どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 724
レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800255679

作品紹介・あらすじ

ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、高校時代に起きた殺人事件のことを思い出す。岐阜県立加茂北高校音楽科の面々は、九月に行われる発表会に向け、夏休みも校内での練習に励んでいた。しかし、豪雨によって土砂崩れが発生し、一同は校内に閉じ込められてしまう。そんななか、校舎を抜け出したクラスの問題児・岩倉が何者かに殺害された。警察に疑いをかけられた岬は、素人探偵さながら、自らの嫌疑を晴らすため独自に調査を開始する。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズを読むといつもその曲を聴きたくなる。
    若しくはピアノ弾けたら気持ち良いだろうな。とも。
    岬洋介が高校生の時の事件。
    ミステリーというより青春物という印象。
    (殺人事件だけど…。)
    卓越した才能に対しての嫉妬、憧れ。
    それに対して自分の才能が凡庸だと思い知らされる。
    目を背けてた、後回しにしてた事が目の前に突きつけられる感じ。
    岬の父親の「自覚のない才能ほど、傍で見ていて不愉快なものはない」はクラス全体の皆が感じてる気持ちの総意だと思う。
    間違ってる事は決して言ってないんだよ、岬の父親は。
    ただ正論過ぎる。
    真っ当過ぎる。
    エピローグの最後の1文はぶっとんだ(爆)

  • どんどん読んでいきたい。飛び抜けた才能をもっている岬とクラスメートたちの嫉妬、羨望、失望など。岬の演奏をききたいと思う。

  • 若き日、高校生の岬洋介のお話。
    不遇の天才なのね。
    ベートーヴェンの悲愴を聴きたくなるよね~

  • ここまで読んだら、ショパンも読まなくては。

  • やっぱり、いいなぁ。このシリーズ。
    CD出してほしい。聞きながら読むって贅沢なことをしたいですねぇ。

  • 岬洋介の高校時代を描く。
    無自覚ゆえに凡人をいらだたせる。
    岬の破壊力と、クラスメイトの揺れる感情が、ひしひしと伝わる。
    一方、天才には天才の苦悩が。
    音楽の喜びと残酷さが、まばゆさと切なさとして感じられる。
    そして、圧倒的な演奏シーン。
    音楽の魅力がリアルに感じられる。
    殺人事件は起こるものの、ミステリというより、青春物語として楽しむ。
    ただ、最後の1行には驚かされる。

  • 岬洋介シリーズ。とはいえ鷹村亮クンのカッコいいこと!

    どんでん返しのストーリーではありますが、音楽、ベートーベンも間接的に楽しめて(BGMにピアノソナタを流しながら)一冊で二度おいしい~という感想。

    これ以上はネタバレしてしまいそうなのであえて書かないようにしましょう・・・

  • 豪雨によって孤立した校舎に取り残された
    岐阜県立加茂北高校音楽科クラスの面々。
    そんな状況のなか、クラスの問題児が何者かに
    殺された。警察に疑いをかけられた17歳の
    岬は、自らの嫌疑を晴らすため独自に調査を
    開始する…。

  • 岬シリーズ。

    音楽は門外漢だけど、蘊蓄は面白い。
    才能のない人間にはしんどい話だったけど。

  • 岬洋介の高校生だった頃の話。
    天才と凡人の差を見せつけられ、悩み方が高校生らしくていいと思いました。
    大人になって岬洋介と出会っても、あ、この人はすごいんだなぁで終わってしまいそう。

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著者プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

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