ジャックナイフ・ガール 桐崎マヤの疾走 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 176
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800227706

作品紹介・あらすじ

稀代の不良・桐崎マヤ-ナイフを常に持ち歩く、通称"切り裂き"マヤが、近未来の東北を舞台に暴れ回る!目的のためならどんな手荒い行為もいとわない。大麻を収穫すべく隣県に乗り込んだところ事件に巻き込まれる「スラッシュ&バーン」、放火容疑を晴らすため真犯人を追う「サーチ&デストロイ」など、全5話を収録。マヤが暴走する理由が明かされたとき、哀しみが胸を打つ。

感想・レビュー・書評

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  • ○○ガールと名のつく小説を集めていて
    ブックオフで見つけたので購入。

    これまで読んだ○○ガールの中でも
    かなりハードな(暴力的な)内容だった。

    マヤがとにかく強くてもはや怖い。
    ミステリーではあるが、少しグロい気がする。

  • 実は結構好きなんですよねヒャッハーな世界観。
    ヒャッハーでふなっしーを思うか世紀末を思うかで世代別れますよね。

    どこを見てもぶっ飛んだ人間しか存在しない、これもしかして皆モヒカンなの?の世界にて繰り広げられる切り裂きマヤ女帝の
    汚物は消毒だぁ〜⤴なアウトロー精神は何とも爽快で、次々とひでぶっされていくモブキャラ達までも愛おしく感じてしまう。 癖に突き刺さって抜けない、面白い。

    連作短編集なのでサラサラと読める。人生で一度と出くわす事も無いであろう命懸けの事件を、読み終えた次の章ではすっかりさらっと過去の出来事として語る姿がカッコ良い。

    強いて言うなら他の登場人物達が良いキャラだったのでもう少し深堀して欲しかった。やっぱりケンシロウだけじゃなくてレイやシンがいてこその北斗の...(以下略)

  • 深町秋生 著「ジャックナイフ・ガール 桐崎マヤの疾走」、2014.6発行。ジャックナイフを操り、切り裂きマヤの異名をとる桐崎マヤ(語呂を合わせてるんですねw)、面白かったです。不良娘という触れ込みですが、なんのなんの、正義感の塊りです!バイオレンスも小気味よいです。

  • 震災孤児のマヤはナイフを武器に無頼な日々を送る。地下格闘技のファイターでヤクザ相手の暗殺を請け負うスナイパーでもある。
    そんなマヤの大活躍、色々アホらしいと思いながら最後までダラダラ読んでしまった。
    これも書き手の力量

  • このミスの看板ですが、内容は暴力系アクションかな?
    サクッと読めたけど、続編はいいかなー。

  • 近未来の荒廃した東北を舞台に,桐崎マヤ通称切り裂きマヤが大暴れする話。
    けっこうボコボコと人が死んでいくが,グロくはなく痛快な展開。
    スナイパの話だけちょっと異色。

  • 軽く読めて面白い娯楽小説。素直にマヤちゃんかっこいー!ってなった。王道は素晴らしいと再確認。シリーズ化してほしいくらい、読んでて楽しかった。ただもうちょっと内面の深いところまで描写してほしかった感じはある。

  • 近未来の日本をイメージした極端な描写だと思いつつも、有り得ないことはないと感じます。現在の日本は自然災害が多く、また収入格差が広がり、教育は受けられない、食事にありつけない状況です。更に進行するとこの小説の主人公が現れても不思議ではないと思いました。

  • ハチャメチャなストーリー。闘う強い女性のアクションシーンが良い。

  • エンターテイメント要素の強いノワール。ライトノワールという感じ。明るいスプラッターがあるようにどこか軽快なノワールだと思う。文学的というっより劇画的な作品だったかな。スカーッと読める。設定から描いた作品という感じ。

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著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

深町秋生の作品

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