マンガでわかる! マッキンゼー式 リーダー論

著者 :
制作 : 星井 博文 
  • 宝島社
3.58
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本棚登録 : 268
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800248237

感想・レビュー・書評

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  • リーダー経験があるので反省を込めて、読んでみた。
    この本、6年前に出てたら良かったのに。
    実行できたら本当に素晴らしいリーダーになれたろうし、ややこしいあの人やあの人やあの人とも気持ちよく仕事できただろうなぁ。

  • どうやってリーダーシップを発揮すれば
    よいか悩んでたときに手に取った本。

    いろんなタイプが参加するプロジェクトで、
    それぞれのタイプに対してどう向き合えばいいかを
    まとめてくれてました。

    リーダーの仕事は、
    「部下に深い関心を持ち、尊重し向き合う」
    すごく良い言葉だし、適切に表現していると思いました。

    【参考になったこと】
    ・話を聞いていると思っている人ほど意外と聞いてない。
     仕事が出来る人ほど話をちゃんと聞いてない。

     ながら作業をして聞いているようで聞いていない、
     決めつけて聞いているので捻じ曲げて解釈している
     という意味だそうだ。

     また、結局なんだっけ?ってなってるのも聞いてない証拠。
     相手が「言いたいことを全部伝え、気持ちを全部
     はき出した」と感じられるまで話を聞くこと。

     聞いている態度としては、
      あいづちを定期的に打つこと
      身を乗り出して聞くこと
      質問は都度行うこと
     がよい。最初はどんなに時間がかかっても構わない。

     一度共有できれば、話す内容も整理されてくるので、
     定期的にコミュニケーションを取っても時間は短くなる。

     <アクティブリスニングのポイント>
      ①相手の話をさえぎらずに聞く
      ②相手に聞いている姿勢が伝わるようにする
      ③疑問点はその場で質問する。

    ・ホワイトボードの有効活用
     ①リーダーが書く
     ②発言内容は、そのまま書いてよい
     ③意見が対立したときは、比較整理するという意味で
      表形式で検討内容を整理する

    ・やる気があって出来ない人を育てるには、
     大枠を伝え、ゴールイメージを連携することから入る。
     あとはそれぞれに向けて期限を決め、
     どれくらいの時間で熟してもらいたいかを伝える。

     作業が始まったら、
      質問を受け付ける時間を確保・フォロー体制を作る
      定期的に内容を確認し、軌道修正する
     といったフォロー、チェックを欠かさない。

     <アウトプットイメージ作成アプローチ>
      ①上司・リーダーみずからが大まかな構成案を書く
      ②最初から最後まで一通り説明し、取り組んでもらう
      ③頻繁にミーティングを重ね、進捗状況をチェックする

    ・部下と向き合うときは、業績・成長目標合意書
     といったものを作成し、四半期に最低1回は振り返る。

     <業績・成長目標合意書のコンテンツ>
      ①長所
       具体的に7,8個程度書く。
      ②成長課題
       こちらも具体的に書くが長所よりも少なくする。
       短所と書かないところがポイント。
      ③業績目標・成長目標
       3 or 6ヶ月で実現出来そうな成長目標にする。
      ④成長課題への取り組み
       具体的にどのように取り組んでもらうかを
       直接本人に決めてもらう。
       上司側もどのようなフォローをすればよいかを
       明確に記載する。

     上記合意書を作成し、お互いに話し合うこと。
     話し合った結果、内容が変わった場合は適宜修正する。
     一度決めた目標はよっぽどのことがない限り変えない。

    ・スキルもやる気もない人がいた場合、
     リーダーがフォローするのは限界がある。
     複数名部下がいる場合は優秀と思われる部下につける
     ことも検討するほうがよい。
     いろんな施策を打っても改善しない場合は、
     チーム替え(担当を外す)も検討・決断すること。

    ・リーダーの仕事は、
    「チームメンバーを活かして、組織として結果を出す」
     こと。
     そのためにも、チームメンバーに成長してもらう必要がある。
     成長には、自分がフォローすることも考えてよいが、
     作業負荷が高くなるようであればフォローする人を
     別に割り当てること。

著者プロフィール

1978年、東京大学工学部卒業後、小松製作所でダンプトラックの設計・開発に携わる。 スタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。 ソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となる。 2002年、「ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。 大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、も積極的に取り組んでいる。

「2017年 『最速のリーダー 最少の時間で最大の成果を上げる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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