ゼロの迎撃 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800238221

作品紹介・あらすじ

活発化した梅雨前線の影響で大雨が続く東京を、謎のテロ組織が襲った。自衛隊統合情報部所属の情報官・真下は、テロ組織を率いる人物の居場所を突き止めるべく奔走する。敵の目的もわからず明確な他国の侵略とも断定できない状態では、自衛隊の治安出動はできない。政府が大混乱に陥る中で首相がついに決断を下す-。敵が狙う東京都市機能の弱点とは!?日本を守るための死闘が始まった。

感想・レビュー・書評

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  • やはりスケールが壮大で本の醍醐味を堪能しました。このディテール現実でありそうで少し怖くなりました。

  • キャラはともかく、法律の解説とか戦闘シーンの迫力、計画の綿密さはしっかりしていて、十分読める内容となっている
    綿密な計画を際立たせるためとはいえ、ちょっと主人公がやられっぱなしで、最後のシーンの説得力がちょっと薄くなってる気がしたのが残念
    なんとなくシンゴジラを思わせる内容

  • これもパニックアクションもの。こちらは自衛隊と某国の軍隊が主役。
    展開がスピーディで一気に読ませます。
    都内でのゲリラ戦って設定がうまい。
    20170228

  • 設定というか、展開がぶっ飛んでいたので、途中から少し白けた部分があるが、真下をはじめとする自衛隊の戦闘と首相の演説は熱かった。
    しかし、有事の際でも、法律上自衛隊や警察の身動きのとれなさにはちょっとびっくり。実際にこんなことは起こってほしくないが、何あったときに動けないのでは困るのでは。違憲、合憲はさておき、持っていても使えないなら意味がないだろうに。

  • 安生正氏の「ゼロ」シリーズ2作目やっと読了。
    東京を部隊にテロが多発し、それに対応する自衛隊・警察・政府内の混乱とテロ組織(首謀の実態は某国)の激しい攻防が凄まじい。
    平和ボケといわれる日本。今まさに東京、日本国内でテロが起きたらいくら法制度を整備しても、解釈論で直ぐに対応できるのか?!こうした事態にどう対処するかの問題提起の1冊かな。

  • 自衛隊統合情報部所属の情報官,真下VS東京壊滅をねらう訓練された某国のテロ組織の隊長ハン。猛烈な台風が吹き荒れる夜,東京を舞台に二人が激突する。緊迫のクライシスストーリーと人間ドラマは流石だが3作の「激震」を読んでからのシリーズ2作なのでやや完成度が劣る感あり,若干のほころびも感じる。それにしても人が死ぬシリーズだなあ。

  • もう一度読み直しました。やはり、凄まじいです。平和呆けしている方々には、ぜひご一読して頂きたいものです。

  • 緻密に計画されてるんだけど、個人的には殺しすぎな感が否めない…。
    でも、日本って、確かに有事に後手に回りそうな気はする…。

  • 法解釈の説明が少々細かすぎて
    読み解くのに時間がかかる
    最後が呆気ないけれど、あまり細かいことを気にせず楽しむ軍事小説

  • 再読。
    忘れていた。途中で再読に気づく。
    首相の演説に震えた。
    敵役が絶望して自殺。
    中国の尖閣諸島侵略。
    東アジアは物語より緊迫しているのかもしれない。

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著者プロフィール

1958年、京都市出身。京都大学大学院工学研究科卒。第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』にてデビュー。同作から続く〈ゼロ〉シリーズは、累計130万部を超えるベストセラーに。現在、建設会社勤務の傍ら、執筆活動を続けている。著書に『レッドリスト 絶滅進化論』(幻冬舎文庫)、『ホワイトバグ 生存不能』(宝島社)、『不屈の達磨』(角川春樹事務所)などがある。

「2022年 『首都決壊 内閣府災害担当・文月祐美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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