服を買うなら、捨てなさい

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800237392

作品紹介・あらすじ

少ない服で「あの人素敵!」と思わせる極意。ファッション誌には載っていない本当におしゃれな人の「服の買い方」。キャリア30年超のスタイリストが初めて本音で語った!

感想・レビュー・書評

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  • まだ着れるしな〜と洋服を捨てるに捨てられなかった時に出会った本。

    自分が着て心地よかったり、自分が好きなスタイルに沿ったものを厳選することでとてもシンプルに選べるようになりました。

    あとはくたびれたら同じようなスタイルの新しい洋服と入れ替えるだけ。

    これって洋服だけではなく、全てに通ずることですね。洋服がとっ散らかってる時は思考もとっ散らかってるかもしれない。

    サクッと読めてオススメです!

  • 衣替えの前に何度も読み返している本。実用的で、私の疑問に答えてくれた一冊。

    バリエーション≪自分の〝スタイル〟、なるほど!と。
    断捨離したものの、買い替える物、新しく迎えたい物…悩ましいなぁと思っていたので参考になった。
    自分の足でお店に行き、何度も試着して納得した服を買い、着倒す。ネットは便利だけれど、きちんと服と向き合うために必要な課程だなと感じた。

  • 心に響くタイトルだったので、読んでみました。
    服は買いたいけど‥
    奥に入った服が処分しにくくなるので(苦笑)

    日本人は「バリエーションの呪い」(笑)にかかっているそう。
    変化をつけなければならないと思って、あまり似合わない服も買ってみたり、微妙な組み合わせも試してみる。
    これがダサく見える原因となり、他の人の印象にはこちらが残ってしまうそうなんです!

    すっきりした強いワードローブの作り方とは。
    流行は必死で追わなくていい。
    それは、自分に似合うものだけを取り入れればいいということ。

    そんなに変化をつけなくてもいい。
    同じようなものばかり持っているのは、似合うものがわかってきたということだから、それでいいのだそう。
    似合ってよく着るタイプの物は、古くなったら買い換える。
    細かいところで流行は変化するので、それをバージョンアップすることは必要だそう。

    似合っているなら、週に2、3回、まったく同じ組み合わせの服装で出かけてかまわない。
    ファッションのプロでない限り、毎日違う格好をする必要はないということ。
    自分に合うスタイルを大事にして、似合わない流行はスルー、持っているものの中で、これはイマイチと着てみて脱ぎ捨てた物は、処分すればいいのだ。
    な~るほど!

    若い頃ならファストファッションで変わったものに挑戦してみたり、変化を楽しむのもいいでしょうけどね~。
    激安物はそろそろ卒業かな?と思ったりもしているこの数年なのです。
    別に高級なものを買うわけじゃないし、数もある程度は必要だけど‥
    その人の生活のパターンによって、必要なものの種類と数は違いますよね。

    イマイチな組み合わせでダサく見えるっていうのは大いに納得です(笑)
    シーズン後半のバーゲンで安く買っても、着る機会が少なければ、コスパはどうなのか?という問題も。
    着る回数で割って、お得かどうかを見極める。
    ただし、特別な思いのこもるウェディングドレスやファンの集いなどの服は、一回限りでもはりこんでいいのだそうです。
    気持ちの問題もあるんですね。

    お金と愛をかけるのは、まず靴。サイズも3パターン試着するといったことなども。
    おおむね原則論なので、やや具体性には乏しいですが、それは今年の流行になってしまうし~他の本にありますからね。
    なかなか鋭い、いい指摘があったと思います☆

  • ・服のバリエーションは不要、結局お気に入りのものしか着ない。
    ・今すぐに着られるもの、上質なもの、着る回数が多いものにお金をかけること。
    ・差し色、利用回数が少ないものはファストファッションを利用してもOK!

  • 花鳥風月スタイル診断を受けるにあたって、読んでみた、2冊目のファッション本。なかなか勉強になった。以下本文から備忘録。

    ・セレブやブロガーは、おしゃれを職業にしている「プロ」である。
    ・おしゃれは、得点を稼ぐ前に減点を防ぐべし。
    ・靴は、女性らしくエレガントに振る舞うための土台であるから、履き心地のよさが大事。
    ・ワンパターンこそが「スタイル」である。
    ・雑誌や誰かが「定番」「マストハブ」と呼びかけてきても、スルーしてOK。雑誌に言われる筋合いはなし!それは、あなたのスタイルではないということです。
    ・「スカート」や「ピンク」だけでもかなりのバリエーションがあるし、自分の得意分野、好きなものを伸ばせば、それだけあなたが素敵に見える日が増え、それらがやがてあなたのスタイルになっていく。
    ・ワンシーズンに1,2点いいものが見つかるなら、そこはむしろ大当たりで、十分にステディブランドと呼べる。
    ・定番化したスタイルでも、細部のアップデートをきちんとしていると、いつ見ても古くなく素敵に見える。定番でも3年程度でのアップデートが理想。
    ・今の時代、一生ものはありません。
    ・小さなパールは若い人によく似合い、年齢とともに、大きいものしか似合わなくなる。
    ・たくさん回数を着る服にお金をかけ、たまに着るのはZARAなどで安く手に入れる
    ・これが嫌い、というのもスタイル。そして残ったものが、あなた自身の本質ということ。

    そして、服選びが好きじゃない自分にとって、一番の発見がこれ。
    「素敵な服を着て、素敵な気分でいる女性の周りは、いつも素敵な雰囲気です。」
    なーるほど。なぜファッションが大事なのか、やっと腹落ちできた。

  • 捨てる”方法”ではなく、”意味”が分かりました。
    捨てるべき服を持っているから、つい着用してしまい、ダサい日が増えて、オシャレの平均点が下がる。

    「ダサい」の印象は「おしゃれ」の印象の100倍強い
    だから、無理やりバリエーションをつけて毎日違う洋服をきると、ダサい日が出来てしまう。
    マンネリでも自分に似合う服を週2,3回着る方が良い。

    服の値段は、1回着用あたりの値段で、比較する。
    10万円の服は、シーズン中10回着用すれば、1回あたり1万円。
    3万円の服は、シーズン中1回着用すれば、1回あたり3万円。
    この考え方は、初めて知ったので、なるほどと思いました。

    洋服は偏っていても良い、など服を減らした後の服の買い方も参考になりました。

  • 書かれているのはごく当たり前の事。だけど至言、金言の嵐

    最近30を過ぎて本当に服について悩む事が多くなった。
    と同時に若いというただそれだけの事実がことファッションに関して言えば如何に優れたプラス特性であったかということを痛感してもいる今日この頃

    私も人並みに「ファッションが好き」、という自覚はあるものの、手持ちのワードローブがどこか…ともすれば全くしっくりこない。
    気に入らない服を仕方なくバリエーション豊富に着回す事より、もっと必要最小限の、素敵な、自分の好きなアイテムに囲まれ、それらを回して生活したいという思いが強くなったのはココ最近のこと。
    そして調べていく中で本書と出会った。

    書かれている事は至極当然の、考えてみれば当たり前の事ばかりで、ファッション誌やメディアのトレンドを必死で追いかけ、その度に挑戦しては失敗し、結果的に服の山に囲まれてはいるものの、その中で一軍として着ているのはごく一部のアイテムのみ…という現象の中、自分でも段々何となく薄々感づき始めていた、けれど「トレンドはこうだと言っているし…」というメディアの意見に翻弄され曖昧にしてきた疑問、に対し、明確に「違う、そうじゃない」と言い切ってくれた本でした。

    特に「自分の得意なスタイルで勝負すればいい(或いはそれで何の問題もないでしょう)」という考え方は、改めて言われてみると「ですよね…やっぱりそうですよね…」という感じ。

    自分に似合う、イケる、と分かっているコーデ、鉄板アイテムなら「別に被っていても週に何度着たって構わない」というのはファッション誌で語られなかったアドバイスでもあり、しかもそれがプロの意見なので膝を打つ思い。

    ワードローブが似たようなアイテムばかりという悩みには服選びの方法として、例え似たアイテムでも、ディテールや素材、丈感などが僅かに違うアイテムを選択して買えばいいじゃんという考え方は、著者の言う「バリエーションの呪い」にバリバリかかりまくっていた私にとっては「そっか代わり映えしなくてもいいんだ…」と重ね重ね目から鱗でした。

    特に徹頭徹尾語られているのが「好きな洋服ちゃん達をもっと集中的に、大切に愛してあげましょうよ(そして自分も好きな自分になれるならもっと良いじゃない)」という点で、中でも「無理して微妙なコーデを1週間のうち入れる必要がある?だったら同一コーデの日が数日あったとしても、自分を素敵に見せる服(コーデ)、自分の気分がアガる服を選択した方が余程いいよ」というお話には、もう本当…そうですよね…としか(涙)。

    なんで無理して「同じコーデ(笑)」とか言って頑張った挙句の果てに「うわぁなんか今日結局凄い微妙だなぁ」と外出先の鏡を見ながら思う日を作らねばならなかったのか、を考えるとそれはもう本当に呪いだったとしか思えない訳で。

    「私って本当にお洒落が下手」と買い物に失敗しては落ち込んでいましたが、プロの地曳さんから語られる余りに庶民的で親近感の湧く「こんな失敗、あるある対処法」はスッと腑に落ちる内容で、しかもどれも現実的。
    服、ファッションの価値に対する思考法、計算方法として取り入れ実践していきたいと思えるアドバイスに溢れた本でした。

    服が好き、だけど最近服が嫌い…
    そう思っている特に30以上の方にこそ是非御一読頂きたい、そんな本です。

  • 最近お金の使い方を考えるようになって、良いもの・一生もの・お気に入りを少数精鋭で集めよう!と思い立ちました。
    そしたら全然服が買えなくなりました。来年もずっと使えるかな?ちゃんと考えて選ばないと。って。
    ミニマリストのワードローブ、憧れの人のルックブック。色々見ているうちに買うのが目的になっている気がしてずっと違和感がありました。
    そんな時にこの本を見つけ、ヒントが欲しくて手に取りました。

    明日着たいと思う服しか買わない。
    靴を買っても靴箱はもらわない。だってすぐにでも履くから。

    服は着るためにあるんだと当たり前のことに気付かされました。毎日でも着たいから買う、それでいいんだと思えました。一生使う覚悟なんてなくて良いし、お気に入りのものは沢山使って入れ替えていけば良い。
    私は20代で、この本で言うとまだ無茶ができる歳だと言われていました。でも地曳さんの考え方は今からでも実践できるし、もっとお気に入りのものを大切にしていきたいと思いました。
    30、40、50歳、そんな節目にまた読み返したい本です。

  • 「所詮ファッションは眼の錯覚と思い込みの自己満足」
    なるほど〜!数あるファッション系の本の中で、一番しっくりきたし、面白かった!たくさんタメになりそうな事が書いてあったので、特に覚えておきたいものだけ挙げる。

    ・ワードローブは、偏っていい。
    ・買い足しより買い替え
    ・サイズがぴったり=似合うではない
    ・捨てるべき服 朝、鏡の前で脱ぎ捨てた服
    ・理想のワードローブ 
    普段ばきの靴2〜3
    トップス10〜15
    (ニットやブラウスなど。Tシャツも含む)
    ボトムス3〜4
    (スカート、パンツ。あるいはどちらかだけ○)
    ジャケット、カーディガンなど羽織もの2
    冬ならここにアウターが1〜2枚
    さらに好みによって他アイテム足しても○
    下着はブラ3〜5 ショーツ10
    ・靴に一番お金と愛をかけていく

  • ▼感想
    ・こんまりより響いた本。
    ・ときめくけど今の年齢の自分に似合わない服がたくさんあって困っていたけど、ようやく手放せそう!

    ▼これからやること
    ・自分に似合うコーディネートを作る
    ・服のバリエーションは増やさない
    ・セール前でも気に入った服は早めに買って何回も着る

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著者プロフィール

スタイリスト。1959年東京、築地生まれ。MORE、SPUR、 Oggi、Frauなどの人気ファッション誌スタイリストとしてのキャリアは30年を超え、数多くの女優のスタイリングも手がける。『服を買うなら、捨てなさい』(宝島社)、『着かた、生きかた』(宝島社)が累計44万部を突破するなどファッション指南書、生き方指南書が女性たちの絶大な支持を集め、講演なども多数行う。

「2018年 『おしゃれも人生も映画から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

地曳いく子の作品

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