スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.52
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本棚登録 : 738
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800270665

作品紹介・あらすじ

麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。

感想・レビュー・書評

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  • 本の内容が、全てタイトルに集約されている一冊でした。

    ある日、彼氏がタクシーにスマホを置き忘れた。
    それが悪夢の始まりだった。
    拾った男はクラッカーとよばれる殺人鬼だった───

    詳しく書くとネタバレになってしまうので、ちょっとだけ。

    怖かったです…
    もしもスマホを落としてしまったら…
    自分の身にも降りかかってくるかもしれないと思うと、
    背筋がぞくっとしました。
    そして最後に明らかになった事実にあ然…

    あの小さな機械の中にある膨大な情報、
    それらに対応できるスキルもないのに、
    何気なく扱っていることが急に怖くなりました。

    忘れた時に困るからと、安易に設定しているパスワードを、早速見直さなくては!
    そして何より、スマホは絶対に落としてはいけない。

  • 手が止まらないほど面白かった。そして怖かった。もうSNSには手を出したいとは思わないほど。文句の付けどころのない緻密なミステリだがタイトルで損してるようなきがする。奇を衒った軽薄な作品では決して無いので未読の方はぜひ。
    あらすじ(背表紙より)
    麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。

  • 昨日の仕事帰りに購入し、数時間で読了。
    これはスマホを持っている全ての人が震えるんじゃないかと。
    あの小さな機械に入っている情報が如何に大きいか。
    本当にこの手の犯罪は誰でも引っかかりそうなものだから、身近に感じて余計に怖い。
    サイバー犯罪恐るべし。

    次作が楽しみな作家さんです。

  • う~ん。。。
    しょっぱなから、読んでいて嫌~な気持ちが続いていく。
    タイトル通り、最初はスマホを落としただけだったのである。
    それなのにあれよあれよという間に暴かれていく
    個人情報、、、
    悪意と知識を併せ持ったやつに拾われると
    こんなにヤバイことになってしまうのね。
    読みながら終始私が嫌~な気持ちに覆われていたのは
    私は絶対大丈夫!とは思えなかったからだ、、、
    『推測されるようなパスワードは使わない』
    『facebookで個人情報を公開しない』
    充分わかっているつもりでいたことだけれど
    『ちゃんと守らないと、こんなことになっちゃいますよ!』と、
    今ものすごく恐ろしい再現VTRでも見せられたような気分です。。。

  •  解説が誉めすぎでは?

  • タイトルに惹かれ手に取りました。

    凶悪犯罪に手を染めた犯人が手に入れたスマホは、麻美の恋人富田のものだった。
    待ち受け画面に写る麻美に興味を持った犯人は、麻美の個人情報を手に入れ、徐々に本人に近づいていく。

    今や誰でも持つスマホ、そして誰でもしているSNSが犯罪ツールに使われることが、身近で面白かったです。

    単純なパスワードがこれ程危険だと言うことも、勉強になりました。
    それでも、なかなか複雑なパスワード設定はしないかも。
    フィクションだと思うがためですが、個人情報をきちんと管理することの大切さを改めて考えたいと思います。

  • 日常で起こる現実的な怖さがすっごく好きです。
    希望のないオチかと思いましたが、良い終わり方(?)だったので、救われましたね。

    これを読んだ人々は間違いなく、セキュリティに関する警戒を強めるんじゃないかな。

  • 面白い。現実にありそうというか、現在進行形で進んでいてるかもと、思うと恐ろしい。
    ただ、解説者の言うような日本のミステリが劇的に変わることはまぁあり得ないだろう。
    技術は常に進歩しているしネット社会の闇も日に日に形を変えているのだから。

  • 麻美の彼氏の富田がタクシーの中にスマホを落としたことからすべてが始まる。拾った男は狡猾なハッカーであった。この男の凶悪な犯罪が遂に・・・。身近なSNS、フェイスブックの怖さが身に染みる内容になっている。

  • スマホをタクシーに落としたところからストーリーが発展して行く。ストーカー事件の話かーと思いきや登場人物の抱える秘密もじわじわと。読みやすかった。

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