まんがでわかる7つの習慣3 第3の習慣/第4の習慣/第5の習慣 (まんがでわかるシリーズ)
- 宝島社 (2014年10月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800227164
作品紹介・あらすじ
バー「セブン」で日々、バーテンダーとしての腕を磨く歩。一人の人間として成長すると同時に、人との関わりの中で"共に幸せになる"ために必要な生き方の極意を学んでいく-。大好評「まんがでわかる7つの習慣」シリーズ第3弾!
感想・レビュー・書評
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3巻です。
第3〜第5の習慣が詳しくわかりやすく説明されています。
IT社長の信頼関係の話や、自分が折れる事で問題を解決した気でいるデザイン会社の社長の話はとても参考になりました。
これで全巻制覇です。日常生活や仕事で役に立てるよう、実践していきたいと思います。
・デリケーションとは、仕事や用事を「人に任せる」こと。
「人に任せるとかえって仕事が増える」と言う人は、デリケーションが下手なだけ。
仕事をあれこれ細かく指示し、頻繁に報告を求めてはいないだろうか。これだと、進捗を監視したり、任せた相手の行動を管理する手間が増え、相手は指示待ち人間になる。その結果、任せた本人が消耗してしまうのだ。
すごくよくわかります。
子育てと一緒ですね。
・「先回りして聞く人は信頼されない」
自己本位に反応する人は、人の話を自分の立場から聞く。自分の基準で評価し、自分の知りたいことだけ質問する。自分の経験から話を解釈し、相手に助言を押し付ける。その結果、相手は先を話す気を失う。
大事なのは、共感による傾向で相手を理解すること。
相手の身になって話をじっくり聴く。耳だけだけではなく、目も心も使い、相手の気持ちを感じ取る。大切なのは、話を聞いてあげたいという純粋な気持ち。
・「信頼関係があれば答えは必ずWin-Winに向かう」
感情的な話→気持ちを認める言葉を返す
理論的な話→具体的な内容を確認する詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【本の内容を一言で】
最優先事項の確定やそれ以降の順位付け、相手への敬意と傾聴が大切
【内容まとめ】
1.「最優先事項を優先する」人生には限りがある。優先順位を決めて、最も大事なことから進めていくべき
2.信頼ほど、人にやる気を起こさせるものはない。ベースとして、相手を尊敬すること
3.心に耳を傾けて聴く。理解をするために相手の話を聴くとは、言葉の情報を受け取る事だけではなく気持ちを受け取り共感する事である。
【感想】
3巻あたりから、やや中だるみが・・・笑
でもまぁ、このシリーズは本当おもしろい!
こんな意識高い人ばっかりが集まってるBarってネットワークビジネス蔓延してそうで怖いけどね。笑
「何が最優先なのか」
「相手のことも敬った上で、Win-Winの提案を」
「まずは相手の話をしっかりと聞く」
この3つは大事って分かっていてもいざ実生活ではスっ飛んでしまう・・・
やるべき事に終われ、相手を軽視したり自分優先で事を進めたり、会話も上の空・・・
そんな事がとても多くあるよなぁ。
分かってはいるんだけど・・・
自分は何ならできるだろう?
少なくとも今すぐにやらないといけないのは他人への敬意や傾聴力だろう。
負けず嫌いが災いして、このへんが足りていない。
少なくとも、自分以外の人が愚かなわけがない!何年も違う人生を生きているのに、それを否定なんてしちゃいけない!
そこらへんから見直さないといけないね。
【引用】
第3の習慣【最優先事項を優先する】
・最良の選択肢のために「No」と言う
→人生には限りがある。だから、最も大事なことから進めていくべきだ!
ときにきっぱり爽やかに、「No」と言える強さが必要だ!
p17
「『最良』の敵は『良い』である」
何が重要なのか、人生において追求する結果をはっきりと思い描けていない人は、緊急の用事ばかりに簡単に反応し、人生の目的から逸れていってしまう。
『自分の幸せとは何か』を明確にしてから動くことの大切さ
p24
『今しかできない』から『やるべき』とは限らない
【人間活動4つの領域】
・緊急で重要なこと→管理する
・緊急でないが重要なこと→フォーカスする
・緊急だが重要でないこと→最小限にする
・緊急でも重要でもないこと→避ける
「今必ずしもやる必要がないように見えるが、将来の自分に役立つ」活動に出来るだけエネルギーを注ぐように、自分の感情を整えること。
・任せて育て、自分の時間を生み出す
→やる気を引き出しつつ仕事を人に降っていくことができるようになると、自分のために割く時間は大きく増やせる
p43
・信頼ほど、人にやる気を起こさせるものはない。
信頼されていると思えば、人は自分の最高の力を発揮する。成果を引き出すために、必要なことを色々と工夫する想像力も引き出される。
p46
・『任せる』技術は自分を育て、人を育てる
→デリゲーションを使って、自分の能力を何倍にも活かす
【デリゲーションのコツ】
共有することが大事!
①望む結果…達成してほしい事柄
②ガイドライン…守るべきルール
③リソース…利用して良いもの
④アカウンタビリティー…説明義務
⑤評価の結果
ベースとして
相手を人として尊敬すること!
・公的成功と私的成功
『信頼に支えられた成功を目指す』
成功=競争に勝つことは大きな誤解!!
p66
相互依存は自立よりも遥かに成熟した状態であり、高度な概念である。
→自分と他人の力を合わせ、一人の力の何倍もの効果を得て、『大きな仕事』をやってのけられる。
他人との関係は表面的なテクニックで片付けるのはNG!!『自分はどういう人間か』という私的成功の部分が基礎!
第4の習慣【win-winを考える】
・No Dealのカードで流れを変える
→「交渉のテーブルから下りる」という選択肢を心に秘めておく
お互いの違いをはっきりさせ、認め合う方がよっぽどいい。
p87
No Dealを選択肢の一つとして持っておけば、余裕を持つことができる。
心を開いて話せるし、感情の裏に潜む根本的な問題を分かろうとする余裕も生まれる。
No Dealを考えておくと楽になる!
・人間関係が2つのWinを両立させる
→「自分も勝って、相手も勝つ」というゴールを信じなければ、最良の果実は手に入れられない。
人として相手と向き合い、認め合うことで信頼関係は生まれる!!
p101
「イライラをぶつけ合ったり、目先の主張を戦わせるだけでは、結局誰かが勝って誰かが負ける事になるだけた。」
→自分のWinと相手のWinがそれぞれ何かを考えないといけない
他者を打ち負かして手にする勝利が完全な利益ではない!
関わった全員のためになる結果こそが理想!
信頼関係が必須!!
p113
・Win-Winのために育てる3つの人格
①誠実
→価値観がブレず、主体的に行動する
②成熟
→相手の考え方や感情に配慮しながら、思いや勇気を共に発揮できる
③豊かさマインド
→人の成功を妬まず心からおめでとうと言える
WinWinのためには「思いやり」と「勇気」が必要!
第5の習慣【まず理解に徹し、そして理解される】
・心に耳を傾けて聴く
→先回りして聴く人は信頼されない
→理解をするために相手の話を聴くとは、言葉の情報を受け取る事ではない。気持ちを受け取り、共感する事である。
p130
共感して聴くには、耳だけではなく、もっと大切なのは目も心も使うこと。相手の気持ちを聴き取る。言葉の裏にある本当の意味を聴き取る。行動を聴き取る。
p133
人が本当に傷つき深い痛みを抱えている時、心から理解したいという純粋な気持ちで話を聴いてやれば、驚くほどすぐに相手は心を開く。
「僕らが正しく関心を持つことで、子供たちはまっすぐと伸びていくのかもしれませんね。」
p135
・共感による傾聴で相手を理解する
→相手を理解するためには必須。
→大切なのは、「話を聴いてあげたい」という純粋な気持ち!
・自分が変わるから相手が変わる
p148
「『正しい答えを人は知っている』。そう信じて、まずは話を聴いてみるのが良いそうですよ。会話を観察するんです。」
・会話には2つのモードがある
①自分の気持ちを知って欲しくて感情的に話をしているとき
→その感情をキャッチしたということを相手に伝える
②自分の考えを述べたり相手の意見を聞くために、論理的に話をしているとき
→具体的にアドバイスしたり、自分が考える論理的な解決策を述べたりする
【重要】
人の話をじっくり聴くことは、まだるっこしくて面倒だと思うかもしれない。
でも、その結果「理解してもらえた」と相手が感じれば、相手の信頼口座への大きな預け入れとなり、
その分相手に意見を言えたり自分を理解してもらえるようになる『Win-Win』の近道となる! -
とてもわかりやすく書いてあって、すぐにでも実践したいと思えることが多くあった
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仕事上での優先順位の捉え方や相手との関係構築の基本が理解できました。 -
「『最良』の敵は『良い』である。」という第3の習慣「最優先事項を優先する」がとても為になりそう。
今しかできないから…と重要ではない目先のことばかりやっている自分をしっかり戒めなければと思いました。
第1の習慣「主体的である」ことと第2の習慣「終わりを思い描く」を実践していれば、確かに緊急だけれども重要ではないことは最小限にすべき。
緊急ではないが重要なことにフォーカスし、緊急でも重要でもないことはできるだけ避けなくてはなぁ…。
まんがと短いまとめ文でとても読みやすかったです。
この巻は特に自分に必要なことを端的にまとめてくれていました。 -
「いましかできない」から「やるべき」とは限らない。
『最良』の敵は『良い』である
最良の選択のために「ノー」と言う。
自分の時間を使うときは効率性を、人に任せるときは効果性を考えよ
・望む結果:具体的に達成してほしい事柄
・ガイドライン:守るべきルール、してはいけないこと
・リソース:利用してよいもの、予算、人、資源、情報
・アカウンタビリティ:仕事の結果を評価する基準
・評価の結果:よかったのか、悪かったのか
透明な環境で任されると、人は「自分へのこだわり」が生まれる -
非常にわかりやすく漫画で学べる書籍は数少ないと思いますが、間違いなくこの本はその中の一冊です。ぜひ家族で読むことをお勧めします!