JC科学捜査官 雛菊こまりと“くねくね”殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800241061

作品紹介・あらすじ

「"くねくね"を見た者は精神に異常をきたす」「トイレから聞こえてくる『赤いはんてん、着せましょかぁ』という童唄に応えると、喉を切られ殺される」など、オカルト現象になぞらえた殺人事件の数々。FBIから、祖父の勤務する兵庫県警科学捜査研究所に派遣されてきた14歳の科学捜査官・雛菊こまりが、多彩な科学捜査と天才的なひらめきによって、事件を鮮やかに解決していく!

感想・レビュー・書評

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  • 長かった!前作がとても良かったので続編も読んでみたんですが…短編集だからか、なんか普通σ^_^;4編のうち3編はいわゆる都市伝説を基本としてて、ちょっとオゾゾっとくるんですが、最後が…鉄オタでもないし、ちょっと流し読みしちゃいました。個人的には前作を超えないなぁと思いました。残念。

  • 謎のくねくねを目撃した男子中学生、赤いはんてんの怪談と保健室登校の女子高生、メリーさんの電話の怪談と映画館、線路で倒れたアルコール依存症の父親、にまつわる四篇の事件。一巻よりすんなりと入り込めた。事件が然り気無い存在感の登場人物たちと自然体で馴染んでいて良い。怪談も一巻より怖くなくて安心して読めた。

  • Case1 ”くねくね”殺人事件
    くねくねがテーマになっているというだけで何となく真相が掴めてしまった。
    Case2 ”赤いはんてん着せましょかぁ”殺人事件
    何とも悲しい事件。ただ、トリックは実行可能なんだろうか。静かな夜の犯行であったし、被害者に気づかれそうな気も…。
    Case3 ”メリーさんの電話”殺人事件
    一番疑いのかかっていないあの人が犯人だろうな…と思ったらそうでした。
    Case4 ”きさらぎ駅”殺人事件
    唯一真相が予想できなかったし、登場人物たちの心情もしっかり描かれていて良かった。ただ、殺人事件とタイトルについているのに、殺人ではなかった。(ミスリードなのかな?)
    どれも、都市伝説にはさらっと触れるだけで、オカルト描写もあまりないのでホラーが苦手な人でも読めそう。

  • (収録作品)“くねくね”殺人事件/“赤いはんてん着せましょかぁ”殺人事件/“メリーさんの電話”殺人事件/“きさらぎ駅”殺人事件

  • シリーズ二作目短編集。今回もさまざまな都市伝説をモチーフにした奇怪な事件ばかりが起こります。ミステリ好きにはもちろん、ホラー好きにもたまらない設定です。
    お気に入りは「“きさらぎ駅”殺人事件」。これだけ殺人事件じゃないけど……(苦笑)。数々の不可解な事象が繋がっていくのは見事としかいいようがありません。まさかあんなところまで全部繋がってしまうとは!

  • サクッと読了。面白かった。こまりすごいね。

  • 怪談に関連づけた短編ミステリーですが、やや強引に感じなくもないです。学校の話はいい感じでしたが、メリーさんは少しこじつけな感じもしました。
    小説なので主人公が目立つのは仕方ないですが、やや科捜研の他のメンバーの影が薄いかなぁ。

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