僕はもう憑かれたよ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 96
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800268020

作品紹介・あらすじ

ある夜、八木沼真知の部屋を見知らぬ男が訪ねてきた。初対面にもかかわらず、彼はなぜか真知の昔からのあだ名や好物を知っていた。一方、周囲で不可解なことが起きているのに気付く美門玲二。どうやら眠っている間に、別人格が勝手に行動しているようなのだ。本来交わるはずのない二人の運命を結び付けるのは、半年前のとある転落事故-。真知は恋人を失ったその事故について調べ始める。

感想・レビュー・書評

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  • いきなり不穏な夜の訪問者。タイトルから憑依であることはすぐに「ははん」となるが、次から次へと小さな謎が押し寄せてくる。大樹の根っこのように深く深く広がっていく。明らかになっていく真相と湧き出てくる新たな謎と違和感。少しずつ伏線は回収されていくも未知の世界も反比例のように広がる。収斂と拡散は終盤まで繰り返され興味を引っ張ってくれる。極上のエンタメを満喫させてもらった。どこまで行っても断ち切れない嫉妬と憎悪の連鎖。心の奥底に潜む闇。最後の最後までやるせなさと諦観に苛まれた。

  • 僕はもう疲れたよって思ってたら憑かれていた。

    真知と美門。
    交わるはずのない二人を結ぶ転落事故。

  • 思わず笑ってしまうダジャレタイトル、カバーイラストは大好きなカスヤナガトさん。これでは読まずにはいられない。タイトルからは想像できない色んな要素が詰まった緻密で面白いミステリでした。おススメ!!
    あらすじ(背表紙より)
    ある夜、八木沼真知の部屋を見知らぬ男が訪ねてきた。初対面にもかかわらず、彼はなぜか真知の昔からのあだ名や好物を知っていた。一方、周囲で不可解なことが起きているのに気付く美門玲二。どうやら眠っている間に、別人格が勝手に行動しているようなのだ。本来交わるはずのない二人の運命を結び付けるのは、半年前のとある転落事故―。真知は恋人を失ったその事故について調べ始める。

  • 登場人物ごとの目線になって読むのが慣れず、最初はスローペースな感じでしたが、途中からはテンポよく読めました!途中から少しじれったい部分もあり中盤から後半は一気に読みました。読んだらスッキリしました。

  • 憑かれて疲れてしまった御門(誰に?)
    死んでしまった元恋人の、死の真相を探る真知。
    本来交わるはずのない二人の運命を結びつけるのは、半年前のとある転落死事故だった。
    「どS刑事。。」の七尾与史なので、もちろんミステリーを期待(このミステリーがすごい!にも選ばれてるし)裏切らない内容でした。
    それよりも、七尾与史さんの読書の知識の凄さを感じる一冊。

  • 転落死した彼氏の意識が美門に。罪悪感を感じている真知を守る為、転落死の真相を解き明かす。

  • ラノベのミステリー。
    先が気になって一気読みしたけど、まぁまぁでした。
    でも一気読みしたいと思うほど惹き付けたという意味で★4つ。
    でも私、ミステリーあんまり好きじゃない……。

  • 25歳の誕生日、自分の部屋で一人で過ごしていた真知のところに見知らぬ男が部屋を訪ねてきた。
    美門玲二と名乗るその男性は、なぜか真知のことをいろいろ知っていた。
    その後、治療のため訪れた歯医者で真知と美門は、偶然再会するが―。

    タイトルの出オチ感が半端ない小説。

    事故で恋人の裕三を失った真知と、裕三に憑りつかれた美門の二人の視点が交互に描かれながら話が進んでいきます。
    二人はお互いの事情を知らないので相手の真意を計りかね、すれ違う展開となるのですが、読んでいるこちら側としてはそのややこしさにヤキモキしました。

    真相は結構シンプルでしたが、そこに至るまでの真知と美門のすれ違いやそれぞれ別々に行動し謎に迫っていく様子がまだるっこしくてテンポが悪かったように思います。

    また、解説にも書いてあったようにこの「脱力タイトル」はちょっといただけないかも。
    話の内容はちゃんとシリアスなので、まじめなタイトルにすれば良かったのになー、と残念です。
    このタイトルだとコミカルな内容だと思って手に取らない人もいるんじゃないかな。
    「憑かれた」と「疲れた」をかけていると思うのですが、ギャグタイトルとしてもこのセンスはどうかと思います…。

  • なぜだかわからないが、やたらと疲れて行く可哀想な男の話。
    十分に睡眠も取っているはずなのに。。。
    夢遊病?、それとも…。

  • まさに憑かれて疲れてる。その意味でタイトルに偽りなしです。
    ミステリーとしてもなかなか読み応えはあります。色々な観点があるので、犯人捜しも面白い。しかし、この作品の登場人物たちは、階段からの突き落としを考えすぎです。
    他の作品とのリンクはあまりありませんが、ミルクほうじ茶スカッシュはちゃんと登場します。

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著者プロフィール

1969年生まれ。第8回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉『死亡フラグが立ちました!』でデビュー。代表作は『ドS刑事』シリーズ、『山手線探偵』シリーズなど。

「2018年 『死神医師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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