46歳、部長女子。私たちの決断 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー大賞』シリーズ)
- 宝島社 (2014年4月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800226365
作品紹介・あらすじ
川名瞭子46歳、独身。大手損害保険会社のNY現地法人にて部長職を務める。2年前から交際している彼氏は、同じ会社の神奈川支社勤務の沢島紘26歳。危なっかしくも続いてきた二人の歳の差恋愛に、ついに"決断の時"が訪れる。頼れる同期の元カレや、紘を気に入る女傑上司など、魅力的な登場人物たちの思惑が絡まり合い、たどり着いた「私たちの決断」とは…?人気シリーズ、感動の最終巻!
感想・レビュー・書評
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シリーズが完結しました。
面白かったです。
いろいろな人たちのしあわせが見つかりましたね。
良かったです^_^詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
44歳から二人を見守り続けて46歳(笑)
このふたり、ほんとにほんとにステキ!!!!!
似たような小説あるけれど
(たとえば年下の男の子とか)
沢木さんの描き方が品があって安心して読めました。
変な不安を煽らないところがいいの。
ネガティブなシーンを書くときに
あまりにも本心に近いものを活字にしてしまうと
読んでる側としては冷めてしまうことがあります。
だからね、ほんとにね、このふたりを心から応援している自分がいて
年下に求愛される44歳に、大いに移入させていただきました!!!
そして、ふたりの出した答えに思わず涙が出そうな46歳。
コウくんの家族が少し他と違っていても愛しいと思えるし
リョウコの人柄も、職場の面々も完全悪な人はいないし
どのシーンを思い出しても和やかで甘い気持ちになれます。
ぜひ実写化をお願いしたいな。
リョウコ→天海ゆうきさん
コウ→岡田雅生くん
コウくん祖母→冨司じゅんこさん
ソラ→大原さくらこちゃん
並河さんはシブい感じでお願いしたいのよね。
トヨエツ?いやー違うな。反町でいいか?
ちょっと色気のある中年いませんか?(笑)
あー楽しい。勝手なこと妄想するのって楽しいね(笑) -
ついにフィナーレ。案外二人は似た者同士だったのかな。スピンアウト的に皆さんの話が読めてよかったです。ただ、一冊目からずっと思っていたけど、表紙の男性って紘くんというよりは並河さんっぽいような。
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主人公が44歳から47歳手前まで続いたシリーズを、
感情移入しながら見守ってきて、
これはハッピーエンドで良かったなぁと素直に思えた。
不倫ではない真っ当な20歳の年の差恋愛って、
簡単なことではないでしょう。
行きつくところに「結婚」の2文字がちらつく限り、
家族のことや仕事のことも含めて、二人だけの問題ではなくなる。
でもねー、最終的には二人がどうしたいか、
ってことが大事なんだと、この年齢になって気付かされる。(苦笑)
途中でスピンオフ的に他の女子の話も盛り込まれてて、
瞭子と紘の素敵な人間関係も殊更よくわかる。
このお話し、映画にならないかなぁ? -
20歳も年下の部下と付き合い、その彼との結婚に悩む瞭子は46歳。
しかも、海外勤務となり恋人とは離ればなれに。
そんな瞭子と彼女たちを取り巻く女性たちの本音を描いた最終巻!
痺れる!
2016.5.15