このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)
- 宝島社 (2015年12月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800249395
感想・レビュー・書評
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学生時代の半分近くを埼玉で過ごした身として興味深く一気に読んだ。
30年以上前に描かれた作品にもかかわらずギャグも古さを感じさせない。いい作品は時の試練にたえるものだと改めて感じた。
都民に虐げられている埼玉県民が更に茨城県民を虐げる様子など、埼玉県以外も登場して面白かった。
著者の引越し等により作品の完成まで至らなかったのが残念でならない。
何らかの形で続編を発表してくれる事を切に期待している。その時は是非他県の描写も増やして欲しいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
話題になっていたのでつい。
「三越は東京都民の行く所だ!埼玉県民は星友にいけ!」
「ああいやだ!埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」
「そこらへんの草でも食わせておけ!埼玉県民ならそれで治る!」
埼玉disの嵐!
そしてとばっちりで埼玉よりdisられる茨城!
「茨城!?茨城というと埼玉のさらにお口にあるといわれるあの日本の僻地!?」
「さわるな茨城県民。ケープがくさる!」
埼玉県民は都内に行くのに通行手形が必要だという世界観の物語(※地名はフィクションです!)
名門と名高い東京の白鵬堂学院は「都会指数」によってクラスが分けられていて、生まれ育った場所で差別されている。そこに転校生としてやってきた第実業家の息子でアメリカ帰りの麗は学業優秀、スポーツ万能。しかし、実は埼玉県出身で埼玉を差別から開放しようとしている。一方、学院の自治会長の白鵬堂は埼玉を蔑視している。この二人が、なんだかんだで埼玉を救うために立ち上がる・・・?
という壮大な?ストーリーが、少々、腐っぽい要素を交えて展開されるのだが、物語が大きく動く前に中断?されてしまっている。そのため、とても宙ぶらりんな感じではあるのだが・・・それでもなお、埼玉へのdisっぷりがとても面白いのだ(※フィクションです!!)。 -
何十年ぶりかの魔夜峰央さん。いろいろ酷い。でも相変わらずのノリだな、と思ってたら、昔の作品なのですね。懐かしい。でもやっぱりいろいろ酷い。良い意味で(笑)
表題作はとても面白かったけど続きはないんだ。読み切りの「時の流れに」と「やおい君の日常的でない生活」良かった。より魔夜さんらしいお話し。 -
『やおい君の日常(的でない)生活』は、タイトルだけ知ってたけど読んでなかったなぁ。
埼玉蔑視の言訳がよく解らないが、まぁお約束の「差別」が適用されて、描かれる。うんうん。
『時の流れに』は、茨城が、今度は蔑視されてたのが、いろいろあって日本の首都になった時のアレで、その当時の、地方のど田舎がなんかやる。
ハーレクインロマンスとかで、タイムトラベルネタは1970年代以前からありさうだけど、恋愛ものに必要な「壁」の言訳に時間を持ってこれる、アレが少女マンガにあったと言ふのがすごい。
やおい君は、まうちょっと働いてほしいなぁ。 -
やっぱこの頃の魔夜先生冴え過ぎでしょ。埼玉出身の母が楽しく読んでいた。
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生まれも育ちも東京なんで隣県を笑っていいのかと悩みつつ、
結局大笑いしながら読むなどしました。
それにしてもめちゃくちゃwww
だがしかし、一番気に入ったのは『時の流れに』だったりする。 -
未完なのが残念だが、未完の理由もまた良し
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この漫画をきっかけに映画化までする。映画はGAKTOと二階堂ふみが主演
映画もめちゃ面白い。