46歳、部長女子。私たちの決断 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー大賞』シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800226365

作品紹介・あらすじ

川名瞭子46歳、独身。大手損害保険会社のNY現地法人にて部長職を務める。2年前から交際している彼氏は、同じ会社の神奈川支社勤務の沢島紘26歳。危なっかしくも続いてきた二人の歳の差恋愛に、ついに"決断の時"が訪れる。頼れる同期の元カレや、紘を気に入る女傑上司など、魅力的な登場人物たちの思惑が絡まり合い、たどり着いた「私たちの決断」とは…?人気シリーズ、感動の最終巻!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズが完結しました。
    面白かったです。
    いろいろな人たちのしあわせが見つかりましたね。
    良かったです^_^

  • 44歳から二人を見守り続けて46歳(笑)
    このふたり、ほんとにほんとにステキ!!!!!
    似たような小説あるけれど
    (たとえば年下の男の子とか)
    沢木さんの描き方が品があって安心して読めました。
    変な不安を煽らないところがいいの。
    ネガティブなシーンを書くときに
    あまりにも本心に近いものを活字にしてしまうと
    読んでる側としては冷めてしまうことがあります。

    だからね、ほんとにね、このふたりを心から応援している自分がいて
    年下に求愛される44歳に、大いに移入させていただきました!!!
    そして、ふたりの出した答えに思わず涙が出そうな46歳。

    コウくんの家族が少し他と違っていても愛しいと思えるし
    リョウコの人柄も、職場の面々も完全悪な人はいないし
    どのシーンを思い出しても和やかで甘い気持ちになれます。

    ぜひ実写化をお願いしたいな。
    リョウコ→天海ゆうきさん
    コウ→岡田雅生くん
    コウくん祖母→冨司じゅんこさん
    ソラ→大原さくらこちゃん

    並河さんはシブい感じでお願いしたいのよね。
    トヨエツ?いやー違うな。反町でいいか?
    ちょっと色気のある中年いませんか?(笑)

    あー楽しい。勝手なこと妄想するのって楽しいね(笑)

  • ついにフィナーレ。案外二人は似た者同士だったのかな。スピンアウト的に皆さんの話が読めてよかったです。ただ、一冊目からずっと思っていたけど、表紙の男性って紘くんというよりは並河さんっぽいような。

  • 主人公が44歳から47歳手前まで続いたシリーズを、
    感情移入しながら見守ってきて、
    これはハッピーエンドで良かったなぁと素直に思えた。
    不倫ではない真っ当な20歳の年の差恋愛って、
    簡単なことではないでしょう。
    行きつくところに「結婚」の2文字がちらつく限り、
    家族のことや仕事のことも含めて、二人だけの問題ではなくなる。
    でもねー、最終的には二人がどうしたいか、
    ってことが大事なんだと、この年齢になって気付かされる。(苦笑)
    途中でスピンオフ的に他の女子の話も盛り込まれてて、
    瞭子と紘の素敵な人間関係も殊更よくわかる。
    このお話し、映画にならないかなぁ?

  • シリーズ完結編。44歳だった瞭子さんはラストは47歳直前。このまま別れてしまうのかと思ったけど、無事ハッピーエンド、めでたしめでたし。

    前2作と違って、今作は瞭子さんと紘くんカップルだけでなく、女性キャラのエピソードの短編連作風。(ちゃんと時系列になっている)
    なので、サクサクと読めてしまいます。

  • 部長女子完結編。予想通りのハッピーエンドだった。この2人は永遠に愛し合い幸せに暮らしました、というお伽話みたいなのがいいと思っていたから満足。それでもやっぱりシリーズとしては3冊が限界だったのか、今回は今まで登場した周りの人達のエピソードで短編のような構成となっていて語り手が誰なのか少し戸惑った。その分主役の2人のお話は少なく物足りない部分もあったかな。

  • 20歳も年下の部下と付き合い、その彼との結婚に悩む瞭子は46歳。
    しかも、海外勤務となり恋人とは離ればなれに。
    そんな瞭子と彼女たちを取り巻く女性たちの本音を描いた最終巻!
    痺れる!

    2016.5.15

  • 部長シリーズ第3弾、ついに完結!なんだけど、今までと違って二人の話だけではなく、今まで登場した人たちの短編が主って感じ。まぁそれはそれでおもしろいんだけど、なんだかなぁという気持ちもある。1冊まるまる二人の話を作る程のネタがなかったのかな?もっとニューヨークで働く瞭子の姿が見たかったなぁ。
    終わりはハッピーエンドで良し!
    好きなシリーズだったけど、瞭子も紘もなんだか出来すぎていて、なんか土台が違いすぎて、最後の最後に「ああ、作り物の話なんだなぁ」なんてしみじみ実感してしまった。こうして考えると、1巻目が一番おもしろかったな。

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