スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.53
  • (35)
  • (133)
  • (118)
  • (27)
  • (4)
本棚登録 : 1228
レビュー : 148
  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800270665

作品紹介・あらすじ

麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 本の内容が、全てタイトルに集約されている一冊でした。

    ある日、彼氏がタクシーにスマホを置き忘れた。
    それが悪夢の始まりだった。
    拾った男はクラッカーとよばれる殺人鬼だった───

    詳しく書くとネタバレになってしまうので、ちょっとだけ。

    怖かったです…
    もしもスマホを落としてしまったら…
    自分の身にも降りかかってくるかもしれないと思うと、
    背筋がぞくっとしました。
    そして最後に明らかになった事実にあ然…

    あの小さな機械の中にある膨大な情報、
    それらに対応できるスキルもないのに、
    何気なく扱っていることが急に怖くなりました。

    忘れた時に困るからと、安易に設定しているパスワードを、早速見直さなくては!
    そして何より、スマホは絶対に落としてはいけない。

  • 昨日の仕事帰りに購入し、数時間で読了。
    これはスマホを持っている全ての人が震えるんじゃないかと。
    あの小さな機械に入っている情報が如何に大きいか。
    本当にこの手の犯罪は誰でも引っかかりそうなものだから、身近に感じて余計に怖い。
    サイバー犯罪恐るべし。

    次作が楽しみな作家さんです。

  • う~ん。。。
    しょっぱなから、読んでいて嫌~な気持ちが続いていく。
    タイトル通り、最初はスマホを落としただけだったのである。
    それなのにあれよあれよという間に暴かれていく
    個人情報、、、
    悪意と知識を併せ持ったやつに拾われると
    こんなにヤバイことになってしまうのね。
    読みながら終始私が嫌~な気持ちに覆われていたのは
    私は絶対大丈夫!とは思えなかったからだ、、、
    『推測されるようなパスワードは使わない』
    『facebookで個人情報を公開しない』
    充分わかっているつもりでいたことだけれど
    『ちゃんと守らないと、こんなことになっちゃいますよ!』と、
    今ものすごく恐ろしい再現VTRでも見せられたような気分です。。。

  • 手が止まらないほど面白かった。そして怖かった。もうSNSには手を出したいとは思わないほど。文句の付けどころのない緻密なミステリだがタイトルで損してるようなきがする。奇を衒った軽薄な作品では決して無いので未読の方はぜひ。
    あらすじ(背表紙より)
    麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。

  •  解説が誉めすぎでは?

  • ほんとうに怖いです。
    facebookなんてしなくていい。
    位置情報もいらない。
    パスワードは予測されないものに変更します。

    文学的ではないけれど、ドラマを見ているようなリアル感があって
    実際に起こってしまいそう、いや起きているかもしれない内容に身震いしました。
    きれいな黒髪の女性は気をつけて。

  • とても面白かったです。映画を観ようと思っていたのですが、書店で最初のページを読んで引き込まれてしまい買いました。怖かったですが、現実味があったことと読みやすい文章で最近読んだ本の中で一番良かったです。最後がさすが!という感じでした。

  • ネットやITに関する知識はある程度ある方なので、この話の中に描かれているようなことは起こりうるだろうなあ、と予想はしていたが、やはりおそろしかった。
    映画化されるようだが、どんな映画になるか楽しみでもある。

  • 初読み作家さん。映画化原作。
    先日キムタクの映画を観に行った際の予告編がめっちゃ面白そうだったため、翌日に購入。

    ……ただ……「このミス」の受賞作だったのね(つまり、作者のデビュー作もしくはそれに準じる)と、購入後に気づく(苦笑)。

    (↓の★の数とは、かけ離れてるけど)
    設定は間違いなく面白い。
    流れと結末も、十分に納得。
    読んで損したとは決して思わない。
    総じれば「面白いお話」だった。

    けれども、、、、

    ↑(このミス受賞作=デビュー作=作家としてまだ洗練されてないということ)の杞憂が当たってしまった。

    テンポよく進む展開の速さは申し分ないし、謎が謎を呼ぶ構成も秀逸。身につまされるサスペンス性もかなりのもの。

    しかし……、読みやすいのに読みにくい。

    うまく言えないのがもどかしいのだけど、せりふ回しやら、設定の細部やら、語彙の選択やらが鼻につくというか、ちょっと覚めるというか。。。

    少年漫画を読んでいるような感覚に苛まされつづけた。
    (テレオタイプな“現代の若者”の心理描写や、絵に描いたようなプレイボーイにこれまた絵に描いたように心を揺さぶられるヒロイン…とか)


    映画化されただけあって、たしかに映像向きなお話だった。
    ただし、「小説」としての感想は、、、、??な感じに留まらざるを得ないかな。。。
    劇場かレンタルかは未定だが、映画版も絶対に観る。

    ★2つ、5ポイント半。
    2018.08.30.新。

    ※巻末解説文にて貫井さんが“誉めすぎだろう”と思えるほどに褒め千切っていたように、次回作以降いろいろと洗練されてくる頃の作品には期待が持てる。


    ※死語半年……は分かるにしても、死語1年以上を経た死体って、「半白骨化」程度で済むものなのかしら?

    ※スマホは、絶っっっ対に落としてはいけない。

  • 面白い。現実にありそうというか、現在進行形で進んでいてるかもと、思うと恐ろしい。
    ただ、解説者の言うような日本のミステリが劇的に変わることはまぁあり得ないだろう。
    技術は常に進歩しているしネット社会の闇も日に日に形を変えているのだから。

全148件中 1 - 10件を表示

志駕晃の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
恩田 陸
辻村 深月
米澤 穂信
ピエール ルメー...
塩田 武士
有効な右矢印 無効な右矢印

スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)を本棚に登録しているひと

ツイートする