うどん一玉は角砂糖14個分

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800228635

作品紹介・あらすじ

「ステーキでも揚げ物でも、好きなだけ食べていいですよ。ただし炭水化物以外なら。」と僕は患者さんたちに伝えています。でも、この糖質制限に耐えられない患者さんが大変多いのです。これは立派な中毒症状。僕は10万人以上の糖尿病患者さんたちと接するなかで、日本人がいかに炭水化物中毒に陥っているかを目の当たりにしてきました。本書は、日本ではまだほとんど知られていない「炭水化物依存症」の実態を知り、そこから抜け出すための本です。

感想・レビュー・書評

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  • いくつもの間違った知識や説明不足が多すぎる。
    健康的な食生活を学ぶ上で毒になる割合が高かったのでこの評価。
    グリコーゲンは70〜80gしかストック出来ないとか、果物は血糖値を一気に上昇させるとか、お酒に太る原因は見当たらないとか、揚げ物は健康にまったく害がないとか、糖質制限をすると際限なく痩せるとか。

    後、糖質制限をやるなら徐々にとかじゃなくキッパリ辞める必要と言いながら、糖質制限の段階のレベル推奨をしたりと訳が分からない。

    色んなところから知識を持ってきて統合してるのはいいけどちゃんと一貫性を持たせてくれと言いたい。


    しかし悪いところは目立ったけど、有用な情報もありなので下記に。

    ・BMIの出し方
    標準体重=身長(m)×身長(m)×22
    美容体重=身長(m)×身長(m)×20

  • 衝撃的な 表題。
    うどん一玉に ふくまれる糖分は 54g
    角砂糖1個は 4g うどんは、それで 14個にもなるという。
    500mlのコカコーラが 40g で角砂糖 10個分。
    おい。老い。コカコーラよりも うどんが。

    現職の糖尿病医が 
    ストレートに シンプルに書いている。

    1日の摂取量は オトコなら 80g オンナは 60g
    ごはんも 150g ならば 14個。
    ごはんは 2杯も食べられない。

    根菜類である サツマイモ、ジャガイモの糖質が多い。
    カロリー計算ではなく 角砂糖計算すべきだ。

    糖質がおおければ 太る。
    糖質を取らなければ 痩せる。
    じつに 人間の身体は シンプルだ。

    要するに 日本人は 糖質依存症なのだ。
    血糖値を急激にあげないようにするのがテクニック。
    ごはんは 一番最後に食べる。
    最初に 野菜などを食べればいい。

    ごはんのかわりにステーキを食べろ。
    それは、血糖値を上げないからだ。

    糖は 血液に 浸透していく。
    カンゾウで グリコーゲンを作るが そんなに多くない。
    脂肪を作るが、それが インシュリンが少なければ、
    血液に流れ込む。それで、血糖値が上がる。

    うどんを食べたら、運動しろ。
    そうすれば、血糖値が上がらない。
    お茶のカテキン、クワの葉のデオキシノジリマイシン
    グアバ茶 タンニンとケルセチン。

    納豆、豆腐、ゆで卵、
    ワインは 血糖値を下げる。

    やぁ。やぁ。何となく、すごいことになってきたね。

  • ★本書のポイント
    ①炭水化物の怖さ
    ②糖質中毒は〇〇中毒と同じ
    ③知識欲旺盛な人だけが健康になれる

    ◆まとめ◆
    ◇炭水化物は諸悪の根源である
    ◇日本人の9割が炭水化物依存症である
    ◇糖質中毒はニコチン中毒と全く同じである
    ◇人は糖質をとると、本能的に幸せを感じる
    ◇おいしいもの=糖質という考えは捨てよう
    ★糖質中毒から抜け出せない限り、どんなダイエットも成功しない
    ◇ 1日の糖質目安 男性: 80g女性: 60g
    ◇米ではなく、ステーキを食え
    ◇糖質過剰摂取→血糖値乱高下→軽い低血糖症状になる。空腹感/不快感/あくびや眠気/体のだるさ/イライラなど
    ◇ 1番良くないのは甘いジュース
    ◇カレーやうどんを食べたら食後にとにかく歩くこと!
    ◇野菜と豆だけで健康で長生きできる人たちもいる
    ◇朝バナナ×朝アボカド〇
    ◇ご飯の代打としては豆腐が大活躍
    ◇早食いとながら食いは肥満の元となる
    ★知識欲旺盛な人だけが健康になれる

    ★読んで私はこうする!-アクションプラン-
    ①糖質は夕食のみにする
    ②肉や豆腐を食べる頻度を増やす
    ③甘いジュースは飲まない

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著者プロフィール

牧田善二(まきた ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。1979年、北海道大学医学部卒業。
ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。この間、血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』等のトップジャーナルにAGEに関する論文を第一著者として発表。
1996年より北海道大学医学部講師。2000年より久留米大学医学部教授。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業し、延べ20万人以上の患者を診ている。
著書は『決定版 糖質オフの教科書』『老けない人はこれを食べている』(ともに新星出版社)、『医者が教える食事術 最強の教科書』『医者が教える食事術2 実践バイブル』(ともにダイヤモンド社)、『糖質中毒』(文藝春秋)、『人間ドックの9割は間違い』(幻冬舎)などベストセラー多数。

「2023年 『医療に殺されない 病院・医者の正しい選び方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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