もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら

  • 宝島社
3.20
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本棚登録 : 1396
レビュー : 169
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800271105

作品紹介・あらすじ

太宰治、村上春樹、星野源…ネットで大反響の文体遊戯!100人の多彩な文体で綴るフタ、かやく、湯切り…

感想・レビュー・書評

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  • 『好き』のスタートはいつだって物真似から始まる。
    僕も学生時代、いくつのスターたちに憧れ、なりきってきただろう(笑)


    お腹に当てた両手の平を見て
    『なんじゃ、こりゃぁぁぁーっ!』の松田優作。

    『寝たふりぃ~してる間にぃ~出ていってくれぇぇ~♪』で
    シルクハットを華麗に客席に投げた
    スーパースター、沢田研二(ジュリー)。

    くわえタバコで肩をすくめながら
    ルーズにギターを弾く
    ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズ。

    ボギーに憧れ親指で唇を撫でる仕草が決まってた
    映画『勝手にしやがれ』のジャン=ポール・ベルモンド。

    『怒るで、しかしぃ』『メガネ…メガネ』の口癖が
    クラスで大流行した
    浪花の天才漫才師・横山やすし。

    単身アメリカに渡り、お尻をぷりっと打者に向けるトルネード投法で
    メジャーリーグ相手に三振の山を築いた野茂英雄。

    『スコーン、スコーン、コイケヤスコーン♪』
    『スコーン、スコーン、コイケヤスコーン♪』
    『カリッと サクッと おいしいスコーン♪』その強烈なインパクトと怒濤の勢いに
    誰もがワケも分からず口ずさんでしまった(笑)
    いまや伝説の湖池屋『スコーン』のCM。


    などなど。
    (最後はシャレです笑)




    そして…


    そんな『好き』から始まる行為は
    ときにオリジナルを凌駕することもあるのである…。




    ということで、この本。
    誰もが知っている文豪や著名人、ミュージシャン、Instagram風、雑誌風、迷惑メール風など、100通りの文体で
    カップ焼きそばの作り方が書かれている。
    (てか、ほんまにカップ焼きそばの作り方しか書いてない笑)


    昔から、『好きこそものの上手なれ』とはいうけれど、
    そんな好きからくる物真似がここまで完コピだと、
    もはや笑うしかないし(笑)、
    これはもう、紛うことなき『愛』なのだ。


    好きな作家や馴染みのある作家なら
    確実に笑えるし、
    知らない作家であっても、
    (たとえ下らない内容であっても笑)
    文体から興味が湧いて
    なぜかその人の作品を読んでみたくなるから、
    あ~ら不思議(笑)


    個人的にツボだったのは、
    初期のニヒルな村上春樹になりきった
    『1973年のカップ焼きそば』、

    めんどくさいことをまた言ってる(笑)
    星野源的ニュアンスが笑える
    『焼きそば恥だがカップ立つ』、

    ウキウキ通りをペヤング通りに変えた歌詞のセンスに唸った(笑)
    小沢建二の大ヒット曲のパロディ
    『痛快ウキウキ焼きそば通り』、

    80年代に青春を送ったチェリーボーイたちなら
    誰もが一度は読んだであろう(笑)
    雑誌『POPEYE』の文体を真似た
    『カップ焼きそばは、日本発の世界的大発明なのだ!』、

    読んでてなぜかドキドキした自分が恥ずかしい(笑)
    官能小説家・宇能鴻一郎のパロディ
    『食欲の悦び』、

    アララギ君の一人語りが脳内で繰り広げられる(声は勿論、神谷浩史!)
    西尾維新の『食物語』、

    学生時代、男の子ならお世話になった、
    あの「週間プレイボーイ」がよみがえる!(笑)
    『カップ焼きそばクン(18)』、

    懐かしい文体に不覚にもちょっと泣きそうになった (汗)
    中島らもの
    『カップ焼きそばよりもトリスください』、

    かな~。



    それにしても、下らない(笑)

    しかし、ここまで様々な作家の文体や
    創作者の醸し出す雰囲気を模倣できるということは
    すべての作品を読みこみ、
    文学や本という表現が好きじゃなきゃ到底できないこと。
    (その労力たるや!)


    それに僕は、下らないことに全力を懸ける大人がけっこう好きだ。
    くだらないことに
    一所懸命になれる心が好きだ。


    カッコ悪いということは、実はカッコいいのである。

    やっぱ、
    『愛なんだよ、愛!』

    • 夜型読書人さん
      円軌道の外さん、こんばんは。初めまして。
      先程はいいね!だけでなく親切にコメントまでありがとう御座いました。
      こちらもご挨拶したく、お邪...
      円軌道の外さん、こんばんは。初めまして。
      先程はいいね!だけでなく親切にコメントまでありがとう御座いました。
      こちらもご挨拶したく、お邪魔させていただきます。

      ブクログでは、読ませるレビューが多く、また人と出会い、さらに新しい本とも出会える場でもあり、すごく気に入っています。
      それにみなさんいろいろな語り方をされていますよね。
      円軌道の外さんのレビューも面白く読ませて頂いています。なので、いいね!しました。
      本というのは、人の性格やバックボーンすら見せてしまうかもしれません。
      小生からすると周りは個性豊かな人たちばかり。
      円軌道の外さんも個性的に見受けられました。

      この作品もとても面白そうに思います。
      松岡正剛氏の千夜千冊で取り上げられていましたが、まるでレーモン・クノーの文体練習の実践編のようです。
      文体によって人が出てくるのをこの本は教えてくれそうですよね。

      まったりレビューしたためてゆくつもりです。
      豆腐メンタルなのでたまにネガティブになったりポジティブになったりですが、いろいろに書き方ができるのではと僭越ながら実験的な試みもしてゆきたいと思っています。

      よろしくお願いいたします。
      それでわんこ!
      2018/01/23
    • 円軌道の外さん
      読書猫さん、コメントありがとうございます!

      今週は東京は久びさに大雪が降ってうちの町でも
      25センチほど積りました。
      僕は昼間は便...
      読書猫さん、コメントありがとうございます!

      今週は東京は久びさに大雪が降ってうちの町でも
      25センチほど積りました。
      僕は昼間は便利屋の仕事をやっているのですが、
      今週は雪かきの依頼や夜逃げの引っ越し仕事や遺体の出た部屋の掃除など、かなりバタバタと忙しくしておりました。

      たくさんのポチを頂きながら、
      お礼が遅くなりホンマすいませんでした!


      読書猫さんの仰有る通りだと思います。
      僕も『文体こそが人なり』と常々思っています!
      過ごしてきた環境や今までの経験や人との触れあいの記憶が、
      その人を作るし、
      書く人それぞれの文体を作るのではないでしょうか。

      ブクログは本当にいろんな人と交流ができるし、単純に楽しいですよね(笑)
      なんと言っても自分の『好き』がカブる人たちばかりなので、
      お互い共感もしやすいし、
      やっぱ好きを語る人たちの文章を読むのは、嬉しくなります。
      それに僕は『我以外みな師なり』と思っているので、人が書いたレビューを読んだり、考えかたを聞いたりするのは
      すごく勉強になるんです。

      あはは(笑)、いやぁ~、僕って個性的ですか?
      自分では分からないし、そう見えてるならとても嬉しく思います(笑)
      レビューなんて、人と違ってナンボだし、
      逸脱しなきゃ、個性とは呼べないと思って生きてきたので、
      表現者としては、迎合するのではなく、
      常に『逸脱すること』を意識しながら今も文章を書いてます。

      読書猫さんの文体も充分に個性的だし、
      僕は好きですよ。
      正直だし、血が通ってる文章だと思うし。
      何より、レビューを見ただけで、
      コレは読書猫さんが書いたものだって分かりますよね。

      あはは(笑)、僕もすぐにレビュー書けなくなるし、
      大丈夫ですよ。
      落ち込んでいたとしても、自分に正直に書いた文章の方が
      実は読む方も共感できるのです。
      逆に読む人を意識し過ぎて
      体裁を整えた文章は、心の深いところにはまったく響かないですし。

      実験的な試みにも期待してます!(笑)

      ではでは、これからもよろしくお願いします!
      2018/01/28
  • タイトル通り、著者が数々の名だたる文豪や著名人になりきって、カップ焼きそばの作り方を書いている本。
    それだけなのに、なんでこんなにクスクスっと笑えてしまうんだろう?
    それはきっと、心ゆくまで文体や表現の楽しさを実感できる本だから!

    作家さんが自らの文体や語り口を確立しているという前提があるから、焼きそばの作り方を読んでも「あの作家さんが書いたっぽい(笑)」と楽しめるけど、
    興味深かったのは、書き手が定かではない「求人広告」や「国語の問題」、「自己啓発本」などであっても、読むと「あ、本物っぽい!」と納得してしまったこと。
    それぞれに読みやすい、読まれやすい型があることを間接的に知った。

    一番好きだったのは、稲川淳二かな。
    なぜだろう。何がかかれているのか、読む前にわかってるのに。
    どうしたって、そこにはカップ焼きそばの作り方しか書かれていないはずなのに。
    「稲川淳二」というフィルターを通すだけで、頭の中にヒュ~ドロロロ…っていう、典型的なお化けのBGMが流れ出す…
    そして文章を読み始めるといつもの語り口調に、ちょっと自分が身構えていることに気づく…
    作り方だけにとどまらずに本当は怖い話に持っていくんじゃないの!? 怖い話は読みたくない~!と思ってしまった。
    …結局、最後の一文に笑わされて終わった。怖くなかった(笑)。

    文章を読むとき、私は勝手にその作家さんが醸し出す世界観を想像した上で文章を取り込んでいるんだな、とこの本を読んで気づいた。
    稲川淳二は上のとおりだし、星野源が書いたカップ焼きそばの作り方を読むときは、エッセイで感じるようなちょっとゆるい感じを知らないうちに期待していたし、ヒカキンのそれを読むときは、この人はきっと動画で見なきゃわからない気がすると思って読むのを飛ばしてた(再読した時に読んだけど)。
    先入観かもしれないけど、表現する側としてはそれを確立できているってことは、表現者として成功の証でもあるのかもな。

    それと、この本は、文体や表現の幅を知るための一種の辞典やガイド本みたいにも使えるのでは?と思った。
    この本で登場する著名な書き手は78名(雑誌などの書き手が不特定多数の文体を除く)。
    そのうち私が読んだことがあるのは20名ほど。(少ない…)
    でも、この作家さんはこういう表現をするんだ、面白そう、この人の書いた本を読んでみようと思えたのが16名。
    文体に魅せられるだけで読書の幅って広がるんだなということを知った。

    青のりMAXも読んでみなきゃ!

  • 年末年始のテレビで大好きなのが、ものまね王座決定戦(フジテレビ系)とものまねグランプリ(日本テレビ系)だ。

    ものまね番組は、大物芸能人自身が別の有名人の唄まねをする企画物からスタート。その中から、本職の歌よりものまね番組での出演がメインの芸能人が登場。そして、「ものまね芸人」という専門のジャンルが作り出された。

    ものまねのレベルが上がってくると、ご本人が登場するドッキリ企画から一緒に歌い上げるという定番のシーンも生まれた。

    ものまねをする方は、デフォルメで笑いを取りながらもその根底にあるのは相手への尊敬。

    ものまねされる方は、自分自身でも気がつかなかった個性や特徴に驚き、喜んで「ご本人登場」となる。

    ものまねされることで、人気が再燃した芸能人も数知れない。


    この本では「ものまね」を、古今東西の文豪を相手に行っている。

    しかも、「カップ焼きそばの作り方」というしばりをかけて。


    本物が素晴らしいから、ものまねが輝く。
    ものまねが面白いから、本物を手に取ってみようと思う。

    そんな相乗効果が、この本にはある。

  • この本には「カップ焼きそばの作り方」についてが書かれている。それ以上でもそれ以下でもない。何ら実用性はないし、深い洞察があるわけでもない。
    (はじめに)

    本当にカップ焼きそばの作り方しか書かれていない(笑)
    太宰治や夏目漱石、村上春樹などの文豪から池上彰、尾崎豊、デーブ・スペクターにヒカキン。更には週刊文春や国語の過去問、求人広告、まさかのInstagramまで。
    元ネタを知らないとただのカップ焼きそばの作り方だが、知っていたら脳内で綺麗に再生されるほど素晴らしいカップ焼きそばの作り方になる。
    全然嬉しくないけど本の最後には、それぞれのメーカーのカップ焼きそばの作り方がそのまま記載(笑)
    大人が真面目にふざけた本でした。

    よし、とりあえずお湯を沸かそう。

  • 文体模写による、100通りのカップ焼きそばの作り方。当初は「ふーん、売れてるなぁ」と横目で見ている程度だったが、試しに手に取ってみたら、その乗り移りっぷりが面白くて!決定打となったのは星野源だった。文豪から雑誌の文体、ビジネスメールや迷惑メールまで、多彩な憑依っぷりがお見事です。元ネタを知らないと楽しめないかもしれないのと、延々カップ焼きそばの作り方が続くので胸焼けしそうになるのが難点だが(だから読了まで時間がかかった)、軽い気持ちで楽しめる。田中圭一さんのイラストもさすがの似せっぷり!
    ラストで、各社のカップ焼きそばの作り方が載っていて、ちょっと驚く。(そもそものオリジナルなんだけど。)そういえばこれまで各社の文体の相違など気にも留めなかったなと…新鮮な気持ちになった。
    くだらないけど、ちょいちょい読み返したくなるかも。

  • もし、文豪がカップ焼きそばの作り方を書いたら。という設定で、1~2ページの短文で表現されている。

    とにかく、ぷっと笑ってしまう可笑しさ。
    文豪だけではなく、雑誌の文面やブロガーまで多種多様。
    「女性向け自己啓発エッセイ」とか、「自己啓発本」とかあるあるの感じが良く出ていて笑ってしまう。使い古された定型フレーズにあふれてるんだなと。

    これは、仕事においても編集者など文章に関わっているからこその鋭い観察眼なのでしょう。

    「カップ焼きそばの作り方」という題材の取り方、企画が絶妙なのだろう、手順が多い、麺、かやく、ソースというシンプルな登場人物たち。湯切りという行為。意外と物語性を高められる。文学だろうが、週刊プレイボーイだろうが表現できてしまう。

    大学の先輩で、色々な雑誌の文体を縦横無尽に真似できる人がいたが、それを思い出した。言葉に対する感覚が優ってるんだなと、しみじみ思う。

    また、物まね芸人と一緒で、基本的には対象のことを好きなのだと思う。(時に毒のある、バカにしてるなこれ、というようなものもあるが、親しみ込めて、愛憎半ばで表現しているのだろう。)

    蓮実重彦や村上龍と坂本龍一の対談における難しい言葉が空回りしている感じも本人が自信満々だけに面白い。

    『暮らしの手帖』の少し思いつめたラディカルさ。又吉は完コピなのではと思った。

    自分が親しみ深い(思入れが深い?)、志賀直哉、ドストエフスキー、rockin'onなどは、不思議と違和感を感じてしまう。

    ただ、田中圭一の漫画カバーはどれも秀逸。西原、青木雄二など、本物みたい。さすがプロ。

  • 思ってたよりおかしくて、結構笑ってしまった。文体の真似が次から次へと登場して、その数何と百人(「文豪」だけじゃなくて、なかには人間じゃないのもまじってるけど)。読書量とセンスがないとできないと思うが、こんな方向で頑張らずとも良かろうに、というくだらなさ加減がわりと好きです。

    「アハハ、うまい!そうそう、この人ってこういう書き方だよねえ」と思ったのは、池上彰・町田康・又吉直樹・小林よしのりあたりかな。吉田豪やロッキングオンのインタビュー記事も、いかにもそれらしくて笑った。新聞コラムや自己啓発エッセイ、広告でよくある「利用者の声」あたりも特徴が出てる。思わず吹き出してしまったのが「国語の問題」。あるよあるある、こういうの。

    なかには「これ誰?」というのもある。ブロガーとかユーチューバーとか知らんもんね。でも、ははーん、この人はこういう感じの書き方なのね、となんとなくわかるところが面白い。

    真似されて不愉快な人もいるだろうな。これは顔マネなんかも同じだと思うけど、ある種の「批評」になる場合があるものね。誰とは言わないけど、やたら小難しそうな持って回った言い回しがしっかり模倣されていて、これはちょっと痛快。

    新聞広告にも使われていたが、「まえがき」も「あとがき」も村上春樹(のマネ)。これまたそれらしいのだけど、なんだか気取った鼻持ちならない感じが濃厚に漂う。もともと村上春樹ってそういう文体…あわわ、いやわたしは村上春樹の文章がとても好きなのだけど、どういうマジックで読むと快感を感じてしまうのか、あらためて不思議に思ってしまった。

    解説は柳家小三治(のマネ)だが、これがすごくうまい。きっとファンなんだな。絵で参加しているのが田中圭一で、これも面白いけど、西原理恵子の絵はあんなにちゃんとしてないから。「土佐日記」などの古典で古文が間違ってるのもご愛敬?

  • ああ、なんかもう絶対バカ本だってジャケットや帯で分かりすぎるくらいにわかる!
    だけど、こういう本つい買っちゃう。
    むしろ好きだったりする(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

  • レイモン・クノーの『文体練習』を面白く読んだ人にとって、さらに輪をかけて楽しめる一冊。
    誰もが知っている「カップ焼きそばの作り方」について、ここまで多種多様な文体が展開されるなんて、すばらしいの一言です。
    この単純作業が大御所作家の流麗な表現に生まれ変わるというすごさ。

    なぜにカップ焼きそばなんでしょう?という疑問はありますが、文体練習、文体模写が好きでたまらない人たちが集まって作った一冊という感じ。

    また、文学者だけにとどまらず、幅広い文体を集めているのがこの本の魅力。
    前書きにあるように「近代から現代までの国内作家、代表的な海外の作家、歌手やエッセイスト、それと特徴的な文体の雑誌」を収録しています。

    目次を読むjだけでも、おもしろいものばかり。
    ・カラマーゾフの湯切り
    ・麺の細道
    ・限りなく透明に近いお湯
    ・仮面の焼きそば
    ・伊豆の焼きそば
    ・羅蕎麦門

    もうなんでもありですね!

    スーザン・ソンタグまでが登場します。特徴が無いようで、やはりしっかりと文体と口調をつかんでいるところに、センスを感じます。

    ヴィジュアル系の歌の歌詞や、迷惑メールの文にもなっていて、笑えました。
    著名な文筆家は特徴的な文体を持っているもの。それを応用した愉快な一冊です。

    くだらなさと真剣さをベースに、発想力と実行力で作り上げた本。一読の価値ありです。

  • 今月金欠気味だからネタ系の本に使うお金なんてないんだからね、と自らを戒めていたにも関わらず、いざ書店で手に取り目次をパラ見したらダメだった……抗えなかった(買った)。

    夏目漱石、村上春樹、森見登美彦、シェイクスピア、週刊文春などなど、100通りの文体でひたすらカップ焼きそばの作り方を綴るという奇書。
    似顔絵やモノマネ歌番組を楽しむ感覚だから、元ネタを知っているに越したことはないんですけど、「よく知らないけどきっとめちゃめちゃ似てるんだろうなあ」と感心しながら読んでしまいました。

    道民的にはカップ焼きそばと云えばやきそば弁当なので、作る過程に「湯切りの湯でスープを作る」がないのが寂しいんだぜ。

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著者プロフィール

1978年生まれ。フリーライター・編集者。一般企業に勤めたのち、週刊誌『FLASH』の記者に。その後、よしもとクリエイティブエージェンシーに転職し、『マンスリーよしもとPLUS』の編集に携わる。その後、ドワンゴに移り、ニコニコニュースの編集記者を経てフリー。現在は、雑誌『ポパイ』『ケトル』『スペクテイター』『TRANSIT』などカルチャー誌を中心に活動中。初の共著『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』がベストセラーに。

「2018年 『がんばれ!ベアーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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