珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 : 岡崎琢磨
  • 宝島社 (2016年11月8日発売)
3.53
  • (30)
  • (85)
  • (94)
  • (17)
  • (3)
  • 本棚登録 :761
  • レビュー :92
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800263421

作品紹介・あらすじ

アオヤマが理想のコーヒーを探し求めるきっかけとなった女性・眞子。11年ぶりに偶然の再会を果たした初恋の彼女は、なにか悩みを抱えているようだった。後ろめたさを覚えながらも、アオヤマは眞子とともに珈琲店"タレーラン"を訪れ、女性バリスタ・切間美星に引き合わせるが…。眞子に隠された秘密を解く鍵は-源氏物語。王朝物語ゆかりの地を舞台に、美星の推理が冴えわたる!

珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • "珈琲店タレーラン"の五つ目のお話は
    「鴛鴦茶がおいしくなりますように」

    この本の世界に入り込むと無性に珈琲が飲みたくなります。
    そして、いつもはおうちや電車の中で読んでいるのに
    ちょっとカフェか喫茶店にでも行って読もっかな..なんて気分にもなって。^^
    本と同じ世界の中に浸ってみる..というのも、これなら
    すぐにでもできちゃいそうで、たとえ外には出られないにしても
    おうちで淹れた珈琲の香りを楽しむことができれば
    それだけでも気分はぐ~んとアップ♪
    タレーランで起きた事件のお話を読みながら味わう美味しい珈琲。
    い~気分です。^^

    さてさて、このたびはアオヤマに初恋の人出現?!
    彼より少々年上の彼女・眞子は「源氏物語」をこよなく愛する美容師で
    何か心に秘めた悲しみがあるのか久しぶりに会ったアオヤマに
    「源氏物語」になぞらえた謎を仕掛けて自分自身に見切りをつけようとする...。

    切間美星の推理は相変わらず冴えていますね♪
    多少のことにもひるむことなく冷静沈着。

    しかしながら....私には、アオヤマという青年の人となりというか
    人柄というのか人物像みたいなものが、5作も読んでいるのに
    いつまでたってもなかなか見えてこないのです。
    なんだか人間味がないように感じられて....。
    お仕事はしていないのかしら..?
    いつもタレーランに入りびたっている遊び人??

    不思議な青年だなぁと思いながら毎回本を閉じています。

  • アオヤマさんの初恋の相手・眞子さん。切なかったわ~
    源氏物語との絡み。もう1回源氏物語読み直さないとな。

    美星さん、今回も冴えてる。冴えすぎるくらいで怖い。
    私もいくつかわかったのがあり、なんか嬉しい。
    京都にも行きたいな~

  • なるほどね。「初めは皆、願っている」か。それは真実だと思う。
    あらすじ(背表紙より)
    アオヤマが理想のコーヒーを探し求めるきっかけとなった女性・眞子。11年ぶりに偶然の再会を果たした初恋の彼女は、なにか悩みを抱えているようだった。後ろめたさを覚えながらも、アオヤマは眞子とともに珈琲店“タレーラン”を訪れ、女性バリスタ・切間美星に引き合わせるが…。眞子に隠された秘密を解く鍵は―源氏物語。王朝物語ゆかりの地を舞台に、美星の推理が冴えわたる!

  • シリーズ5作目。少し後味の悪く感じたのはテーマが不倫だったからなのか、それとも謎解きが今ひとつ腑に落ちなかったからか。
    源氏物語を絡ませての謎解きは面白いけど、不倫を差し引いても眞子の行動に共感できなかった。
    珈琲の話がもう少しあっても良かったかな。鴛鴦茶を飲みたくなりました。
    源氏物語をもう一度読もうかな。

  • 2018年23冊目。
    タレーランシリーズも早5作目。
    相変わらず美星さんの推理はさすがだけど、今回はもともと内容を知らない源氏物語の話が出てきたり、不倫というおおよそアオヤマと美星にはふさわしくないテーマが出てきたりと全体的な評価としてはイマイチ。
    それにしても、眞子、ちょっとヤバ過ぎだろ、と。
    そんな眞子に対しても優しいよなぁ・・アオヤマ。
    ラスト、美星さんとハッピーエンドっぽくてそこは良かったかな。

  • コーヒー大好き!
    香港も行ったのに、鴛鴦茶を知らずにいたので、つい本を手に取ってしまった。

    主人公のアオヤマ君が、11年ぶりに、初恋で年上の眞子さんと再会するとこから、話が始まる。

    源氏物語や、お香の源氏香から、名前を当てはめるという面白い発想に、なるほど、、、と、思いながら読み進んだ。
    指にはめていた指輪、そして姓の変わったことから、結婚死している者だと決めつけていた事が、全然違っていたのだった。

    眞子さんが、少し、回りくどい感じがするのだが、、、
    映画「髪結いの亭主」「ソフィーの選択」「ミリオンダラー・ホテル」恋愛もので、最後に自殺で終わるという物語なのに、好きだと言っている所など、、、、

    作者 岡崎琢磨氏も沢山の本を読まれているからであろう。

    最後の特別収録「このアップルパイはおいしくないね」は、この本で、必要だったのか?と、思って本を閉じた。

  • 2018/3/14~3/15

    アオヤマが理想のコーヒーを探し求めるきっかけとなった女性・眞子。11年ぶりに偶然の再会を果たした初恋の彼女は、なにか悩みを抱えているようだった。後ろめたさを覚えながらも、アオヤマは眞子とともに珈琲店≪タレーラン≫を訪れ、女性バリスタ・切間美星に引き合わせるが…。眞子に隠された秘密を解く鍵は―源氏物語。王朝物語ゆかりの地を舞台に、美星の推理が冴えわたる!

  • 近藤史恵さんの、ときどき旅に出るカフェで鴛鴦茶の話が出てきたので、タイトルにひかれた。

    コーヒーと紅茶を混ぜ合わせた鴛鴦茶。
    Wikipediaで調べると、おしどりとかけて男女で二人で飲む飲み物という意味もあるらしく、タイトルから意味深。
    でも鴛鴦茶よりは源氏物語色の方が濃かった。

    アオヤマくんの初恋の彼女との偶然の再会と、
    冒頭から、手紙でのただならぬ告白の始まり。
    読み進めていくうちに、DV偽装と不倫疑惑と彼女のまわりにある不穏な影がちらつく。

    読んでて、誰が誰の婚約者で、誰が誰の不倫相手なのか混乱するが、美星の推理でなるほどーと納得。

    今回は源氏物語と絡めているので、その知識があるとより楽しめそう。
    名前から浮雲が連想できる人はすごい教養の持ち主だと思う。
    自分は最後まで読みきってなかったから、今回でそういう終わりなのか、と、恥ずかしながら初めて知った。

    主人公の彼女への態度は、既婚者だから丁寧だけど、大分移入してるなぁと感じる。
    作者の思い出とか入ってないか?
    と勘ぐってしまった(笑)

  • 【最終レビュー】

    予約著書・約9ヶ月待ち。

    図書館貸出:シリーズ・第5弾~京都が舞台。

    『女性バリスタ:珈琲店タレーラン』シリーズ

    第4弾までの既読レビューは以下にて。

    ※シリーズ:第1弾

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4800200725

    ※シリーズ:第2弾

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4800209897

    ※シリーズ:第3弾

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4800224438

    ※シリーズ:第4弾(15.5.4)

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4800235529

    《京都(寺院の数々と宇治=主な舞台)・コーヒー・源氏物語のあらゆる角度を通しての世界観》

    この三本柱が、重要な要素を占めた内容でした。

    ―目次―

    *プロローグ:大きな川の流れる風景

    *第一章:少女のショートカットはなぜ魅力的だったのか?

    *第二章:猿が辻にて濡れる袖

    *第三章:ワールド・コーヒー・ツアーズ・エンド

    *第四章:コーヒードール・レゾンデートル

    *第五章:大長編は幕切れの地へ

    *第六章:嵐の夜に浮かぶ舟

    *エピローグ:この鴛鴦茶がおいしくなりますように

    *特別収録:このアップルパイはおいしくないね

    私的に一番印象に残ったのは、今まで大雑把な部分でしか触れられなかった

    女性バリスタ・美星さん自身が心底に秘めている

    [本質的に彼女が実際に持ち合わせている『彼女の奥底における「内面的部分」』において]

    一層踏み込んでスポットライトが当てられていたこと。

    キーパーソンとなる

    あるささやかな出来事を綴った内容の手紙がきっかけで

    現実と上手く絡み合わず、源氏物語の物語の世界の空想に添っていくことで、現実との折り合いを辛うじてつけながら生きている

    屈折している美容師の女性。

    この二人を通しての

    〈闇雲に見え隠れする『複雑な心情的部分』〉

    このキーとなった

    《源氏物語の中でのある物語の隠しヒント》

    ある競技における『点と線』で結ばれる

    [巧みな絡み合わせを]通して見えてくる真実味。

    ただ、真実がひとつひとつ暴かれていく中、悲壮感そのものは全く感じられない。

    そこが、このシリーズの良さというものを、再度認識することができた内容でした。

    これらと並行し

    [世界のコーヒーの数々の歴史ある趣・源氏物語ミュージアムでの光景・タレーランでの心落ち着く雰囲気・謎めいた人形]等…

    〈京都独特の『空間と歴史観』両方が上手く絡み合う雰囲気〉

    今までのシリーズ以上に

    より際立って滲み出ていた描写が秀逸といった印象でした。

  • 京都が舞台だと「源氏物語」を
    なぞるような話はあまり珍しくない。
    珍しくないが、私は「源氏物語」が好きではないので、
    最初から食傷気味。

    眞子も苦手、というか嫌い。
    粘着質で狡さ満点。
    年下の男の子の気持ちを揺さぶり、
    返信できない意味深な手紙を出す。
    私が悪いと言いながら、真実は隠す。
    最後の元気さにも違和感あり。
    不倫は実刑じゃい!!!と言いたくなる。
    あ、違いますけどね。

    なんだ、眞子は女光源氏になりたかったのか!と
    無理矢理納得。

    アオヤマくんのような人は、
    また同じような女性に引っ張られるので、
    やめといたほうがいいと思うな。

    それに、アオヤマくんはちゃんと働いているのか??

全92件中 1 - 10件を表示

岡崎琢磨の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
坂木 司
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)はこんな本です

珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)を本棚に登録しているひと

ツイートする