    でも、やっぱり、コーヒー飲みたくなった

  • シリーズ3作目。
    ラノベ風な装丁でコーヒー好きをワクワクさせ、軽やかな雰囲気を創造させてくれる割に、相変わらずのクロいストーリー展開。
    密室あり、ミスリードあり、意外性あり・・・でまたもや一気読みさせられてしまいました。

  •  以前、JBC(ジャパン バリスタ チャンピオンシップ)を観戦させていただいたことがあります。バリスタの皆さんのパフォーマンスは本当に凄かったです。中にはWBC (ワールド バリスタ チャンピオンシップ)を見据えて英語でプレゼンされる方も。後日、チャンピオンを輩出した会社の方に、お話しを伺ったところ、練習エグいそうです。
     そんなことを思い出し、おもしろく読んだのですが、バリスタの皆さんのプレゼン、もう少し読みたかったですね。
     あと気になったのは、バリスタというより喫茶店のマスター感が強かった所でしょうか。

著者プロフィール

1986年福岡生まれ。京都大学法学部卒。2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉に選出された『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。翌年同作で第1回京都本大賞受賞、累計250万部を超える人気シリーズに。この他の著書に『夏を取り戻す』、『貴方のために綴る18の物語』、『Butterfly World 最後の六日間』など多数。

「2022年 『下北沢インディーズ ライブハウスの名探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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