片付けない技術

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 52
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800242211

作品紹介・あらすじ

「ゴースト暗算」で教育界に革命を起こした岩波邦明が"できる人間"へと導く"片付けない技術"を伝授!

感想・レビュー・書評

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  • 私に片づけられない言い訳を教えてくれる救世主のような一冊!!

    ではありませんでした(笑)

    部屋全体はきれいに、
    だけど机の上は適切に散らかすことによって
    作業効率が上がる人もいるんじゃぁないですか?
    自分はそうですよ、と著者が語っている本です。

    言い訳がましく聞こえそうですが、
    例えば文字を書く際に、
    美文字はもちろん価値はあるんだけど
    同時に汚くても速く書くことも価値がある。

    それと同じように整理されている机の上もいいけれど
    結果的に生産性の上がる汚机であればいいんじゃないの?と。
    目的は整理整頓ではなくて仕事の結果だと。

    なるほど、なるほど、と思いながらも少々煙に巻かれたような(笑)
    だけれど、机の上を「盆栽」のように
    日々カスタマイズしていく、という考え方は面白いですね。
    たとえばキーボードの横に常にトトロのぬいぐるみを置いてみたりして。
    するとトトロに応援してもらえる気分で仕事ができる・・・みたいな具体的な事例も。

    このあたり、ただモノを減らして整頓すればOKというところから
    は出てこない考え方かもしれません。
    そのちょっと変わった考え方こそ
    「片づけない」からこそ生まれたアイデアかもしれません。
    2017/07/15 09:21

  • 「片付けの手間を少なくしても、美しい部屋をキープできるノウハウ」的なものを期待した人には超がっかり本なんだと思う。
    それは、この本が「片付けられない」人が自分を肯定できるようにするための本だから。
    片付けられないことで家族や職場で小言を言われ続け、ダメ人間の烙印を押されているのだとしたら、それは絶対に違うぞ…!っていう筆者のメッセージにはとても共感できた。
    「はじめに」のところに書かれている
    「私は今の世の中が『片付けが善だ』という方向に傾き過ぎていることを危惧しています」
    「人生でうまく結果を出すには、どちらか片方の力ではなく、双極をなすふたつの力をどちらも持っていることが大事」
    「世の中で大事なこと、大事な技術として、本当はどちらも大事なことなのに、見た目にわかりやすい片側ばかりがもてはやされ、もう片方は打ち捨てられてしまっている現状」
    というのは、片付け以外にも、いろいろなことに当てはまると思う。
    残念なのは、そうは言っても、「片付けは善」と信じてやまない人たちはいるわけで、そういう人たちとどううまくつきあっていくべきか、そういう助言も欲しかった。
    ちなみに、我が家で私よりもさらに「片付けられない人」である夫と息子に読むことを勧めたのだが、2人とも食いつきがいまいち。本当に片付けらない人というのは、もはや自分が片付けが苦手という現状認識すらないようで…(>_<)。

  • 考え方はありだと思いますが、ちょっと片付けない机の作り方は引きました。
    おそらく自分は多少片付いてほしい寄りなのかもしれませんが。
    (机の上はかなり乱雑です)
    が、これは厳しかったです。

  • クリエイティブな仕事をするのであれば片付けないのは正解かもしれない。途中セーブの机はたしかにすぐ続きができるから。でも、会社によっては机の上に電話以外置くなという環境は、クリエイティブな仕事はするなってことだろうな。

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著者プロフィール

ルイ・イーグル株式会社代表、教育家


「2018年 『東大 超ナゾ王 あなたの頭脳への挑戦状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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